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4月4日/火曜日(後)ー放課後ー

どうも、りゅうらんぜっかです。


初めての方は初めまして

前回の続きで読んで下さっている方は、ありがとうございます。


というわけで後編です。


グダグダな文章ですが、本当に暇があるときに読んで頂ければと思います。


それでは、どうぞ!

「…という訳で、これで授業をおわりますねー」


日記を書くときは最初会話文から入れるといいねと小学生の先生に言われた記憶が何故か蘇った。

栗崎氏による罠に嵌められてすっかり眠気が雲散霧消してしまった俺は、結局普通に授業を受けきってしまった。

なのに栗崎はあの後本当に寝てしまったのだから俺はまめ鉄砲を食らったハトのような顔にならざるを得なかった。

この栗崎にしてやられたことによる敗北感が非常に歯がゆい。

…なにがともあれ休み時間に突入したんだ。これで先生に邪魔されることなく栗崎と決着をつけるときが来たようだ。

俺はトラップを仕掛けた本人に話す体勢を整える。


「栗崎てめぇ…。俺をはめやがって…!」


栗崎は丁度教科書類をしまい込み、小さな伸びをして授業に耐えた己の体をを労っていた。

そんな時に俺が悔しさを露わにしながら問いかけると彼女は


「え?あたしなにか辻村君にいったっけ?」

「な…?」


ひょっとしてそれはギャグでいっているのか?

ひょっとしてそれは俺を試していっているのか?

挑戦されたからにはそれに応じなければ。


「寝るなっていっておいて自分は寝てたじゃねぇか」

「う、うぅん?ごめん、あたしなんにも覚えてない」


露骨にキスしたいような唇を作り、首を斜め45度に傾け、困ったような表情で左手の人差し指を頭に当てるという達也がやればガンジーすらも殺意の波動に目覚めて瞬獄殺するレベルのポーズを取る。

