お昼ご飯
「「やっっっとお昼だ!!!!!」」
目を輝かせて田中と二恋が言う
「国語の先生なんで最後に畳み掛けてくるの??ノート追いつかないんだけど」
「それね。あれはもうノート書かせる気ないよ」
「私も全然書けなかった、ふわぁ」
「玲瀬は授業の前半寝てたからでしょ〜(笑)はいノート」
どうせ前半部分のノート取れてないんだろうな〜と思い欠伸をしている玲瀬にノートを渡す
「助かる南月さすが南月」
「はいはい」
玲瀬は授業中5割〜10割寝てるけどテストでは平均以上とっている。私も運動部で部活は違えど状況は同じなのに羨ましい
「はやくたべよっ!お腹空いた!!!」
「萌衣も〜〜」
そう言って机をくっつけて弁当を広げる
「相変わらず天城の弁当豪華だよね…。」
天城の弁当の中はキラキラ輝いた美味しそうなおかずが並んでいる
「まあね、うちには専属のシェフもいるし?」
そう自慢げに話していると二恋が狙っていたかのように天城のおかずをひとつとって口に入れた
「もーらいっ!!ん!!美味し!保証された味!!」
「あっ!二恋〜〜!!じゃあ二恋のももーらいっ!!」
ただのおかず交換じゃん
保証された味ってなに笑
そう思いながらも笑ってたわいのない会話をする
「相咲何見てるのー?」
田中が聞きながら相咲の携帯を覗き込んだ
「え?Edenの新ビジュが出てたから見てた。見て!かっこよすぎない!?」
無駄に静かだなと思っていたらそういう事か
相咲が机に置いた携帯の画面をみんなで見る
そこには紺色のスーツを見に包んだ6人のイケメンが
「へぇ〜かっこいい〜〜」
「でしょ!!天城も今度のライブ一緒に行く!?」
「いや、そこまではいい」
先程までの興味があるような声はどこかに行きすっと姿勢を戻して弁当を食べ出す
「えぇ〜絶対楽しいよ〜」とか言いながら「チケット当たったからライブ行けるんだ〜」と幸せそうに話す相咲
「ライブあるんだ。いつ?夏休み?」
「そう〜夏休み!なに?玲瀬行きたい??」
「いや、多分部活だし知らないからいい」
ここにいる人はみんな行かないと思うのに折れずに聞く相咲が面白くて笑ってしまう
そういえばもう6月なのか
2ヶ月って速いなぁと思いながらまた弁当を食べ出す