№ 32 ケレス、争いの後に望みを掴む
アクベンスの洞窟でケレス達はゴンズに再開した。
だが、そのゴンズの姿は幼くなっていたのだ。
長曰く、その理由は代替わりにより生まれ変わった姿だからだと言う。
そして、新生ゴンズは泣きながら思いも寄らない事を言い出して……。
「どうしてあんなに泣いてんだ?」
新生ゴンズが泣いている理由にケレスが頭を捻り続けていると、
「ギイィ……」
と、鳴いた氷柱鬼の一体が新生ゴンズに近づいたが、
「来るな‼ あっちに行けぇ‼」
と、新生ゴンズは怒鳴り、吹雪交じりの突風を発生させ氷柱鬼を吹き飛ばした。
すると、吹き飛ばされた氷柱鬼は叫びながら氷の壁に激突し、氷の壁は壊れた。
「えっ⁉ あいつ等、仲間じゃないのか? 何で攻撃するんだ?」
その光景を見たケレスが唖然となると、
「仲間とかそういう問題ではない様じゃな」
と、帽子の中から聞こえた長の声が冷静だったので、
「じゃあ、どういう問題なんだ?」
と、その答えを知っていそうな長にケレスが聞くと、
「ふむ……。簡単に言えば、我儘じゃ!」
と、長はあっさり答え、
「はっ⁉ 我儘だって?」
と、鳩が豆鉄砲を食った様になった顔のケレスが言うと、
「良く聞いてみよ! あの乳臭いガキの言葉をな‼」
と、言った長の語気が強まったので、ケレスはもう一度新生ゴンズの言葉に耳を傾けた。
すると、
「嫌だ! 俺は守り神なんてなりたくない‼」
と、新生ゴンズは言っていたので、
「えっ⁉ どうしてそんな事言ってんだ?」
と、その新生ゴンズの言葉に耳を疑ったケレスが言うと、
「じゃから、唯の我儘と言っておるじゃろう‼」
と、長の剥れた声が聞こえ、
「だから、何でそんな事を言ってんのかって言ってんだ‼」
と、喧嘩腰にケレスが言うと、ケレスと長は言い争いになったが、
「キイーー‼」
と、鳴いた一際小さい雪ん子がいきなりケレスの顔に雪玉をぶつけてきた。
「でぇ⁉ 何すんだ‼」
その事に苛立ったケレスがその雪ん子を怒鳴りつけると、
「キイ! キィ‼」
と、その雪ん子も怒鳴り返し、飛び跳ね何かを言いたそうにしていたので、
「何なんだよ全く……」
と、言って、首を傾げたケレスが大きな溜息をつくと、
「おい、ケレス。喧嘩している場合じゃないって、そいつは言ってんだ」
と、冷静なジャップからその雪ん子の気持を聞かされた。
「兄貴……。そうだな!」
すると、その雪ん子の気持がわかったケレスはジャップを見た後、
「悪かったよ」
と、その雪ん子に謝ると、
「キイィ!」
と、その雪ん子は満足そうに鳴いた。
「しかし、ゴンズ様はどうしちまったんだ?」
それからそう言ったケレスがまた溜息をつくと、
「あれはゴンズなのか? それにしては子供っぽ過ぎじゃないか?」
と、ジャップから疑問を呈され、
「ゴンズ様は代替わりで生まれ変わったんだ。だから子供っぽいのかもしれない」
と、ケレスがそれに答えると、
「代替わり? 何だそれ?」
と、言ったジャップは代替わりを知らない様だったので、ケレスなりに説明した。
そして、
「ふーん。じゃあ、あいつは、以前の記憶を持って生まれたんだな」
と、ジャップは理解してくれ、
「そういう事らしいよ」
と、ケレスは言ったが、
「じゃあ、あいつがああいう事を言うのもわかるな」
と、ジャップは意外な事を言ったので、
「何でだ?」
と、驚いてしまったケレスの口から言葉が漏れたが、
「だって、そうだろ?