これは栗崎だからこそ可愛い。たとえどの角度で見てもだ。

そんな事を考えている場合ではない。

今は冗談なのか素なのか判別付かない彼女のその言葉がそのどちら側に属しているのかを頭の中で談義する方が優先事項である。

そう思うほど本気ではないが。


「やれやれ…」

「あはっ、もしかして怒らせちゃったかな?」


至って普通の言葉なのに俺ぐらい達也に汚染されているとどっちの意味で言っているのかわからなくなる。


「いや、もういいさ」


二年生の頃から彼女はこの性格は少しも歪まず、たびたび俺達を混乱させてきたが、何故か憎めない。

人はそんな俺を甘い男だと思うかもしれない。だけど


「ごめんねぇ~、あたし午後の授業になるとなにいいだすかわからないからっ」


これだ。

ニカっとつい花丸をあげてしまいたくなりそうな100点満点の笑顔をされたら、変なことを考えるのも馬鹿馬鹿しくなるというものだ。

この笑顔こそが、彼女を恨めない最大の理由なのかもしれない。

そんな彼女は天然キャラっぽいが、実は成績上位者の常連である。


「それじゃあたし、チョイと購買部に行ってプリン買ってくるねっ」


そんな事を考えているうちに栗崎はいつの間にか可愛らしいがま口財布を手に持ち、そんな宣言をしていた。

はにかんだ笑顔を浮かべ、子どもっぽく立ち上がるその姿に俺は少しだけ元気をもらったような気がした。


「あぁ、いってらっしゃい」


栗崎はそれに頷き、軽やかなステップで踵を返し、なにをそんなに急いでいるのかわからないが猛ダッシュで教室から脱走していく。


「いってきまーすっ」


挨拶に遠近感が出てしまうくらいのスピードに思わず苦笑いしてしまう。流石100M短距離走者スプリンター

さて、栗崎が疾風の如く教室から出て行ってしまったのでやることが無くなってしまった。


「…」


隣を見ればまだ放心している達也は比喩でもない『心ここにあらず』ってやつだ。

はやく三途の川に流されないかなと思いつつ、肘をつきながら各々がそれぞれの休み時間を過ごしている教室を適当に眺めていると


「あ、神納寺さん、仲吉君の居場所わかる?」


俺はこの後、適当に眺められはしない事態を目の当たりにすることになる。

きっかけはうちのクラスメイト、俺の目の前の席にいる子が神納寺にそんな珍紛漢紛な申し出をしたときからだった。

お前は何を言っているんだ。

教室のど真ん中で、事件は起こる。

その申し出にどこかへ行こうとしていた神納寺は呼び止められ、どうしたのかしらと言いたげな顔でこう続ける。


「仲吉君?あぁ、このクラスの子ですわねぇ…。その人にいったい何の用事がおありで?」


そのアイデンティティがふんだんにある口調と声のおかげで、教室の隅のほうにあるここからでも、十二分に彼女の声は聞き取れる。

ゆっくりとうちのクラスメイトに歩み寄る。彼女の相棒であるGペンをしっかり右手に持ち、余裕ある態度を持つ神納寺はやはりどこからどう見ても貴族だ。


「うん、仲吉君から借りた本を返そうと思って」


そんな謎な会話が俺の4メートル先で行われている。


「そういうことでしたの。本名を教えて頂けなくて?」

「あ、仲吉なかよし まさるです」


だからなんなんだと、俺の頭上には「?」の文字が土砂降りのように降り注ぐ。


「わかりましたわ。では…」


そういうなり神納寺はなんでそんなところにあるんだと突っ込みたくなる場所であるポケットからインクを取り出す。

いや、百歩譲ってGペンを持っている神納寺がインクも持っているのは不思議じゃないとしよう。だがもう一度言わせて貰う。だからなんなんだ。

その言葉と行動が全くかみ合ってない彼女に俺は最大限気持ちを集中させてその結果の果てを見届ける。


「それでは」


神納寺はGペンに手際よくインクを付ける。そして机の上に乗っかっているざらしにペンの先をつける。


「仲吉 優の居場所を教えたまえ!!」


ちょっと何を言っているのかわからない彼女の頭を本気で心配する。

するとざらしにしみこんでいるインクがだんだんと浮かび上がってきた。

…は?


「はっ!」


俺の発した言葉とは全く性質の違う『は』を一喝すると、浮かび上がったインクが飛び散る。

…は?

そして神納寺はなんの迷いもなく飛び散ったインクを目印に、丁寧になぞり始める。

目の前の光景が、ライトノベルの魔術師がよくやるような儀式のように見えてきた。

…あながちそれは例えでも何でもないかもしれない。

そんな神納寺のキチガイじみた行動なのに何故か筋が通っている神妙と呼ばずにはいられないその行動に、結末が迎えられる。


「…わかりましたわ」


額を拭った神納寺は、女子生徒になぞった紙を差し出す。


「わぁ、流石神納寺さんね」


こんな奇跡を見逃しまいとちなまこになってそのできたてほやほやの紙を凝視する。


「…?」


そこに描かれているのはなにやらなにかの見取り図みたいで、具体的になんの見取り図なのかはわからない。


「ここですわ」


神納寺は見取り図の右端に最初ペン先をつけたであろう、大きくにじんだ所を指さす。


「わっ、ありがとう!じゃあ、行ってくるね!」


クラスメイトは何がわかったのかちっぽけも理解できない俺を差し置いて、嬉しそうな表情を浮かべてさっさと教室から出て行った。


「急がないと、移動してしまいましてよー?」


神納寺がもはや呪文ではないかと懐疑してしまうような台詞を彼女の後ろ側から投げかけている。

俺の目の前で超常現象を起こした彼女に俺はたまらず立ち上がり、彼女に詰め寄る。


「か、かか神納寺!」

「また達也はわたくしの名前を噛んでって…辻村殿!?」


いや、今のは噛んだ訳じゃないと弁解なんてしている場合ではない。

喉から手が出てしまっているこれを押さえつけて欲しい一心で、素っ頓狂な顔を見せる神納寺に少し圧迫感のある言葉をぶつけてしまった。


「どうしたもこうしたもない!今一体何をした!?」

「な、な、なにごとですの?そそんなに大声を出されて」


少し大きな声で話しかけ、驚かせてしまったことを謝罪したいが、今はそれよりも先に聞くべき事がある。


「今一体なにが行われたのかと聞いているんだ」

「な、何をしたっていわれましても…。わたくしはただ人の居場所を教えてあげましただけですわよ?なにもおかしなことは」


重い荷物を持って歩道橋を上がるおばあさんの荷物を持って助けました…みたいなちょっとした親切心でやりました的発言。

それどころか教室の周りにいる人間も俺に対して生暖かい視線を突き刺しており、これではまるで俺がおかしい人のようである。


「それがおかしいんだよ!なにいきなりマジシャンもびっくりなことしでかしてるんだ?」


別に俺は怒っているわけでもないのに、その余りに不可解な出来事に完全に混乱してしまっているせいか、語気が強くなってしまう。


「あん…、つ、辻村殿…急にそんな…わたくしを…罵らないで…くださる…?」


愛撫もなにも、一切手を触れていないのになんでそんな艶めかしい声を出すんだよ、こいつは!


