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異世界戦記 ~雷魔法と日本知識だけで大陸最強へと成り上がる~  作者: TO
大陸内戦争〜vsレイクリ帝国連合軍〜

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英雄龍ドラス2

〜〜〜英雄龍ドラス視点〜〜〜


「グオオオオオオオオオオッ!!」


我は咆哮と共に、飛来した水弾を炎のブレスで相殺する。


精神拘束(洗脳)を無理やり解いたのはいいが……こいつら、強い。


古き友、契約龍アストも、洗脳を自力で解除して我に加勢してくれている。 だが、直前まで洗脳されていた影響か、動きに精彩がない。


対して、敵の水星龍と雷帝龍は、異常なほど強化されている。 おそらく、龍王が遠隔で支援バフをかけているのだろう。身体能力も魔力量も、本来のスペックを遥かに超えている。


「ガアアッ!!」


敵の連携が厄介極まりない。 水星龍が大量の海水をばら撒き、そこへ雷帝龍が雷撃を流し込む。 単純だが、回避困難な広範囲攻撃だ。


しかも、流れ弾が地上へ落ちれば、ラングダムの王都が消し飛ぶ。 我は自らの体を盾にして、雷を帯びた水を蒸発させ続けなければならない。


「ドラス! 無茶をするな!」


アストが叫び、黄金の盾を展開する。


契約龍アストは、ブレスなどの属性魔法を持たない。 代わりに、彼が持つのは無尽蔵の魔力と、それを自在に操る魔法創造(マジック・クリエイト)の極致――『黄金の魔力』だ。


アストの魔力は、固体(盾や剣)、液体(波)、気体(霧)へと、硬度や形状を自在に変化させることができる万能の力だ。


彼は、昔からお人好しで、賢すぎた。


かつて、「亜人」と呼ばれる者たちが雪山を訪れ、同盟を求めた時。 アストはその優しさから、**契約(コネクト・バリュー)**という魔法を編み出した。


それは、あまりに強力すぎた。 「互いに利があれば、一方的に絶対遵守の契約を成立させる」という、因果律に干渉する魔法。 (例えば、「5万ドラス払うから水を売れ」と言えば、相手が拒否しても契約が成立してしまうほどに)


その魔法のおかげで、かつて大陸は強制的に平和(同盟)で結ばれた。 だが、それを危惧した龍王が、アストに命じて制限をかけさせたのだ。


『契約は、術者の死と共に効力を失うこと』 『契約には、双方の合意を必須とすること』


その結果――次世代になり、契約を結んだ当事者たちが死ぬと同時に、平和の縛りは消滅した。 今の人間たちは、かつて絶対的な契約があったことすら忘れ、再び争いを始めたのだ。


そして今回。 この戦争の引き金となったのは、龍王に操られた我自身だ。 我の姿で帝国を襲い、ラングダム王国に罪を擦り付けた。


その事実を理解した時、我は発狂しそうになった。 我が、愛する友の国を窮地に追いやったのだと。


だからこそ、今は負けるわけにはいかない!!


「ハアアアッ!!」


アストが黄金の槍を生成し、射出する。 だが、水星龍の極大ブレスがそれを押し返す。


アストの黄金は便利だが、所詮は「魔力の塊」。 龍王の支援を受けた圧倒的なエネルギー量をぶつけられれば、消滅してしまう。


さらに悪いことに、我の「炎」は、敵の「水」にめっぽう弱い。 属性相性、出力差、守らねばならぬ街。


全ての条件が、我らに「敗北」を突きつけていた。


ここまでか――。


この思考の間、わずか二秒。

実は、ソウスは、この世界の生き物ではないから、一方的に契約がつかえたんですね。ただ、この大陸では、一方的に契約が使える、という事実が、太古の昔に消されていたのです。普通は、一方的に使えないですからね。だから、ソウスが一方的に使っても、そこまでの大事にはならなかったのです。

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