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1.主人公の能力が強すぎる
私が最も重視する要素で最初に確認するのがこの部分です。作品タイトルを見るだけで分かる事もありますが、あらすじを見れば大体分かります。
異世界系だと「相手の技を制限無くコピーできる」「相手の技を制限無く盗める」「全属性の魔法を使える」「ステータスが全て無限」「ゼロからどんな物でも作ることが出来る」あたりの能力を主人公が持っていたら絶対にその作品は読みません。
それらの能力を持っていたら勝利して当たり前でつまらないからです。苦労する場面があっても「~すればいいじゃん」というツッコミをしたくなるでしょう。
ヒロインや仲間がいても「主人公一人で解決出来るからいらないじゃん」としか思えません。主人公を誉めるだけの舞台装置化では何の魅力も感じません。
以上が主人公が強すぎるとその作品を読まない理由です。逆に敵がその能力を持つ場合は、どのようにしてそれを破るのか楽しみになります。
2.主人公が超絶イケメン
なろう小説の男性主人公は大抵は女性にモテるようになります。その展開自体はいいのですが、事ある毎に主人公の美形な顔が強調されると例え活躍したとしても「結局顔がいいからモテてるだけだろ?」となって全く自己投影出来ません。
しかし「普段から身体を鍛えているから精悍な顔付きだ」「きちんとオシャレをすればそこそこかっこいい」などはオッケーです。前者に関してはむしろ主人公の努力を物語っているので印象がいいです。
3. 主人公がブサメン、キモメン、グロメン
2とは逆のパターンですがこれらも読む気が失せる要素です。
先程説明した通りなろう小説の男性主人公は大抵は女性からモテます。しかし主人公がブサメン以下の顔だといくら活躍したとしてもモテている事に違和感を感じてしまいます。
特に私の場合は作品を読むときは頭の中に映像を流して情報を処理するタイプなので、主人公がブサメン以下だと非常に絵面が酷い事になり読むのが苦痛にすらなってきます。
ただし「いつも暗い顔をしてる」「冴えない奴」「地味な奴」などは顔付き自体が普通なので違和感無く読めます。また初期が冴えない主人公ならこれからどうやって活躍していくかの期待度も大きくなります。
4.ヒロインがブス
理由は3とほぼ同じです。ヒロインがブスだと「なんで主人公はこんなのに惚れてるんだ?」となるし、絵面が酷い事になるのでその設定は嫌いです。主人公がブサメンの設定より嫌いです。
ヒロインの内面に惚れ込んだ…という設定でその過程に説得力があったとしてもブスというだけで魅力が消えます。そんなリアルさは求めてないし、ヒロインが美人なんていうのは暗黙の了解とすら思っています。
「呪いで一時的に醜くなっている」「今はブスだけど将来はかなりの美人になるのが確定している」という限定的な状況ならば許容範囲です。しかし最初から最終話付近までずっとブスのままというのは勘弁してほしいです。