「つ、辻村君ー…!?」


突如背後から全力疾走して息切れをしたが、それでも息を吐き出しながら話す声が聞こえる。

それどころじゃないが、呼ばれたからには仕方がない。さっと後ろを振り返ると


「どー…どうしたの?ー…ハーッ、そんなに慌て…ちゃってっ!落ち着きなよ!」


そこには購買部からプリンを買ってきて戻ってきた栗崎が、肩で息をしながら俺の元へ寄ってくる姿だった。

普段なら1階からこの4階までをこの短時間で往復してきた栗崎の体力を褒めたたえるところだが、今日ばかりはできそうにない。

誰も信じてくれそうもない虚言のような話を、できるだけ簡潔に栗崎へ伝える。


「栗崎聞いてくれ。神納寺こいつがおかしなことやって人の居場所を突きとめたんだよ」


親指をグッと突き立て肩上までそれを上げ、後ろで若干頬を染めている神納寺を指す。

今の俺の説明さえなにいっているかわからないと思うが…


「え?それって…あ!夏帆ちゃん!おひさしぶりですっ!」


軽く流されるか栗崎のいつものテンションで驚いてくれるかの2つの選択肢しか予想できなかった俺には、その解答は新ルートすぎた。


「あらあずきさんでしたの。ごきげんよう、しばらくでしたわね」


明らかに知り合い以上の仲である2人のその挨拶に、『混乱』のステータス異常を抱えている俺へ更に追い打ちをかけてくる。

栗崎と神納寺が…友達!?訳がわからない。いや、分からなくはないが。


「うんっ。三月の終わり頃にやった『ストーカーをストーカーして傍観しよう!』を一緒にやったの、あれすっごく楽しかったねっ」


ストーカーをストーカー? ストーカー(給炭機)ストーカー(給炭機)

え?なに?新手のカップリング?


「あれはなかなかスリルがあっておもしろかったですわね」

「またやらない?今度は半径5メートルを目標にしてさ」


あぁ忍寄ストーカー忍寄ストーカーね。―いやいや。


「いいですわね,大いに盛り上がることまちがいな…」

「まー待て待て!話が逸れすぎだ!」


久し振りの再開で盛り上がることは大変結構だが、頼むからそれは後にして欲しい。

喉からでた手がさっきから疼いて仕方がないのだ。

話に栗崎が入れば、その話が混沌になることはわかっていたはずなのに、そんな常識すら忘却の彼方へ飛んでしまっている。

とにかく軌道修正しなければ。


「栗崎、俺は神納寺がおかしなことをやって人の居場所を突き止めたのがおかしいといったんだ」


改めて現状を説明して、共感を求める。

だが栗崎の返答は共感などではなく、真逆の反感を買う結果となってしまう。

栗崎の頭にくっきりと見えてしまうほどの『?』が浮かんでいるのがわかる。


「え?なにかおかしなこと?いつものことじゃない?」

「え…?」


栗崎までそんなことを言う。

自分の頭上に過剰に上っていた血液が萎えてサーッと降りていくのがわかる。

だとしたら本当にそうだというのか?

