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クラス転移はts付きで  作者: lime
序章
3/77

三話~神ほど意味不明な物はない~

 

 フェルさんのセクハラを我慢しつつ、着いたのは城から少し離れた、屋敷だった。


「一階の部屋は男、二階は女の部屋だ、詳しくは明日話すので今日は休んで下さい、では」


 フェルさんはそう言い何処かへ行ってしまった。……何処かに行く前にボクを見てにっこりと微笑まれたのは気のせいだよね?

 そんなことを考えてると、周りの人達がざわざわとざわめき始めた。


「あれ、まさかお前、田中なのか!」

「ああ」

「「「ん? 呼んだ?」」」


 ……ボクのクラスには田中が四人居る。だから田中を呼ぼうとすると他の田中三人が絶対に反応する。まあ、それを動揺で忘れていた人が居たのか、そんな会話になっていた。……て言うか田中は相変わらずここでもするんだね。芸人として尊敬するよ。あいつ等は芸人じゃないけど。


「ちょっと! みんな落ち着け、まずは誰が誰だか確認しないと駄目だろ!」


 そう言ったのは眼鏡を掛けた女子だった。ボクやシンノスケが性転換したことから、たぶん男のはず、そう考えるとこのクラスには眼鏡を掛けた男子はヒロセしかいなく、多分あの眼鏡女子はヒロセなんだと思う。


「じゃあ、一応そこのライムにしか思えない人からね」


 そんなヒロセ(仮)が急にボクを名指ししたあと、指差してきた。


「むう、なんでボクは直ぐわかるのさ!」


 何でだろうか? ボクは女顔だけどさ? 男だったんだよ? それなのにボクだけ名指しされて、男であるプライドがズタズタなんだよ? もう、振り切ってフェルさんの前で泣いてやろうか?


「いや、ボクボク言ってるのってライムしかいないから」


 な、なんだぁ、そう言うことかぁ、てっきりボクは顔を見てボクだと気付かれたかと思っt――


「まあ、それよりも先に顔を見た瞬間に分かったんだけどな」


 ぐるるる、やっぱりそうじゃんよぉ! 顔で! 顔でボクってことを認識したんじゃん! もういいよ! 絶対にいつかヒロセ(仮)を噛み殺してやるぅ!

 そんなことを思いながら、ボクはヒロセ(仮)を睨んでいた。


「じゃあ、次は右の赤髪の長身の」


 ボクが睨んでいる事に気付かなかった、と言うか無視したヒロセ(仮)シンノスケを指した。


「それよりも! ボクよりも! まずは自分から自己紹介したらどうなんだよぉ!」

「ああ、俺はヒロセだ。あとライム、睨むのを止めて黙ってろ」


 やっぱり睨んでいる事には気付いていたみたいだけど、無視していたらしい。まあ、ボクが注意をしたことで、結局会話しないといけなくなったので、注意されたが、それにプラスして、睨まれた。おお、こわいこわい。


「くくくっ。ライムって猪突猛進過ぎだろ。俺なら未だしもヒロセにそんなことを言ったらそうなるに決まってるじゃん。

 あ、俺はシンノスケだ。あと、今後とも更に可愛らしくなったライムをよろしくたのむ」


 どうやらボクがヒロセに怒られた事に、調子に乗ったシンノスケはボクを馬鹿にしてきた。

 

「ふんっ! 後で覚えておけよ!」


 ボクがシンノスケにそう吐き捨てると、シンノスケは黙った。と言うよりかは、黙ってくれた、と言う風の方が合っているかな。だから未だに笑いを堪えているんだろう。

 そんな事してるから性格が悪いって思われることに、何で気付かないのかな?

 そう考えている内にもどんどんとヒロセは進めていった。その中で驚いたのはカシモトがカッコいい男になっていた事だ、一瞬見た時になんと言うか、その、…………惚れてしまった。

 ま、まあ! それは置いておいて分かったことはクラスの全員が性転換していることだった。


「じゃあ、現在女子は二階に行って部屋決めするか」


 ボク達はそう言って二階へ行った。二階に有った部屋数は八で現女子の人数は十六なので二人部屋になった。ボクの部屋には友達だからと、シンノスケとペアになった。ただ、シンノスケが特徴的……と言うか下衆の笑みを浮かべていたので何かをする気なんだろうと思っていた。


「じゃあ、トイレ行ってくるから先入ってて」


 そう言って、シンノスケは走っていきボクは部屋の中に入った。すると突然何処からともなく半透明の液晶が表れた。そこには


_______________________________


 どうも、こんにちは? おはようございます? こんばんは? 

 アルスだよ、一応この世界……この星の方が合ってるのかな? まあ、どちらでも良いけど、神をやってるよ、

 その神が何故君のような存在と会話……なのかな? まあ、良いや、会話してるかと言うと君がこの世界0026世界を救う救世主だからだよ。。

 もうすぐ誰かが来るみたいだから、最後にふたつだけ言わせて、まず、ライムが機械種ってばらさないことは守ってね、普通に殺されて材料とかにされるから。

 次に、今みたいに私と話している事は秘密にしといて、ばらすと宗教関係の人に追いかけ回されて訓練とかをまともに出来なくなったりするから。

 あと、最後にこのメール? はライム以外の人が近くに来ると出来ないからね。ありゃ? 最終的に3つになっちゃったけどまあ良いか、そろそろ終わるね。

_______________________________


 シンノスケが部屋の扉をノックすると半透明の液晶は消えていき、部屋はボクが来たときと同じ様になった。

 0026世界ってなにっ! て言うか何故神? て言うかこの神様絶対大雑把だよね、まあ良いかが口癖になってるよね。


 見てくれて有り難うございます。

 前作と同じように感想などで「○○は、こうした方が良いよ」的なアドバイスをよろしくお願いします。

 別に普通の感想でも良いんですけどね(笑)


 フェルさんは百合ですね。しかもロ……少女好きの。

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