mission1『東京都の魅力度ランキングを2位にしよう』下?
※既存の人物が登場します、とんでもないキャラになっていますが、気にしないでください。
「ナぁ…お出かけってヤツか?コレ?」
まったく、呆れる。パンダイは一応神様だけれども、本当に落ち着きがない。まるで赤子だ。
「オ、着いたナ。」
「フゥゥ……。」
深呼吸をして、自動ドアに向かって歩き出す。
「こんにちは、ご用件はなんでしょうか?」
「ビキッッッ…。」
「あ、あの〜お客様?大丈夫ですか?」
あぁ…イライラする。いや、辟易とする。東京都の魅力度ランキングが2位ではないというのに…この職員たちは何も気にしないフリをしているのか?
「あ、あの〜?」
(プツン…)
頭のどっかの線が切れるような音がした。
「でぇぇめぇぇ!!なんでボクがキレてるのか、わかってないんかワレェぇ!」
「え…えぇ、あ、あぁ…申し訳ございません!」
「なんでだ、、、」
「はい?」
「なんで東京都が魅力度ランキング2位じゃないんだ…!」
「す、すみません…!しかし…市役所では意味が、、」
「知らん!知事出せやゴラぁ!はよせんとお前の命はないぞ!!」
もちろん、知事なんてそうそう会えるもんじゃない。だからこそ、脅迫と手段を取る。一応包丁は持ってきているから脅迫としては十分だと。
数時間後…。無駄に高そうな車のドアが開き、小池都知事が深刻な顔をして降りてくる。
「アンタ…自分のやってることわかってんかい?」
「知らん!とにかく東京都が魅力度ランキング2位になれないとは何事かぁ!ふざけるなぁ!!」
「……。」
小池都知事は黙り込んだ後、
「そうだな、東京都としたことが、今年は4位だった。この責任は私にあるだろうな。」
「なんとかできないならボクが知事になってやる!」
「……。フッ、若造が。この私の代わりが務まるとでも?」
「黙れぇぇ!スパッ…。」
(ツゥゥーー…。)
「知事ぃ!!大丈夫ですか!?」
ついつい知事の頬を包丁で切ってしまった。
「撃てぇぇ!!バァァン!」
「…!?」
いきなり身体中の力が抜けた。段々と体の彼方此方が熱くなってくる。まさか…これだけで撃たれたのか?
「ぐぅぅあぁぁぁ!!痛てぇ!痛てぇよぉぉ!」
「クソガキめ…後悔させてやる!発砲用意!」
(クソっ…ギリギリ生きているが、次撃たれたらもう死ぬだろう。どうすりゃいいんだ…)
意識が朦朧としている中、パンダイの言葉を思い出した。
『台パンすると時間が巻き戻る能力』
これに賭けるしかない…!
「オラァァ!!」
渾身の力で拳を振り上げる。
「な、なんだ…!とりあえず拳銃を構え続けるんだ!」
(あまりの気迫に押されたか…はは。とりあえず、このチカラで勝つ…!!)
「ガンッッ!(台パン)」
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「知事ぃ!!大丈夫ですか!?」
(…ん?ここは、、さっきの撃たれる直前!知事を切りつけた後に戻っている。しかも嬉しいことに、撃たれて死にかけた記憶も持ち合わせている!)
ならば、やることは…!
「撃てぇぇ!バァァン!」
チッッ…。ギリギリで耳をかすったが、避けられた!
(奥のSPの司令塔は恐らく指示をしているあの男だ。あとはコイツを…)
「あばよオジさん!ズバッ…」
頸動脈を切り裂く渾身の一刀。絶命は避けられない。
「こ、この若造がぁぁぁ!あぁ…う、、」
指令をしていた男は倒れ、地べたに転がった。
知事も周りのSPも、目の前で起きた有り得ない出来事にフリーズしている。
「次は、誰にするかな?」
「…クソ、、ズラかるぞ!私を守れぇ!」
「シーーン…。」
「どうした?誰も守らないな?部下に裏切られたか。(笑)」
(どうやら、小池都知事は部下に慕われていないようだな…。これは、決まりだな。)
「知事、地獄で『2』に忠誠を誓え。」
「は…?何を言っ…ガッ、、、」
知事はそのまま、静かになった。SPは唖然としている。
「ん…?」
目の前の目的に夢中になり過ぎて気づいていなかったが、この市役所の周りは警官やテレビのリポーター陣に囲まれていた。
堂々と外にボクは出た。
「動くなぁ!!」
1人の警官が声を荒げる。しかしボクは気にせず進み続け、リポーターのマイクを奪い取った。
「小池都知事は死んだ。これから東京都の都知事はこのボク、鈴木次郎が務める。」
「ふざけるなぁぁ!そんなことが許されるとでも!?」
非難の嵐がボクを取り巻く。まぁ仕方がないか。
「東京都の魅力度ランキングは、残念ながら4位だった。これは、我々の生活も他県に負けているという事も指すんじゃぁないのか?」
周囲がざわつく。
「いいから黙って、ボクについて来い。来年は何がなんでも『2位』にしてやる!!」
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あの後の事はよく覚えていないが、何回か台パンで時を戻し、あの場から逃げることに成功した。警察には何発も銃弾を体に撃ち込まれたが、民衆の中にはある程度賛同してくれるものも居たようだ。
「オ、やっと起きたカ、次郎。」
「おぉ…なんだ、バケモンが目の前にいると思ったらパンダイかよ。」
「ウルせー!だけど、凄かったなオマエ。」
「お、おぅ。」
少し照れてしまい、パンダイから顔を逸らす。
「まだ東京都の魅力度ランキングを2位にするのはできないけど、ボクらは目標に一歩近づいたようだな。」
「ソの調子デ頼むゾ。」
「次はどうするかな、、、ん?」
足元に地理の教科書が落ちていた。
「懐かしいなぁ…いつぶりだっけ。」
思い出にふけながら、ホコリを払ってパラパラとページをめくる。しかし、あるページでボクの手は止まり、懐かしむ気持ちはたちまち怒りに変わった。
「あぁぁぁあ!?」
「ドうしたンダ?」
「東京都が…東京都が、、日本の都道府県の面積ランキング…45位だとぉ!?」
新たな挑戦が、幕を開ける…!