自分の今までの観念をぶち壊し、観念の臍を固めろと言うのだろうか。


「別におかしいことではないよね?夏帆ちゃん」


その同意に神納寺も当然と言った様子で栗崎の言葉に共感する。


「あずきさんの言うとおりですわ。これは辻村殿が眠いときに寝るように、普通のことでありまして」


二人の突いてくる奇異を見るような視線がこの現実が本物だと教えてくれている。


「なんだと?」


にわかに信じることはできない。

あえてもう一度言おう、訳がわからない。

ここでチャイムが無慈悲にも鳴り響き、タイムリミットが来てしまう。


「あらら!すみませぬがお二人とも、もう授業が始まります故これにて。では、ごきげんよう」


授業の開始を告げるそれを聞いた神納寺は、慌てて自分の教室へ帰っていった。


「夏帆ちゃーんっ!バイバーイ!」


栗崎が元気いっぱいに神納寺を見送る。


「さ、席に戻ろう?」

そう栗崎に促され、自分の席に帰りながら録画された動画を再生するがの如く、俺の脳裏には鮮明に神納寺のぶっ飛んだ光景が再生される。

Gペンにインクをつけて人物名を言いながら一喝したらその人の場所がわかった。

先程の光景を一行でまとめるとこういう事になるわけだが、やはり俺の価値観からものを言わせて貰うと、おかしいとしかでてこない。


「まーまー辻村君元気だしなよっ、今日気付けて良かったじゃん!」


席についても尚その怪奇に納得がいかない俺に栗崎が慰めの言葉をかけてきた。


「あ、あぁ…」


しかしそんな単純にばつの悪さを一掃することなど、俺には到底無理だ。

しばらく俺は、放心状態だった…







「はい!それではみなさんまた明日お会いしましょう!」


まかり先生の一日の疲れを吹き飛ばすような癒しボイスを聞いて現に俺は何だか肩が軽くなったような気がした。

待ちに待ちまくった放課後になる。

どっと教室が騒がしくなる。

一日学校側による束縛から完全解放された生徒達は、各々この後の予定を話し合ったり、部活に言ったり様々だ。

帰宅部で予定も話し合う相手もいない俺は完全に蚊帳の外ではあるが、達也の飼育の役目があるのであんまり気にしていない。

それにしても今日はいつも以上にバイタリティーを消費した。根源は神納寺のしでかしたことについて。

『特定の人物の位置を地図に描き出す能力』を持つ神納寺…、達也とはまた別の意味で恐い存在だ。

でもそれはそれで面白いし便利な能力ではあると思う。

だが仮に付き合ったとして、仮に彼女がヤンデレ属性持ちならそれはそれは面白いホラーが書けることだろう。

肩を使ってどんよりした息を吐き捨てて俺が飼育すべき相手を横目で見る。

この後の達也のテンションについて行けるか…。

感電注意の柵で覆われていた禁忌のスイッチが勝手にONに切り替わる。


「今日もおわりましたー!お疲れ様でしたーっ!」


ビクンビクンと、早速ついて行くことを断念したくなる調子で今までずっと死んでいた達也が跳ね起きる。

無理もない、ここ二時間本当の意味で何もしていないわけだからこいつの元気はありに有り余っていた。

精力と精神力を持って行かれ、疲労困憊に近い俺とは完全に白と黒の関係だ。


「ヒューッ!放課後キターッ!!」


迷惑な活力を身体全身を使って表現している。

そんないらない元気をまき散らしている達也をおいしい具合に抜いてあげるのが俺の役目だ。一応釘を打つが、決して性的な意味ではない。

さて、飼育係としての仕事を全うすることにする。


「こんばんわ。もう夜だよ」


最初は軽いジャブから入ってみる。


「うそ?い、今何時?」

「八時だよ」


適当に答える。


「うそだろ?畜生!今日は本屋に行きたかったのに!」


達也が言っている本屋とはおそらく商店街にある比較的大きい本屋のことをいっているのだろう。

勿論商店街というのはこの学校から20分前後で優々閑々で到着できる深翁商店街のことだ。


「いや、まだ開いてるだろ」


確かあの本屋は午後10時まで開いてるはずだ。

いつもより勢いはましているが思考は停止しているところが実に達也らしい。

普通にジト目でそう指摘してやると達也は舌を鳴らしながら人差し指を振り、甘い甘いとの応酬が。

俺が首をほんの少し捻ってその言葉の真意の解答を求めると、達也は片目を閉じて腕を組んでこう言った。


「違うんだよ。目的は本じゃないんだよ」

「本屋なのに本に用がないってどうゆうことだよ」


本に用がないのに本屋に行く?

