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魔法の世界を剣で行く  作者: 水森泳太
3/4

初めての戦闘

魔法の世界を剣で行く

3話初めての戦闘


街に向けて少し歩いたがこの草原ではスライムが多く見られる。

というか、スライムしか今のところ見ていない。

おそらくここは初期の方のステージだろう。



10分ほど歩くと街が遠目に見えて来きた。

日もまだ正午から少し傾き始めたくらいで夜になるにはまだまだ時間がある。

なのでスライムと戦うことにする。

俺にとっての初めての戦闘だ。

1匹がどれのほどの強さが分からないので他のスライムが近くにいないはぐれスライムに狙いを定める。

そして、手に短剣を握り静かに背後に回り(背後がどちらかは分からないが、この場合は進んでいる方向を前として)奇襲する。

「おりゃ!」

短剣の刃はなんの抵抗もなくスライムへ食い込んでいき、貫通する。

「よっしゃ…」

しかし、スライムは消えず、何事もなかったかのように元の形に戻っている。

「あれ?死なない。」

俺はもう一度刃を刃を押し当てる。

しかし、やはり何事もなかったかのように元に戻る。

「おりゃ…おりゃ…!」

女の子キャラが「おりゃ」なんて言っていいのかと思いつつも声が出てしまう。

今度はもっと速く、また今度はもっと遅く刃を押し当てるが結果はやはり変わらない。

そんなことを何回か続けていると、唐突にスライムが消えてなくなった。

なぜ急に死んだのかと思いスライムがいた場所を見てみると何かキラリと光るものか見えた。

そこには青色の小さな石が落ちていた。

拾ってみるとその石の中央に大きな傷が付いていた。

するとゲームのように名前が表示され、そこにはスライムの魔石と書いてある。

多分モンスターはそれぞれ魔石を持っていてHPを削られ切るか、魔石を大きく破壊されたら死ぬのだろう。

そして、スライムは物理攻撃が効かないため直接魔石を攻撃しなければならないのだろう。



そして、魔石をストレージに入れると身体を光が覆い、少し身体が軽くなる感じがした。

「ピコン!」

と、音が鳴り俺のステータス画面が出てきてレベルアップを果たした。

筋力と速度に2ずつ振られてそれ以外が1、MPの上昇はないようだ。

そしてステータスポイントが5ポイント獲得した。

俺はステータスポイントを何に振るか迷った結果速度に全て振った。



これ以上欲をとって死んでは元も子もないので、俺は街に向かう。

それまでよりも、身体が軽くなり足取り良く門までの道のりを進む。

すると、目の前に大きな壁が見えてきて中央に門が見えてくる。

門の前には衛兵がおりそこには列ができている。

俺はその列の最後尾につく。



列の進みは意外と速く数分で衛兵の前まで来た。

その理由はすぐにわかり、雑な手荷物検査だけだからだ。

そして、ついに俺は門をくぐり、街に入る。



すると、

「うわぁ…」

俺の目には近世ヨーロッパのような街並みが映っていた。




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