先代はどういう気持ちでいたかは知らんが、この地を守る為に祟り神になって殺されたんだ。
そんなの誰だっていい気はしねえはずだ!」
と、ジャップが低い声で先代ゴンズの気持を語り始めると、
「そ、そうだな……」
と、ケレスはある程度ジャップの意見に理解を示したが、
「それを我儘と言うんじゃ‼」
と、やっと帽子から出て来た長はその意見を否定した。
「長? 何でだ?」
すると、長の言葉に首を傾げたジャップに、
「あやつは守り神という宿命を持って生まれたのじゃ!
そうやって生きるのが当然じゃろう‼」
と、長は怒鳴りながら自身の意見を述べたが、
「そうなんか? それじゃあゴンズの気持はどうなるんだ?
何も考えねえで当然だとかで片付けるのは間違いだろ?」
と、言って、ジャップがその意見を否定すると、
「その様なものは関係ないのじゃ‼ それが、あやつの宿命なのじゃからの‼」
と、言った長もジャップの意見を受け入れず、
「それは違うぜ、長‼ 宿命とか俺にはよくわからんがゴンズの気持を無視するのは絶対違う‼」
と、言って、ジャップも長の意見を受け入れず、互いの話は平行線を辿っていた。
「どこからその様な事が言えるのじゃ?
あやつが守り神の席を逃れたらこの地はどうなると思うのじゃ?
あやつの勝手でこの地が死んでも良いと言えるのかえ?」
そして、そんなジャップに長は正論を並べたが、
「それは駄目だ‼ だが、何もかもいきなり押しつけるってのもどうなんだ?
俺ならすぐには イエスとは言えねえ‼」
と、それでもジャップが長の意見を受け入れずにいると、
「ぐぬぬ……。赤色戦士にも困るものじゃな……」
と、呟いた長は全身をふるわせ怒りを押さえていたが、
「キイイーー⁉」
と、一際小さい雪ん子の叫び声が響き、
「どうした⁉」
と、叫んだケレスがその声の方を見ると、ラニーニャが吹雪交じりの突風に吹き飛ばされており、
「ね、姉ちゃん‼」
と、ケレスが叫んだ時にはフェイトがラニーニャを助け、
「おい、そこのチビ坊‼ いい加減にしねえか‼」
と、フェイトが新生ゴンズを睨みながら怒鳴った。
すると、
「チビ坊だと⁉ どっちがチビなんだ‼」
と、新生ゴンズはフェイトを睨みながら全身の毛を逆立てて怒鳴り、
「はっ⁉ どう見てもてめぇの方だろ?」
と、フェイトが馬鹿にする様に言うと、
「黙れ‼ みんなここから出て行けぇ‼」
と、新生ゴンズが怒鳴り返しその声が響くと同時に、
またアクベンスの洞窟は凍える程の吹雪の世界へと変化した。
「でえぇ⁉ さ、寒ぃ……」
その寒さにケレスが身を窄めていると、
「ヒャーゴ‼」
と、鳴きながらユルグがケレスの傍に来たので、
「ユ、ユルグ? どうした?」
と、言ったケレスが首を傾げると、ユルグは背を低くしケレスを自身の背に乗せ様とし、
「俺に乗れって言ってんだな!」
と、理解出来たケレスがユルグに乗ると、ユルグはケレスを申請ゴンズの傍へと連れて行こうとした。
そして、新生ゴンズの近くには既にラニーニャとエーリガルがおり、
ユルグから降りたケレスはラニーニャから必死に何かを訴える様に見つめられた。
「姉ちゃん……。箸渡しか?」
それからそのラニーニャの意思を汲んだケレスがそう言うとラニーニャは頷いたが、
「わかってる。けど、もう少し近づかないと出来ない‼」
と、猛吹雪で動けないケレスが身を屈めながら言うと、
「キイィーーーー‼」