美容院行って髪を弄って貰わないと同義じゃないか。


「実はだな…火曜日と木曜日の6時から8時までの間はなぁ…」


チラッチラッと目だけを動かし、『なにそれ早く教えて!』という台詞待ちを露骨にしてくる。


「なんも期待してないからもったいぶるなよ…」


その返事にあからさまにに面白くない顔をした達也だったが、直ぐに切り替えてトリックのネタばらしをする。


「なんと!可愛い子がレジ打ちしているんだよ!先週知ったんだ」


達也がニヤニヤしながらそういう。

拍子抜け感が否めないというか期待はずれな話だったが、実に達也らしい話だ。


「…よくそこまでその子が働いている細かい時間帯を知っているな」

「は?俺を誰だと思ってんの?俺は狙った獲物は逃さないハンターだよ?HRハンターランク6だよ?」


ふふんと、勝ち誇り顔で達也は鼻で笑った。

それはポータブル基準なのかフロンティア基準なのかで随分その価値が変わるんだがと、問い質したいところだが面倒な方向にベクトルが傾きそうだったので喉奥に言葉を飲み込む。

得意顔で顔でそう言っているが、要はその本屋で二時間粘着して彼女を見ているという気持ちが悪い結果しか残っていないわけだ。

レジ打ちの女の子をみながら興奮している達也の姿を想像したが、速攻で気分が悪くなってきたからやめた。


「ただのストーカーってことを自覚たほうが良いんじゃないか」

「す、ストーカーだなんて滅相もないわ!たまたまその子が目にはいるだけだ!いや!向こうが視線に介入してくるんだ!きっとそうだ!」


こいつは幻聴だけでなく視線すら錯覚できることを決定づけた一言。


「可哀想に。もしお前がその子と視線を交わしてしまったら、忽ち石化してしまうわけだ。」

ピー(自主規制)がですね。全く、目だけで濡れさせてしまうとは…俺はなんて罪な男だ…」


どんな痴漢もののエロゲをやったらそんな発想がでてくるのだろうか。


「まあさっさと行くんだな。今はまだ4時半位だ」


十分遊んだのでちゃっちゃとネタばらしをする。


「なに?」


達也は額に汗を浮かべながらブラックボードの上にある一般的な円形時計に視線を合わせ今の時を知る。


「な、何だよ脅かすなよぉ」


フゥーっと、死ぬほど安慮したこいつは俺の胸周辺を肘でこのこのぉと突いてくる。やめろ鬱陶しい。


「ふ…ふふふ…」


すると安堵の顔が段々醜く歪み始め犯罪者さながらの不敵な笑み漏らしている。

そんな歪み面を晒しながら顔を上げた達也が少しずつ夕方に近づく太陽をバックに、親指を立てながら


「なぁ今からいってみない?その子のいる本屋へ。どうせ暇だろ?」


達也の提案をどう調理するか考える。

確かに帰宅部の俺は放課後やることがないし嫌でもない。

どうしようか…


選択肢


┌1行く

└2行かない


…と選択肢が出てきたが、達也ルートなんて存在しないため正直どっちでも良いわけだが、どうせなので…


「まぁ、いいだろう」


軽く頷いて同意を示す。

こいつと付き合っていた方が,面白いことがおこる。いや、起こらないとおかしい。


「じゃさっさと行こうぜ。もうすぐ5時になっちまう」


もうこういう普通の言葉にすらどんなボケがあるか探ってしまうのは飼育係としての職業病か。


「あぁ」


授業が少ないこの時期は仕方がないことだが、薄っぺらい鞄を持って教室を出た。





達也とその店員がロリなのか熟女なのかというどうでも談義をしているうちにあっと言う間に到着した。

オレンジ色に染まりつつある商店街は、俺に夕方であることを実感させてくれる。

地上では仕事帰りのサラリーマンや買い物にきた主婦でそこそこのにぎわいをみせている。

そんな人の流れを傍観していると、達也が口を開く。


「流石に急ぎすぎたかな…」


達也が苦笑しながらそう言う。

