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第三話

家に帰ると啓太は説明書を投げ捨て携帯を取り出す。

「半ば奪うよう持ってきちゃったけど…大丈夫かな。あとから黒い服着た怖いおじさんが来たりとか…」

そんなことを呟きながらも啓太は顔のにやけを止めれなかった。念願の携帯を手に入れたうえ最新機種なのだ。

ひとしきり眺めた後啓太はさっそく友達に携帯を買った報告をしようと電話をするのだった。

プルルルルルル…プルルルルル…ガチャ

「もしーもーし、どなたですかー?」

「おれおれ、おれだけど」

「その声は啓太か?知らない番号だし、典型的なおれおれ詐欺の手口だったから電話切りかけたぞ」

「いやー、すまん。実は携帯買ってさー、テンションあがりすぎちゃって」

啓太はしばらく不毛な会話を30分ほど続けた。

「そろそろ飯だから切るなー。ってかよく考えたらお前携帯で長電話していいのか?電話代すごいことになるぞ」

「いやいや無料だから大丈夫だって。んじゃまたな」

「は?無料期間ってことか?よくわかんねーけど、まぁまた明日な」

その後も啓太は何人かの知り合いに電話をし、ひとしきり携帯を買った報告をすると満足し、眠りにつくのだった。


ジリリリリ…ジリリリリ…

啓太は携帯の着信音で目が覚める。時計をみると0時を少し過ぎたところだった。寝ぼけた目で携帯を見るとどこかで見たことがあるような番号から電話がかかってきた。

「こんな時間になんだー。この番号はーんー誰だっけ」

ジリリリリ…ジリリリリ…

啓太は鳴りやまないので仕方なく出ることする

「もしもーしどなた…」

「今すぐその携帯を捨てろ!絶対使うなよ!頼む!」

うわっと啓太は耳元で急に怒鳴られたことに驚き通話を切ってしまう。

ジリリリリ…ジリリリリリ…

再びなる携帯に怖くなった啓太は電源を切り、少し気になりつつも再び眠りに着いた。

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