と、一際小さい雪ん子が鳴きながら新生ゴンズの傍に行ったが、
「黙れぇ‼ 近づくなと言ったはずだっ‼」
と、新生ゴンズは怒鳴り、さらに発生した粉雪交じりの突風がその雪ん子を吹き飛ばした。
「あっ⁉ 大丈夫か?」
それを見たケレスが急いで両手を伸ばすと、丁度ケレスの手の中にすっぽりその雪ん子が入り、
「キイィ……」
と、その雪ん子はケレスの手の中で悲しそうに鳴いたが、
「大丈夫。俺達に任せろ!」
と、言ったケレスが力強く頷くと、
「キイ……?」
と、その雪ん子はケレスの顔を見て不思議そうに鳴いた。
「ユルグ、エーリガル! 協力してくれ!」
そんなケレスがエーリガル達に呼び掛けると、
「ヒャーーーーゴ‼」
と、ケレスの意思を汲んだ二体は鳴き、体の大きさを大きくしケレス達を吹雪から守ってくれたので、
「さあ、姉ちゃん。今の内だ! 行くよ!」
と、言って、ケレスがラニーニャに目をやるとラニーニャは頷き、
それから新生ゴンズに二人と一際小さい雪ん子とで近づく事が出来た。
すると、
「誰が何と言おうと俺は何も聞きたくねえんだ‼」
と、新生ゴンズに近づくと怒鳴られたが、ラニーニャは口を動かし必死に何かを訴え様とし、
「何だ? 何がしてえんだ?」
と、その様子を見て言った新生ゴンズが首を傾げると、
「ゴンズ様、すみません。姉ちゃんは今、色々とあって喋れないんです。
でも、俺が箸渡しをします。だから、姉ちゃんと話をしてくれませんか?」
と、頭を下げたケレスは必死に訴え、
「キイィ‼」
と、一際小さい雪ん子も必死に訴える様に鳴くと、新生ゴンズはケレス達を見つめてきた。
「何故お前達はそこまでする?
ここはお前達に関係のない場所のはずだが?」
それからそのケレスに新生ゴンズは怪訝そうな顔をして聞いてきたが、
「それは姉ちゃんの話を聞いたらわかると思います」
と、ケレスが新生ゴンズの目を真直ぐ見つめ答えると、
「ダーナの者か……。先代が感謝していた奴、か……」
と、呟いた新生ゴンズはラニーニャを睨み、
「お前の話なら少しだけなら聞いてやっても良いがな」
と、続けたので、
「良かったな、姉ちゃん!」
と、ケレスが嬉しそうに言うと、ラニーニャも嬉しそうな顔で頷き、
「じゃあ、俺、がんばるから、姉ちゃんもがんばってくれ!」
と、ケレスが言うと、ラニーニャは力強く頷いた。
そして、ケレスは箸渡しを始める事にし、
「さあ、姉ちゃん。やろう!」
と言って、ラニーニャに右手を差し出すとラニーニャは小さく頷き、ケレスの手に右手をそっとのせ、
「ゴンズ様。俺の手に触れてくれますか?」
と、次にそう言ったケレスが左手をゴンズに差し出したが、
「何で?」
と、新生ゴンズは惚けた事を言った。
「いや、だから……。俺を通して姉ちゃんと心を交わすんで、俺を触らなきゃ箸渡しは出来ませんよ?」
それからガクッとなりながらもケレスが説明すると、
「嫌だね!」
と、即答した新生ゴンズはそっぽを向き、
「えっ⁉ 今、何て言いました?」
と、言ったケレスが新生ゴンズの後ろ姿に呆然となっていると、
「お前には触りたくないんだ!」
と、新生ゴンズはそっぽを向いたまま即答したので、
「いやいやいや⁉ 何を言ってるんですか? 俺に触れないと姉ちゃんと話せないんですってば‼」
と、ケレスは左手を上下に速く動かしながら説明したが、
「ダーナの娘とは話しても良いと言ったが、お前とは嫌だ!