こいつは一刻千秋の思いを唾棄したいためかつい足が速まったらしい。ついて行く俺はなにも思わなかったが、相当早く着いたみたいだ。

商店街の広場にそびえ立つ時計をのぞくと、時刻は5時の15分前。その子がレジ打ちにはいるまでまだ時間がある。


「やれやれ、俺は特に本屋には用がないんだがな」

「じゃあ少しどこかで時間を潰す?」

「そうだな…」


選択肢


┌1本屋

├2文房具屋

└3ゲーセン


2は栗崎ルートのフラグ通過点だが、突入する気はないのでこれを選ぶ。


「仕方がない。適当に雑誌よんで時間を潰すか」


ここ最近俺は本屋という所に足を向けた記憶がない。最新の本事情を知るという意味で行くことに甲斐はある。


「いくぞ」

「待って、心の準備が…」


看過して通りの中程にある本屋に向かう。

決して達也との歩幅を合わせているわけではないのだが、単純に疲れているためかその足取りはどうしても重く、結果的に達也と並んで歩く形になる。

だらだらと歩いていると、学校帰りの生徒が和気藹々としている姿を何度も視認する。無論うちの学校の生徒の姿も見受けられた。


「70点…んー、あの子は63点……ん、あれは80は超えてるな」


隣で聞いて欲しいのかわからないが、ブツブツ呟きながら後ろを歩く犯罪者が。

いるよな、主観だけで点数を付ける馬鹿が。

そんな事を思慮しながら足を進めると、目的の本屋が露わになる。


「ふぅ…最終決戦の場にしては少々お遊びが過ぎていないか?…フフ…『喜劇は終わった幕を引け』…と言いたいのか?」


そのキャラまだ引きずっているのか。いや、俺も好きだけどさ。

とりあえず中にはいることにする。

『いらっしゃいませ』の文字が真っ2つになる自動ドアを潜れば、視界一面に本が姿を見せる。

流石この商店街に唯一存在し、商店街売り上げNO.1の本屋といったところだ。

なかなかの広さと物量だ。店内は本で埋め尽くされている。

客の出入りもなかなかで、店内は常に人を確認できるくらいの混み具合だ。

天井からつり下げられたプレートには各コーナーのジャンルが書いてあった。一般小説、絵本、参考書etc…

その中でも俺は入り口直ぐ目の前にある『新着図書コーナー』に目を引かれる。

今は一体どんな本があるんだろうという、純然に興味本位からの誘因だ。

うむ、どれも好奇心が震えるくらい擽ってくるものばかりだ。どれか買っていってもいいのかもしれない。


「お、○ンピース97巻じゃん。いつまで続くんだろうな、これ」


達也は漫画にしか興味がないらしく、次々と色んな漫画の表紙を見ては変えていた。


「そんな君にはこれだ」

「あーん?…っておい!これはノ○タンじゃねーか!いくら俺が阿呆だからってこれは馬鹿にしすぎだろ!?」

「甘いな、これは大人の雑誌だ」

「!?」


どう見ても児童書なこの本がアダルティなものだと聞いた刹那達也は戦慄する。


「見ろ、18禁のマークがあるだろ?」


俺が指さす先には例の両手を突き出しているマークが。


「…なんだと…?」


驚駭を隠しきれない達也だが、正直に言うと俺が一番驚いている。なんだよ18禁のノンタ○って。

タイトルは『ノンタンちのあわぷくぷくぷぷぷう』という、どこのAVやジョークグッズのエセタイトルだよ。一瞬オリジナルと見間違えたわ。本当は『○ンタンあわぷくぷくぷぷぷう』な。

この本を開くのは人間をやめるときではないかと当惑したが、求知心がそれを上回ったためパンドラの箱さながらなこいつを恐る恐る開く。

表紙はオリジナルと多分同じだ。

達也も気になったのか漫画を置いて俺の本に視一視する。

適当に開かれたそのページにはノ○タンが「たつやくん、こっぱみじんになってどうしたの?」と血文字で書かれた台詞と、マインスロアーを肩においた血のりだらけのノンタンがたつやくんの肉片を蹴り飛ばす姿が。


