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第5話 【ここからは】幼女幼稚園に立つ!!【ようじょのターン】

なろうだとやはり伸びないか…

砂城崩落事件から2年、私は3歳になりました。

2歳は特に何もありませんでした!

強いて言うならお向かいの湊士君と多少仲良く?なったのかなぁ?

あれ以降何度かお互いの家に行き来して遊んだりはしたんだけど…

だって彼、物凄く反応が薄いから何が良くて何がダメなのか全然分からないんだもの。

あ、でも砂場を見た時に少し渋い感じの表情はしてたな。

私の城を壊した事に思う事でもあるのかな。

私はあの時大泣きはしたけども特に気にしてないんだけどね。

やはり女の涙は武器なのか?!そうなのか?!

そんな事はともかくだよ。

私は3歳になった。

そう、という事は幼稚園デビューって事だ!!

いやー楽しみだなぁ。

前世は特に楽しみだとは思わなかったけど、今の私ならきっとかけっこで1番とか、お絵描きが上手かったりとかでたちまち幼稚園界のスターになれるのでは?

そう思うともうね、ワクがムネムネしてヤバババイよホントに。

はい、日本語喋ります。

じゃ、ちゃちゃっと行っちゃいますか〜


─────────────────────────


はい、という事でね!

幼稚園生活2ヶ月目という事なんですけど!

まあ普通に過ごしたよ普通に。

食べて遊んで寝て食べて遊んで学んで。

園児なんてこんなもんでしょ。

そうそう、私のお向かいさんの湊士君いるじゃん?

あの子もこの幼稚園来ててね〜

もう、すっごいの。

年上の年中さんとか年長さんの女子にキャーキャー言われてんの。

お前らマセすぎだろ?!

同年代の子達も彼の秘められしカリスマを本能的に察したのかめっちゃ彼に構ってくし。

それを嫌がって私の所に来て周りから睨まれるまでがテンプレね。

と言うよりもこの状況自体が恋愛小説のテンプレ展開みたいな感じだな。

あーあ、このテンプレ誰かぶち壊してくれないかなー。

そうだ!


《《私がやろう》》!


私も湊士君と同じくらい目立ってみよう!

そうと決まれば、早速実践だ!

今日は確か園庭遊びがあった。

まあ、やるのは大抵鬼ごっことかだね。

それなら男の子と混ざってやった方がインパクト強いかな?

よし、ついでに湊士君も混ぜよう。

やっぱりね?みんなでやった方が楽しいと思うし、湊士君も女子のおままごとに付き合うよりもこっちの方がいいでしょ!


「だからね!みなとくん!いっしょにおにごっこしよ!」

「ん…」


こくんと小さく頷く湊士君。

同意を得られたところで、ではいつものアレをやろう。


「おーにごっこすーるひっとこーのゆーびとーまれ!」


はいはーい!と集まる男子たち。掛かったな(悪い笑み)

そして遠巻きに湊士君を見つめ、私が鬼ごっこ参加するのを不思議そうに見ている女子諸君。

この後何が起こるのか全く予想のついていない参加した男子諸君。



私が本当の鬼ごっこを見せてやろう


まあ、書くんだけどね。

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