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7話

イルメントラウトが帝国に前世の自分を殺した相手フィリベルトの妻になって数週間

チク

チク

「お、奥様。」

「何ですか?シャンタル。」

前世では全く縁がなかった刺繍をしているイルメントラウトに恐る恐る聞くのは、本日自分に着いてくれる5人のメイドの内の一人シャンタルだった。

「だ、旦那様は今お仕事が立て込んでんおられるそうですので・・・」

「そうですか。私は気にしておりませんので、」

結婚して数週間、あれからフィリベルトは屋敷に帰って来ることはなくインメルトラウトはこの広い公爵家でもあるベレンセナダ家で過ごしている。

(いくら、政略結婚だからって数週間も放置はないだろうが。)

思いながらパウリーネから教わった刺繍などをしながらベレンセナダ公爵家に居る


「お、奥様!!」

入ってきたのはコリーだった。

「どうしたの?コリー。」

シャンタルはコリーに聞くと

「シャンタル先輩。あのー皇太子殿下がお越しです!!」

「え!?」

シャンタルは、コリーの言葉に驚く

イルメントラウトもだ

(こ、皇太子ってー結婚式に居たよな。)

オーガスタと同じ金髪をした美青年を思い出していると

「お、お待ち下さい!!皇太子殿下!!」

エルマーの慌てた声と

バンッ

勢いよく開いた扉を見ると

「これが、叔父上の嫁か、近くで見るとガキっぽい体付きだな。」


「・・・・(な、何だ!!このガキ!!今は16歳の女だが男だったんだぞ!!)」

いきなり現れて失礼の事を言うのは、この帝国の皇太子である

「結婚式の時にお会いしましたね。テオドルス・デ・ベレンセナダ皇太子殿下。」

テオドルス・デ・ベレンセナダ20歳だった。


(フィリベルトじゃなく、皇太子が来るなんて一体どうなるんだ。

俺ー)

ってまずいんじゃないか皇太子が来るのは

と思うイルメントラウトであった。

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