「台詞と行動が伴ってねぇよっっ!!」


達也が出目金を凌駕する程目を突き出して全力のツッコミをする。


「良いツッコミだが、そのツッコミは少しずれているだろ!?」


地の文と台詞を同時に満たしたところで冷静にこいつを分析する。

これは酷い。表紙の精巧な再現の因子により、間違って買ってしまった親は少なからずいるはずだ。子どもにトラウマを植え付けるにはうってつけすぎて怖い。

そもそもノン○ンって動物や虫ばっかりなのにたつやくんって…、偶然とは思えないこの名前に悪意しか感じられない。


「もしかしたら俺が無為自然にこれ描いて出版したかもしれんな」


あながち冗談でもない事をせせら笑いながら漏らすと


「無意識で俺を木っ端微塵にするお前はどんだけ俺に怨念持ってんだよ!」


ごもっともで。

訴えられても仕方がない○ンタンを元の場所に戻す。


「ん、そろそろ良い時間だ。付いてこいよ」


定位置に着くぞ、となにやらそんなところがあるらしいので黙って達也について行く。


「ここだよ,ここ」


不意に達也が立ち止まる。無論ここは本屋の中である。

場所的には本屋の中核に位置するギャンブルに関する本が雑然と並べられているところだ。

時間が時間なのか他の客がいないのでその辺りは助かった。


「ここはギャンブル関係の本があるが…ここがなぜ定位置なのか説明を求める」

「百聞は一見に如かず…だ。本棚の上からのぞいてみろ」


達也の言われたとおりにする


「ん…」


本棚の上から覗くと、向こうにはレジをこなす定員が正面から見える。言われてみればここなら視線が悟られにくい。

今いる大学生くらいの女の店員は達也の視姦の対象外らしい。彼女は次のシフトへ仕事を託すためか忙しくあれこれ動いている。


「な?」


グッと親指を立てる。

二次元だけでなく三次元まで「ド」のつく変態のレッテルを貼れるこいつはある意味グローバルな存在なのかもしれない。


「お、おい、店員が戻っていくぞ…!」


達也が興奮した面持ちでいる。

それに釣られて棚上から向こうを見ると、レジ打ちを担当していた店員が待機室へ戻っていく。

どうやら交代するようだ。


「そろそろくるぞ。覚悟しておけよ?彼女の可愛さをみたら鼻血でるぜ?」


そこまでその子に興味はないので、適当に目の前にあるギャンブル関係の雑誌に手をつける。


「…!!」


食い入るようにレジを見ている隣の達也の表情が変わった。どうやらおでましたようだ。

達也にあわせて奥を見る。

そこには、確かに他の女の子とは別のオーラがにじみ出す女の子がいた。

青紫髪のショートカット、鋭い瞳、その瞳の下に光る楕円形の眼鏡をもちあわせる傷一つ無い顔。

いってしまえばつり目の長○である。戦艦の方ではなく、宇宙人の方だ。

そんな可憐と言うよりは美麗というほうが正しい少女が目に強く映る…って

あれはルートの調合性がとれないから隠しヒロインに追いやらr…EXルート粟生野さんじゃないか。通常ルートにそんな姿で出張とは。

俺が彼女のその働きっぷりに感心していると


「フヒ…フヒヒ…」


達也が場違いな環境音はないきをだす簡単なお仕事モードに移行する。つまりそれは達也が無抵抗で無意識で無自覚になることを意味する。

昨日明日香と対面したときと何も違いない状態で、一向に目を反らす気配がない。

その視線だけで触手プレイが可能なねちゃねちゃした視線をずっと彼女に浴びせていたら気付かれるのは実に容易だ。


「ふごふっ!?」


一発裏拳を達也の胸に浴びせる。

裏拳でよろめいたところで達也の耳をひっぱり、自分の口に寄せる


「そんなにじろじろみていたら気づかれるだろアホ。少し自重しろ」

「わ、わかったのだ…」


達也も真下にある雑誌を取り、パラパラとページをめくる。

幸いなのかわからないが、粟生野は全く気付いた様子はなく、置物のようにピクリとも動かず立っている。


「ふぅ、助かったぜ」


安堵の声を漏らした達也は、再び彼女に粘ついた視線を向ける。

こうして達也のチキンレースが始まったのだった。

………

……


あれから10分は経ったが、状況はなにも変わっていない。

達也が彼女を見ては雑誌を見て、彼女を見ては雑誌を見るのループを繰り返しているだけだ。

やきもきに耐えられなくなった俺は、ついに我慢していた口を開く。


「これじゃ本当に視姦だな。これ以上お前が見るとあの子を孕ませることになる」

「ふっ、それができれば本望…さ」

「というかお前ただ見ているだけなのか?」


本当に見ているだけなのかこの台詞で煽ってみると、いつもの憎たらしい顔が凍結する。


「う…」


どうやら狙っているらしいのか?

