青春は等しくあれ、テストに出る
処女作です。あとこの話に出てくる子たちだいたいアホです、どこかしら抜けてます
私、汐見寧々は周りから一定の距離を置かれがちだ、何故かなんて理解している、その上で私は自由に生きている。こんな学生生活など緩やかに適当に流していいと思っていた…思っていたのだ、だがそうも言ってられない。
なぜなら私は今、突然の恋をしたから!
「聞いた聞いた?転校生、うちらのクラスに来るらしいって!」
朝からやかましいこの女は私のかけがえのない友人であり、クラスの、というよりは学校の憧れの的とも言える春風朝波、はっきり言おう、私も大好きだ、結婚してくれ
「あさみん、やかましい…だが、そんなところも愛いぞ」
「いつも通りで良いことで…ていうかその話し方何とかしなよ、少し恥ずかしいって」
何を言うかこの女、私のこのキャラは完成されており唯一であり不変であると前も言ったではないか!あぁ、私を捨てるというのか...
「ねぇ、それよりちゃんと話聞いてよ、転校生の」
「あぁ、転校生がなんだって?私たちのクラスに...それで、どんなやつだ?」
「なんとねぇ、すっごい可愛いらしいよ!」
なぬ、可愛い...だと?ならばこうしてはいられない!すぐにでも…!
「また出会ってすぐ告白する気?それも悪い癖だよ?可愛い子相手ならすぐそうするんだから...」
「仕方がないだろう!可愛いのが悪い、そう…可愛いのが悪い」
可愛いは私にとっての絶対的価値…揺らぐことなど……ぬぁい!!!
「おーい、お前ら席につかんかー」
担任のお出ましだ、さてさて噂の転校生とやらは...
「どうせ知ってるだろう、転校生が今日から俺たちのクラスに来る」
盛り上がる者、先生に男か女か聞く者、興奮する私、様々な反応を各々がし、いよいよ呼ばれる。
「ほら、入ってきなさい」
ドアが開き、入ってくる。それだけなのに、皆息を飲む。花畑が似合うような姫とはこの子のことを言うのだろう。そう思わせるだけのものがそこにあった。
「では、自己紹介をどうぞ」
黒板に名前が書かれ、その口から声が出される
「はじめまして、早瀬幸哉です。今日からよろしくお願いします。」
可愛い、ありがとう神。沸き立つクラス、覗きに来て担任に連行される他クラスの生徒、祈りを捧げる私。まさに可愛いの化身がそこにいた…だが、制服を見ろ、これはまさか…
「こんな見た目ですし勘違いされがちなのですが…男ですので…」
男の娘、その事実を告げられる、沸き立つ女子、崩れ落ちる男子、それでもいいと再び立ち上がる男子、さらに興奮する私。
「そんなわけで、特に連絡事項もないし…質問とかあるだろうしその時間に使えー、俺は職員室に帰らせてもらう。あ、席は春風の隣だ。」
おい神よ、そこは私の隣だろう!などと考えるうちに次々に早瀬幸哉へ飛ぶ質問
「どこから来たのー?」
「四国の田舎から…」
「髪めっちゃ綺麗、なんかしてるの?」
「特に何も…」
「好きです!結婚してください!」
「ご、ごめんなさい…」
くそ、しれっと告白したというのに…振られた!
放課後だ、私の旦那となるべき人物を見ていたら一瞬で放課後だ。
「そこの姫君よ!私と話をせい!」
「えっと…汐見さんだっけ?というか姫君って何」
「はっきり言おう、一目惚れだ…私は諦めんぞ、初恋とも言える、初恋泥棒の姫君よ、絶対に諦めんからな!」
「え、えぇ…あ、ま、まぁでも…と、友達としてなら…」
友達から、それは希望を捨てるなというメッセージなのでは?と信じ込み、握手を求める
「致し方ない、ではよろしく頼む!」
「うん、よろしくね」
あっ、手はがっちりしててちゃんと男の手…やだギャップか?惚れるぞ?
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ライバルができたかもしれない
私には初恋であり、絶対に誰にも渡したくない子がいる。寧々ちゃんだ、親友というポジション、アドバンテージはある、だが寧々ちゃんは生粋の可愛い好き…強烈なライバルだ、まだ幸いにも出会って初日だし、なんて言ってられない。
「寧々ちゃんのことを理解するのは私だけでいいの…他の子に目移りなんてさせないから」
部屋中にある寧々の隠し撮り写真を見渡し呟く
「…私だけの、だから」
更新には時間かかる、突発だから




