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魔人の怒号②

ドラグニアの元に突然届いた予期せぬ知らせ、

更に追い討ちを、かける様に現れた人物とは?


ご感想などなどお待ちしております!

よろしくお願い致します。

「・・・すぐに行動を起こさねば、今戦況はどうなっている?」


「はっ、現在我がエルサドル公国北方守衛部隊は敵地に侵攻したものの、既にあその半数が迎撃され敗戦濃厚との事です!」


 ・・・あたりまえだ、北方軍はまだ今年新設されたばかりの部隊だ、


 過激派貴族『ザミエル』の鳴り物入りで作られたは良いが、奴らはこの地方の冬の戦いを知らん、


 この極寒の地で鍛え上げられたドリアードの兵に敵うわけがない。


「まずいな、直ぐに私の馬をこちらに! これより私は首都に向かう! 一刻も早く国王様に現状を伝えこの戦争を終わらせる!」


「は、はい! 畏まりましたすぐに」


「少将どの! 失礼いたします、只今北方軍よりザミエル・ネロ中将が・・・お見えです」


「んな、何!?」


「くっくっく、久方ぶりだなぁドラグニアよ」


「な、なんであなたが、ここに? 北方の戦線では」


「あー、あれはもうダメだな、もう勝てる見込みがない」


「・・・あ、あなたは! 大将が兵を置いて逃げ帰ってきたのか!」


 ザミエルのあまりの振る舞いに、ドラグニアは怒りを露わにした。


「おいてめぇ、誰に向かって口を聞いてんだ? 俺は中将でしかもこの国の貴族だぞ? てめぇ如きが対等に口を聞けると思いあがってんじゃねぇよ!」


「・・・くっ」


「はっは、わかりゃ良いんだよドラグニアちゃあん」


 ザミエルは、わざとからかう様な猫なで声を出しドラグニアを挑発した。


「そ、それで、ザミエル殿は何故この国境軍駐屯地へいらっしゃったのでしょうか」


「んー? あぁちょっと気になる事があってな」


「気になること、ですか?」


 ザミエルはいやらしい目つきでドラグニアを見ると、ニヤッと笑って見せた。


「今から二日後、この国境軍はドリアード領に向け侵攻してもらう事になった」


「はっ!? そんな事出来るわけ!」


「おっとー良いのか? 俺にそんな口答えをして」


「し、しかし我々はこの地の守護を任されており、今は植民地となったこの村の治安を守る事が」


「おいおいおいおいおい! なーに寝ぼけた事いっちゃってんのー? 守護? はぁ? お前は軍人だろ? 俺はこう言ってんだよ・・・この村ごと! ドリアードを焼き払えってな!」


「・・・クズが」


「んあ? 何か言ったー? そーそーそれと一つ言い忘れてたわ」


「・・・な、なんでしょう」


「確かお前、首都に綺麗な嫁となまいきなクソガキが居るよね、もしこの先お前が俺の命令に背くような行動をしたら、その時は・・・」


 ザミエルはすっと立ち上がると、ドラグニアの耳元まで顔を近づけてきて言った。


「お前の嫁は、俺が可愛らしく調教してやるから、んな♪」


「き、きさま!」


 ドラグニアはザミエルの胸ぐらを掴み一気に壁に押さえつけた。


「おいおいおい、そんな事して良いのか? お前が大人しく言う事さえ聞けば、俺は何もしない、このまま幸せに戦後の余生を送りたきゃ、言う通りにするんだな」


「・・・くそっ!」


 ドラグニアは手を放すと、そのままベットに座りこんだ。


「んじゃ、そゆことで♪ 二日後が楽しみだなー」


 ザミエルは手をヒラヒラと振りながら、軽薄な態度で部屋を出て行った。

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