触れたくもない‼」
と、言った新生ゴンズからケレスは雪を後ろ足で掛けられてしまった。
「ええぇぇーー⁉ 何でそんな事を言うんですか?」
雪を掛けられても尚ケレスは動けなかったが尋ねると、
「俺は人は嫌いだからだ‼」
と、即答した新生ゴンズは欠伸をし、
「そ、そんなぁ……」
と、言ったケレスが脱力すると、
「こぉーーーーれぇ‼ いつまでその様な下らん事を言うておるんじゃあ‼」
と、怒鳴りながら長がケレスの帽子中から出て来た。
「むっ⁉ 何だ、口うるせぇ鼠の爺さんじゃないか‼」
すると、そう怒鳴った新生ゴンズは長を横目で睨み、
「何じゃあ! その態度は‼ 本当、貴様は昔からガキのままじゃな‼」
と、ケレスの右肩まで下りて来た長は新生ゴンズを睨みながら怒鳴ったが、
「はっ! 鼠の爺さんは昔から口うるせぇままだな‼」
と、言った新生ゴンズは長と目も合わそうともせず意地の悪い顔で笑い、
「売り言葉に買い言葉か? 生意気言いおって‼」
と、体をふるわせた長は怒鳴り、喧嘩腰になった。
(この二人って、ずっと前からの知り合いなのか?)
そんな二人の会話でケレスはそう感じ、
「あ、あの。お二人共。今は言い争っている場合じゃないんじゃないですか?」
と、言って、二体の仲介に入ってみたものの、
「小童は黙っておれ‼ このガキに説教をしておるんじゃあ‼」
と、怒鳴った長はケレスを無視し、ケレスの肩から下りて新生ゴンズに近づき、
「人の子の話は、聴かねえよぉーーっと! べぇーー‼」
と、同じくケレスを無視した新生ゴンズはそう言って舌を出してケレスを馬鹿にしたので、
(何なんだよこの二人は……。二人共、子供じゃないか‼)
と、ケレスが呆れ果てていると、ラニーニャがケレスの手を強く握ってきた。
「姉ちゃん?」
そして、ケレスがラニーニャを見ると、そこにはラニーニャの悲しそうな顔があり、
(うっ……。そんな顔、すんなよ……。俺だってどうしたらいいのか、わからないのに……)
と、気まずくなったケレスの顔が引き攣ると、
「キイーーーーー‼」
と、鳴いた一際小さい雪ん子からケレスは顔に雪玉を投げつけられ、
「うわっ⁉ 冷たい!」
と、言って、顔を拭ったケレスがその雪ん子を見ると、
「キイイー! キイーー‼」
と、泣いているその雪ん子は何故か怒っており、
「何すんだよ‼」
と、ケレスも怒り気味になって言うと、
「キイィ……」
と、今度は悲しそうにその雪ん子は鳴いたので、
「俺にどうしろって言うんだよぉ……」
と、色々なものに挟まれているケレスが途方にくれ呟くと、
「ヒャーーゴ!」
と、楽しそうに鳴いているユルグがケレスに自身の牙を押し付けてきた。
「へっ⁉ ユ、ユルグ?」
そんなユルグをケレスが見ると、
「ヒャーーゴ!」
と、今度はエーリガルが鳴きケレスに自身の牙を押し付けてきたので、
「エーリガル、ユルグ……」
と、呟いたケレスは、二体と目を合わせた。
すると、何となくだがケレスには二体の気持がわかった。
そして、
「そうだな……。俺がやらなきゃ!」
と、言って、ケレスは自身に気合いを入れ、
「いい加減にしろぉ‼ 二人共ぉ‼」
と、喧嘩をやめない二体に大声で怒鳴りつけると、
「何じゃあ⁉」
「うわっ⁉ びっくりするじゃねえか‼」
と、言った二体が一旦 喧嘩を止めたので、それを見たケレスは深呼吸した。
「あのさ、長殿。俺達の目的って何だったっけ?」
それからケレスが長に聞くと、
「ふぬ? 目的じゃて……」
と、言った長は答えなかったので、
「そんな喧嘩ばかりしてたら姉ちゃんの頼みを聞いてあげれないだろ?」
と、ケレスが代わりに答えると、
「ぐぬぬ……。小童めぇ、生意気言い追って‼」
と、言い返せない長はそう言って、わなわなし出し、
「きひひっ! 鼠の爺さんが人の子に説教されてやんの!」
と、喧嘩に勝った気になった新生ゴンズはにまにましながらそう言ったが、
「あの……ゴンズ様。あなたも、あなたですよ?」
と、ケレスがそれに静かに水を差す様に言うと、
「どういう事だ⁉」
と、怒鳴った新生ゴンズの表情は一変したので、
「あなたは、姉ちゃんとなら話すと言いましたね?
