第20話【壁駆ける】教員の陰謀(小規模)【ようじょ】
カオス足りてる?(挨拶)
お久しぶりです。
風邪引いたり諸々の用事で遅れました(言い訳)
どうぞ。
私の学校は3年に上がる時と5年に上がる時に一回づつクラス替えがある。
そして、私は3年生になった。
クラス替えじゃおるぁぁぁぁ!!!
見る!
探す!
見つける!
以上!
私と湊士君は別々のクラスになりました。
クラス表を覗こうとする私を先生達がニヤニヤしながら見てたから多分教員共の仕業だろう。
痴漢と職権乱用で訴えたい(真顔)
面倒だからやんないけど。
いや恐らく湊士君と一緒にやれば出来なくは無いと思う。
やらないけど。
幸い仲のいい佐藤君と一緒だった。
ただ燈ちゃんとも別々のクラスになってしまった…
燈ちゃんは湊士君と同じクラスでした。
カムバァァァック!燈ちゃん!
こほん。
まあ、佐藤君と同じクラスになれただけ良しとしよう。
てかなんで私と湊士君別のクラスにされたんだろう。
いや偶然だと思うけど、先生達の反応を見るにワザとやってるようにしか見えないんだよなぁ。
心当たりが微塵にもない。
去年も2人で教員チームを運動会でボコボコにしたり、聞かれた問題をパパっと解いたり、体育のバスケで自陣のゴール下からスリーポイントシュート入れたりしただけなのに。
あ、でも湊士君はミレニアム問題の解法を応用した新しい公式を自由研究でやっててドン引きしたなぁ。
幸いあの場にいた全員が何やってるのか理解できてなかったから世に出回りはしなかったけどアレはマジでヤバい。
ちゃんとした専門の人が見たら度肝抜かれるし科学技術が進歩して空中に立体映像くらいだったら出せそうな気がしてくる。
私の自由研究?誰でも出来る八艘飛びのやり方を冊子に纏めて提出した。
前世はめちゃくちゃレポート書きまくってたからこの程度御茶の子さいさいよ。
「美月ー!次理科だから理科室行こうぜ!」
「あーそっか。わかった、今行くね」
佐藤君も今ではすっかり丸くなり、気持ちのいい性格になった。
困ってる奴が居れば周りを巻き込んで解決したり、体育では私程じゃ無いけど!そこそこ活躍したりしてる。
それでも勉強は苦手なのか偶に私に愚痴りに来てたりするけど。
聞けば湊士君と佐藤君でクール系とワイルド系のツートップイケメンとして女子の間で人気なんだとか。
まあ分からないでもない。
前の佐藤君はガキ大将ちっくだったからあまり女子に人気は無かったけど、それさえ何とかなれば顔は整ってる方なのでそう言われるのも頷ける。
私は理科室の物を用意して教室の窓を開けると、そのまま外へ身を乗り出した。
「じゃ、先行ってるね佐藤君」
「あいよー落ちるなよー?」
「ふっふっふっ、私を誰だと思ってんのさ。小鳥遊ちゃんだぞ?」
「え?何それ」
な?!まさかあのトレンディな天使の方々を知らないのか?!
私の前世ではゲームが出来るくらいには有名だったのになぁ。
ジェネレーションギャップ?いや、そもそも世界線が違うかもしれないからワールドラインギャップか。
私達の教室は2階で理科室は3階にあるので取り敢えず壁を蹴って3階に登る。
あ、ラッキー窓開いてんじゃん!
なら後は簡単。
開いている窓に身を滑らせ無事理科室に到着よ。
いやー教室の真上に移動先があると楽で良いね。
すると私の頭が誰かに掴まれた。
「美月…!またお前か…!」
「げ?!伊藤センセ?!」
伊藤センセは理科の授業を担当してくれる先生で普段は気さくで優しいのだがこれまた謎なのだが私と湊士君には当たりが強いのだ。
てかアイアンクローがあいたたたたたたた!!!!!!
「センセ!離して!らめぇ!そこ(頭)はらめぇなのぉぉ!!」
「お前と湊士はいつもいつも問題ばっかり起こして、俺はどうお前らの担任に報告すればいいのか頭を抱えてるんだぞ…!分かるか?お前らの担任に事実を伝えると目からハイライトが消えて壊れた様に笑い出すんだぞ?!」
「らめぇぇぇぇ!!!!」
「少しは反省しろこのお転婆娘がぁぁぁぁ!!!」
私の悲鳴でたまたま通り掛かり事案と勘違いした教頭先生に伊藤センセは怒られてました。
ざまぁwwww
書きたいように書くのがやっぱり1番楽しい。




