お試し版リアル・クエスト―みなさん、力を貸して下さい
冬童話の参加表明で書いたような、私の仕事―『悪いコトしてる人たちに注意を促す』というモノ―から、問題提起を目的として書きました。『注意を呼びかける』ための作品なので、全体的にかなりまとまりが悪いです。申し訳ありません。
作品性はともかくとして、結構真面目な内容を書いたつもりです、一応。読むだけ読んでみて頂けるとありがたいです。
「おぉ、よくぞ参られた、勇者様。今日はあなた様にお願いがあってお呼び立てしたのじゃ。早速ではあるが、ワシの話を聞いて下され」
「先日、城の食料が尽きかけてな、ちょっくら近所のショッピングセンターまで買い出しに行ったんじゃ。その時は車に乗っていたもんで、駐車場に入ってみたんじゃが、そこで交通整理をしている誘導員どもが頭のおかしいことをしておってな」
↓頭のおかしいこと
・車を通す時に、周りをきちんと確認しない、近くの車や歩行者を止めて、安全を確保しない←安全管理の不足
・どういう指示をしているのかが分かりにくい、合図も無しに急に道に飛び出してくる←危機意識の欠如
・駐車場のすみなど、明らかに車どおりが少ないところに立っている←業務上の配置場所が異常
・道を逆送していたり、道の真ん中に止まっていたりして、周りの邪魔になっている車がいてもどけようとしない←職務怠慢
・お店の敷地の外―お店の前の道路や駐車場の外にまで出てくる←道路交通法違反
→全体として、真面目に仕事をしていない、もしくはやってはいけないことをしている。
「このことを店主に何度も知らせた。それこそ、誰が考えても分かるように、文章で詳しく伝えたさ。じゃが、アイツらは何も変わっていない。それどころか、ますますヒドくなっておる」
「間違いない。アイツらは人間の言葉が通用しない化け物じゃ。あの店の連中は、人間界で商売をする上で、化け物に周りを囲わせている魔人族の類であろう。あんな連中を野放しにしていたら罪の無い人々が犠牲になってしまう」
↓大事なトコロ
・誘導のやり方を教えていない、または業務上の問題点を放置している疑いがある。どちらにしても業務意識の問題。
・駐車場内での事件や事故について、店側は責任を取らない―責任も取れないクセに車の周りをウロウロしている時点で安全管理の問題。これで怪我人や死亡者が出ても、見舞金や賠償金は支払われない。
・通常、駐車場内では道路交通法が適用されない。ただし、仮にそうだとしても、客に対して危険な行動をとっているため、業務上過失傷害に問われる。
「勇者様、どうかお願いじゃ。あの化け物どもと魔人族から、この世界を救ってくだされ。せめてあなた様の周りだけでも、アイツらを追い払ってくれんじゃろうか?」
↓大事なトコロ
・このような人たちを放っておけば、買い物に来たお客さんたちや、周りで真面目に働いている人たちにも危険が及びます。
・みなさんの周りでこのような人たちを見掛けたら、すぐに他の人たちに知らせて下さい。
・いつ、どこで、どんな人が、何をしていたか―それらを警察に通報したり、警察署や交番に届け出たりといった対応をお願いします。
・これらと並行して、店側に文書で警告したり、電話口で苦情を言ったりといった方法も考えられます。
・連絡や手続きが難しいという方は、インターネットに書き込んで、周りに伝える形でも構いません。
これらは決して特別なことではありません。どうやら大型のショッピングセンター(食べ物や洋服、おもちゃや雑貨などを広く取り揃えているお店)の周辺には、このような方々がいるようです。そういった場所では、土日や祝日など、人通りの多い日に特に目撃されるようです。
実際に車を運転する方や家族連れの方は特に負担が大きいことと思います。そのため、主に歩いてお出掛けの方―休日にお友達と遊びに行く方や、食事や買い物に出掛ける方などに積極的に協力して頂けると大変助かります。お店に出入りする時、駐車場や道路に誘導員の方がいれば、少しだけ注意深く様子を見て下さい。ここまでの内容を参考にして、おかしいところが無いか確認をお願いします。
誰かのため、という考え方で無くても大丈夫です。つらいことや悲しいことがあった時、誰かに怒りをぶつけてしまいそうな時に、一度外に出てみて下さい。そして、悪いことをしている人がいれば、その人たちを止めるために、その怒りを使ってみて下さい。何があったかをネット上に書き込むだけでも、多くの方に危険を知らせることが出来ます。
これらの内容を、ご家族やご友人との会話にも役立てて頂ければ光栄です。
お願いします。手遅れになる前に、あなたと周りの方を守るためにも、どうかお力をお貸し下さい。
以前、宮城県のイズミとナトリという場所にあるお店で、実際にこういうコトがありました。近くにお住まいの方はくれぐれもご注意を。
恐らく世界初と思われる、読者参加型のファンタジーです。←嘘っぱち。
お読み下さった方々の実生活に役立つことで、この物語は進んでいきます。←ワリと本当。恐ろしいことに続編の用意もある。
表現としてはどこまでがセーフでどこからがアウトなのか、どうすれば多くの方に伝わるかを確認する上で書きました。苦情が多いようであれば、また別の方法を探します。
「勇者様に 神の祝福が あらんことを」
どうかご協力をお願いします。