プロローグ1
ビーフマンさんが帰国したので記念カキコ(笑)
蓑須 太郎38歳。草食系の独身。
今日も一張羅のボディビルパンツを履き、華麗にフロントラットスプレットをキメると森の木々の間を『8番キレてる!8番キレてる!』と、声が木霊する……ような気がする。
彼は今、日課の筋トレもそこそこにし、自宅の有る森を東に突き進んでいた。彼にしては珍しく、外套を羽織り麻の袋を鷲掴みにして。
今日の彼にはやらねばいけない事が有った。いや、普段からも彼には筋トレ・ポージングの研究・日焼けと、使命にも似た何かに突き動かされ日々やることは有ったのだが、今日はソレらとは違っていたのだ。
この森には、自生するプロテインの実という果実が有る。高タンパク質、アミノ酸も豊富で低カロリー、なぜか筋トレがしたくなる、この森の住人が最も愛してやまない食糧である。
今日の朝食でその備蓄が尽きたのだ。自宅付近のプロテインの実も食べ尽くしていたので、森の外縁に遠征し持ち帰って新たに備蓄するのである。この季節になると毎年の事であった。有ったのだが……。
「ブモ!ブモゥォ」
砂漠が……!広がっている!
森の東の更に外には砂漠が有った。ソレが森のプロテインの実の群生地を、去年から比べて五分の一ほど侵食していたのだ。
コレは手痛い被害と言える、この森に住む住人はこの季節にプロテインの実を取りに行く範囲を予め決めている。
この分だと東に収穫に来ている他の住人も備蓄が減ることだろう。
しかし、致命的ではない。自宅近辺の実が生る迄は十分に凌げる。このまま砂漠が広がったりしたら……。そんな不安に苛まれながらも太郎はプロテインの実を収穫し続けた。
戻ったら頭の良い奴に何とかして貰うべく声を大にして言うことを決意し、ケツに食い込むパンツを人差し指でクイっと治すのであった。
旅立ちまでは書き遂げたい(目標は低い)




