1話
おもいついて、ちまちま書いてました。
適当に上げます。
ああ、またか。
あいつ等は本当に見境ないな。
まあ、あいつ等なんていったら罰当たりと怒られそうだが、まったく何を考えているんだか。
ちなみに、あいつ等ってのはこの世界の神様の事だ。
神はいるよー、超いるよー。
時々降りるくらいだしね、そして最近は別の近い世界からなんやかやと理由をつけて召喚してるわけなんだけど、今年に入って10人くらいかね。
まったく、元の世界でどれだけの事になってるか知ってるのかね?
まぁいいか、とりあえずはお仕事を片しましょう。
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「だから、私は記憶をなくしてるんですってば!!」
「はいはい、いいから、名前とかここに書いてね。
大丈夫、きっと自動翻訳スキルが仕事してくれるからね。」
オレは騒がしいギルドの受付にきていた。
目の前には、おそらく20を越えたくらいの女性がカウンターで受付相手に喚いているようだ。
受付は慣れたもので、適当にあしらってギルド登録の用紙を書かせようとしている。
女性は、まあなんていうか、日本人? だ。
「あ、担当がきたので代わりますね。
おーい、ソータ、お客さんだぞ!」
「はいはい、みれば分かりますよっと。
ジーさんは他の人対応をお願いしますね。」
ジーさんと替わる。
ちなみに彼の名前はジータさん。
なので、ジーさんと呼んでいる。
「では、異世界転移、転生、憑依 担当のソータと申します。
以後お見知りおきを。」
「なによ、こんな新人っぽいの・・・・・・って、えっ!?」
確かに、まだ10代だけど、こっちでは既に成人扱いなんよ。
さてと、話を進めるかね。
「あんたは、日本人だね。
ちなみに、異世界転移ってやつだけど、既にけっこういるんよ。
ちょーいるんよ。
けどまあ、今のところ二桁越えたり越えなかったりだね、うん。
ああ、そうそう、この紙にあなたのことを書いてね。
嘘書くと、ためにならんからね。」
鉛筆と、項目の書かれている白い紙を渡す。
勘の良いやつは、これで文明チートが出来ないことを悟るんだけど、このおねーさんはどうだろねー。
「なんなのよ、あんたなんなのよ!!
あんたも転移者?、先に転移してうまくやってますって主張したいの?」
このおねーさんは、ただ取り乱すだけか。
ありきたりだなー。
おそらくだけど、この世界に来て、街のどっかの建物に召喚されて、テンプレよろしくギルドに来たんだろうね。
けど、普通そういう時って、いくのは病院か役所だろう。
こっちの世界でもその程度の当たり前はあるんだけど、ギルドで記憶喪失を喚いてる時点で、怪しさ爆発で後先考えない人ってのはわかるなー。
「いえ、生粋のこの世界の人間ですよ。
ただ、色々と知っているだけですから、気にしないで下さいねー。
それと、テンプレよろしく色々能力付加されているはずですよ。
界渡りしてるからなんですが、まあ細かい理論はおいといて、ステータスで自分の能力みれますから。
ちなみに、この世界の人たちには無い能力なので、下手に広まると人攫いに会うかもしれないですから気をつけてー。」
これで言うべき事はいったから、後は書いてもらうだけなんだけど。
「う、うるさいわね。
何言ってるのか分からないわ。
そうやって、試してるんでしょ?
あ、あたしは記憶をなくしてるから、わ、分からないわ。」
面倒だなー。
けど、仕事だしなー。
うーん、これで特別手当もらっている身としては、うーん。
「わたしは、あたしわ、私は、わたくしわ・・・・・・。
なんなのよ、もうなんなのよ! いったいなんなんなんの、ぶくぶく。」
バタンって音がして女性は倒れたね。
実はこれもよくあるんよ。
自分の身に起こったことと、普段のギャップに耐えられなくて、意識が飛ぶのは。
ある程度、気丈にふるまったり、何でも無い振りしていたり、喜んでいてさえも、こうなる事が多いからね。
彼女の癇癪っぷりじゃこうなるのは仕方ないかもねー。
まぁいっか、別室行きだよ、別室行き。
一応、女性だしね、スタッフで美味しく・・・・・・じゃなくて、女性職員呼んで別室に寝かせておきました。