7話
遅れてすいません!
長らくお待たせしました!
遂に7話です!
教室を出た私は見慣れた道を全速力で走っていた。
昼の終わり頃ということもあり人通りがない。
「なんで、なんで雅人がほかの女と仲良さそうに…あーんとか、まるでカップルみたいに仲良く喋ってるのよ!なんで………なんで!」
そんな少女の悲痛な声が響く。
いつも元気に、周りに気に入られるように振舞ってきた。
けど、雅人といると本当の自分が、明るく物分りのいい優等生を演じずにいる本当の私をさらけ出せた。
けど本当は違った、雅人には日々のストレスをぶつけていただけだった。
雅人には告白してフられて、何故だかフられた後に条件付きだけど付き合うことになって…。
まだ雅人の本当の気持ちは聞けてないけど、私は付き合うことになって凄く嬉しかった。
デートはあまりイチャイチャする事は出来なかったけど外で遊ぶことが初めての私にとって……
本当の私を少しだけどさらけ出して、雅人と一緒に遊べただけでもそれだけでも私にとっては忘れられないぐらいのいい思い出なのだ。
あの時の雅人の寝顔が、純粋なあの綺麗な顔が思い浮かぶ。
付き合ってまだ間もないはずなのに、幼馴染としての方が長い付き合いなのに、雅人の事で、雅人の笑顔だけが頭の中で満たされていくーー。
☆☆☆
あれから雅人とは一切喋っていない。
月日は流れ、1週間が経とうとしていた。
今の私はあやつり人形の糸がこと切れたかのように全てに関する意欲、生きることすらも考えられなくなった。
そして今の私なら理解出来た。
私が、あの頃の私がどれだけ雅人を苦しめてきたのかを。
何気無い動作一つ一つが、何も生まないはずの動作一つ一つが、苦として心に響く事をー。
でも、それとこれとは別問題だ。
勇気を出して雅人本人に聞くしかない。
その日私は、放課後にポツンと自分1人残された教室から全速力で家まで走ろうとしたーー。
更新遅れて申し訳ありません。
評価、ブクマ登録をしたくださると更新速度上がるかもです!(笑)
もう少しで終わらせる予定ですが、あと少し!
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