5話
土曜日のデートは楽しかったな〜!わざわざ隣町でデートしたんだクラスの奴にもバレてないだろ。
俺はいつも通り学校につき教室のドアを開け教室に入る。すると、何故か皆の視線が俺の方に向く、俺も後ろを見るが誰もいないどうやら本当に俺を見ているようだ。何やら嫌な予感がするが視線を無視して席に着く。
「雅人!お前さ…その…」
そしてすぐに声をかけられた。初対面でいきなり名前呼びとは失礼なやつだ。そんなどうでもいいことを考えていると俺が最も気がかりとしていた事に直面してしまった。
「三浦さんと土曜日に隣町でデートしてたよな?」
うん、フラグ回収。
なんでフラグなんて立てたんだろ、俺。馬鹿なのかな、うん馬鹿なんだろうな、俺。
「しゅてないよ?ど、どうしてぞんなことを?」
「だよな〜、ゴメンゴメン」
いつも通りのキョドり方だか、こういう時にキョドると誤解されかねない。だか、相手はすんなり受け入れてくれた。
さっきの男子が元のグループの輪に入りまた話を続けている。どうやら俺のことを話しているようだ。
さっきから、「あいつは流石にないだろぉ〜」とか「俺ホントに見たんだって!」とか色々聞こえてくる。まぁ、カースト最下位なだけあってそれはただの見間違いで終わるだろう。
朝礼まであと少しの所で扉が開く、入ってきたのは三浦 静夏。例のグループは「誰か聞きに行ってよ」とか「私に任せなさい!」とか言ってる。
まぁ、あいつも上手くやり過ごせるだろう。この時の俺はそう思っていた。
「あ、静夏ちゃん!ちょっと聞きたいことあるんだけど良い?!」
「え、う、うん何?」
「先週の土曜日なんだけどさ隣町でさ、荒木君とデートしてなかった?最近も昼休み1人でどっか行くし〜…?!」
言い終わると同時に静夏の顔が一気に赤く赤面していく。こ〇せんせーのお怒りモード的なのみたいに真っ赤で返事をしなくても分かるぐらいになっていた。てか質問した子もめっちゃビックリしてるわ、こいつ隠すのめっちゃ下手やん。てかバレたやん、めんどくなるやつやん。
その時丁度チャイムが鳴り朝読の時間になる。
「そんな訳ないにきまってるでしょ〜、ほら!チャイム鳴ったし、座ろ座ろ!」
静夏は席につきながら「ふ〜」とか言って俺の方を見てドヤ顔で「やってやったぜ!」って顔してくる。
あ〜、ヤラレタナー。
あれでも静夏の中では上手く隠しきれたと思っているのだろう。俺めっちゃ言いたいことあるわ〜、ヤバい、1発殴りたい…。
目覚めから覚めると待ちに待った昼休み。
早速空き教室に行く、どうやら静夏はまだ来ていないようだ。
ガラッ
ドアが開く音がして俺が声をかける
「静夏、今日は随分とおそかーへ?」
「あれ?なんで荒木君がこんな所にいるの?」
茶番トゥワーイム
A:いや〜、今回も見事なまでに話が進みませんな〜。
B:いや〜、君も遂にこの小説の安置キャラか、祝い一言「帰れ」
まだまだ小説を書き始めて日数が立っていません!
どうか今後も暖かい目で見て下さい!m(_ _)m