でも、あなたは、あなたの勝手でそれをしない……。
嘘を平気でついているって事ですよねぇ?
それって、神様の癖にどうなんですか?
人を虐めるのって、神様としてどうなんですかねぇ?」
と、新生ゴンズの表情を見逃さなかったケレスが不敵な笑みを浮かべながら尋ねると、
「なっ⁉ お、俺は、虐めてなんかねえぞ?」
と、そのケレスを見て答えた新生ゴンズはキョロキョロし出し、
「姉ちゃんのあの顔を見ても、そう言えますかね?」
と、ケレスがもう一度同じ様に新生ゴンズに尋ねると、新生ゴンズはラニーニャの顔をチラッと見た。
すると、そのラニーニャの顔は今にも泣きそうだったので、
「うぅっ……。俺、何も悪い事、してないもん‼」
と、言った新生ゴンズの目は泳ぎ出したが、
「いいや! したね。姉ちゃんを泣かしたんだ‼
ゴンズ様が嘘をつくからだ‼ 神様の癖にさ‼
神様の癖に虐めるからだ‼」
と、ケレスが新生ゴンズを咎め畳み掛けると、
「お、俺は嘘なんか、ついてないぞ‼」
と、怒鳴って逆切れした新生ゴンズはその場で鼻息を出したが、
「嘘をついてないだって? じゃあ! ちゃんと姉ちゃんと話してくださいねぇ?
まあ、それには俺に触れないとぉいけないんですけぇど、ね?」
と、軽く上を向いたケレスが得意気に言うと、
「だあぁーーーーーー‼ わかったよ!
話せばいいんだろ? お前に触ればいいんだろ?」
と、叫んだ新生ゴンズがトコトコとケレスに近づいて来たので、
「はい。お願いしますね? 姉ちゃんの為に!」
と、満面の笑みで言ったケレスが左手を差し出すと、
「ちぇ……。最近の人の子って奴は、口うるさいなぁ……」
と、ぶつぶつ文句を言いながらも新生ゴンズは自身の鼻をケレスの左手にくっつけた。
「では、いきますよ?」
そして、ケレスはそう言った後に、
「姉ちゃん。がんばって伝えたい事を伝えてくれ!」
と、言いながらラニーニャを見つめると、ラニーニャは潤んだ目でケレスを見つめ、微笑み、
(よし。俺もがんばるぞ‼)
と、それをしっかり確認できたケレスは気合いを入れ箸渡しを始める事となった。
ケレス君、今回は立派だったね!
まさか君があんなに饒舌だとは思ってなかったよ♪
だって、一応ゴンズは守り神なんだよ?
神様なんだよぉ……。
なのに君って奴は!
そんな神様に喧嘩を売るなんて、驚き桃の木山椒の木だね♪
さてさて……そんなケレス君の災難は続くよ~
で、そんな災難続きのケレス君が活躍する次回の話のタイトルは、
【ケレス、成功の先で、何ものにも代えられない褒美を授かる】にゃのだ☆
へぇ~どんな褒美を授かるのかしらね?




