第15話【流石イケメン】小学校入学してみたった【氏ねイケメン】
ちょいちょいブクマが増えてきた。
もう少しで50届くので出来ればブクマくださいお願いします(欲塗れ)
では、どうぞ。
いっちねーんせーになったーら♪
いっちねーんせーになったーら♪
とっもだっちひゃっくにんでっきるっかな♪
はい、小鳥遊 深月だよ!
道場に通い出してから数ヶ月、私と湊士君は無事幼稚園を卒園しました。
卒園式の時凄かったなぁ。
同級生の女子がね、案の定湊士君に殺到したんだわ。
小学校どこ行くの?とか、お家に遊びに行ってもいい?とか。
ちなみに男子も湊士君のとこ行こうとしてたんだけど、女子が湊士君に集まってるのを見て、またアイツか、仕方ねぇなみたいな感じで比較的落ち着いてた。
おい男子大丈夫か。
そんな幼いうちから諦めなくても良いんだぞ?
その後湊士君が、
「ねぇ?僕、深月ちゃんと帰りたいんだけどいいかな?」
という爆弾ぶっ込んだが為に、私に女子の羨望と嫉妬の視線が突き刺さりまくり、私は胃を痛めながらお家に帰る羽目になった。
湊士君、君のせいで私は夜道で背中を気を付けなきゃいけなくなったよ。
もっと自分の容姿に自覚を持って…ってまだ6歳だし無理だよなぁ。
いや、湊士君頭良いからその辺分かってそうだとは思うんだけど…
とまぁそんな事があった訳だが、皆さんお待たせしました。
いよいよ私、小学校入学します!
ここまで長かった!
やっぱりね、やり直すのはこっからだと思うのよ。
小学校でやった事って意外と覚えてるものでしょ?
しかも勉強の基礎を学べる。
つまり、今後の人生、勉強も運動も出来る超絶優等生に成れるかはここで決まる。
私は深窓の令嬢を決め込むつもりも乱暴者になるつもりも無い。
弱きを助け、強きをパワーで捻り潰す。
私が同じクラスになったからにはイジメなんて起こらないと思え(ドヤァ)
「じゃあ、お母さん!行ってきまーす!」
「行ってらっしゃい。登校中は危ないから塀を飛び越えたり、他人の家の屋根に登ったりしちゃダメよ〜」
「はーい!」
相も変わらず注意する所が少しズレてる私の母であった。
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結論から言おう。
やはり湊士君は湊士君だった。
持ち前のクールイケメンっぷりを無自覚に周囲へ振りまいていった彼は、入学式に訪れたお母様方から絶大な人気を獲得し、同学年の女子を魅了した。
わけがわからん。
初日だよ?まだ名前もわかんないでしょ?素性すらもわかんないでしょ?
どんだけみんな面食いなのさ。
世の中顔かよ!ふざけんな!
「はぁ…」
「どうしたの?」
湊士君のモテっぷりに今後の身の振り方で頭を悩ませていると、その悩みの種が心配そうに顔を覗き込んできた。
どうもこうも君の事で悩んでるんだよ、と言えたらどれだけ良いだろうか。
しかし、本人だってモテたくてモテてる訳じゃないのは知ってる。
だから、まあ、私は人差し指で湊士君のおでこを突っついて、
「あう…何するのさ」
「知らなーい」
と、湊士君へのちょっかいで矛は収めてあげよう。
本心?
そりゃくたばりやがれ下さいだよ、このコミュ障イケメンが。
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