ここは友人(仮)として、一肌脱ぐ。


「これだから童貞は。狙ってんだったらもっと積極的にいかないとだめだろ」

「童貞ちゃう!俺は種馬な草食男子なんだよ」

「矛盾しているだろそれ…。いや、つまり、××ホールで種付けしているっていいたいのか」

「うっせぇバーカ!その通りだよいわせんな恥ずかしい」


なかなかのこの下ネタを不快に思われた方へこの場を借りてお詫びする。

何がともあれこいつは手が出せないみたいだ。なかなか可愛いところがある。

よし、慈愛の神がこの童貞野郎に自分のことは棚に上げて介抱の手続きを取ってやる。


「馬鹿か。あの子は今何をしている?レジ打ちだぞ?お前がなんか本を持っていけば会話のチャンスなんて簡単に作れるだろ」

「おお!その発想はなかったわ」


パッと表情を輝かせ達也が右の掌にポンッと左手を乗せる。どう考えても最初にこの結論が出はずなのだが。


「ほら、この本を持っていけ。こいつを会話の種にするんだな」


達也に顔を覆えるくらいの正方形に近い一冊の本を渡す。


「ありがとう紅…ってさっきの○ンタンじゃねーか!」

「さっきお前が放心している間にとっておいたんだよ。そんな男らしい本を買いにいけば相手はお前に好印象をもつぞ」

「絵本を買う高校生か18禁の誰得なグロ本を買う高校生かに印象が限定されるこれじゃ俺のイメージはガタ落ちしかねぇよ!!」


それくらいの常識を持っていることに驚きだ。


「じゃあこれだ」


ノン○ンを受け取り,代わりに左手に持っている本を渡す。


「今度はエロ本じゃねぇか!しかも俺好みのロリ本!!欲しいわ!!じゃねえっっ!ストレートすぎんだろ!!」


ノリツッコミまでこなす達也の姿をみて、飼育係としてここまで成長したかと感動すら覚える。


「…わかったよ。この小説なら文句はないだろ」


初代ゲー○ボーイと重なる大きさの、ハードカバーの小説を渡す。


「なんだこれ?タイトルは…『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの愛する『シャブ』を使ったら?』?」


これまた企画ものAVにありそうなエセタイトル。


「適当に持ってきた。特に深い意味はない」

「そうかい。まぁ、さっきの二冊よりは遙かにましだな」


周りの料理の値段が高くて、それより少し安い料理が他の店なら高いのに安く見えてしまうアレと同じ現象が発生している。

とはいえ、売れている本ではあるので大丈夫ではあるが。


「…で、これを出してどうするの?選択肢でないからどうすればいいかわからないんだけど」


惚けた顔で聞いてきやがった。エロゲ脳の元型アーキタイプを所持しているだけはある、現実に選択肢を求めるとは。

割と真面目なアドバイスをしてみることにする。


「とにかく冷静に,落ち着いて話せ。まずは,そうだな。身近なことから話せ」

「いい天気だね。とか、最近どう?とかかい?」

「そうそう…まぁ今日は一回目だ、今回はそれくらいで良いと思うぞ。踏み込んだ話はあと2、3回彼女と会話した後だ」


なんで俺本屋のど真ん中で女の子との会話の仕方をレクチャーしているんだろう。

ほう、と、意外にもちゃんと傾聴していた達也が一つなにかを納得したらしく、頷いた後戸惑いが混じる声でこう言った。


「つまり…『働くオンナノコは美しい』の岬光宙みさきぴかちゅうちゃんルートの序盤と同じって事なのか…!」


前言撤回。エロゲのルートで重なっているキャラを探していたとは。

これには溜息をつかざるを得ない。

わざとらしく肩をすくめ体内の空気を抜くように長い息を吐く。


「あぁもうそれでいいよ」

「おk、じゃあ行ってくるぜ!」


前例を発見した途端元気になりやがったこいつに侮蔑した視線を突き立てるが、まぁ何がともあれやる気があるのは良いことだ。


「おう、ミッションスタートだ!」


俺も適当なノリでそう言ってこいつが作戦失敗するのを見守らせてもらう。これほど頼りない兵士がいようか、いやいない。

粟生野という城をたった一人で攻城する達也。悪いが犬死にの末路しか思い浮かばない。


「すすいません」

「はい」


あっという間に達也はレジにつき、攻城を開始していた。

対する彼女は無表情だが、透き通るような声で達也の出方を伺う…というのはこちら側の一方的な解釈だが。

それにしても彼女の声はまさにクリスタルボイスそのものだ。ここから聞いてもはっきり聞こえる。

達也が先制攻撃を仕掛ける。


「今日はいい天気…ですね?」

「そうですね」


簡易にさらっと受け流し、本を手に取り読み取りリーダーでバーコードを認識させる。


「630円です」

「このバイト大変そうだね」


達也にしてはよく頑張っている。強大な城に対して抗っているものの、彼女は何枚も上手にいた。


「大変です。630円です」


Sランク級のスルースキルを遺憾なく発揮し華麗に流す。『客』と話す気などこれっぽっちもないのか、『達也』と話したくないのか。前者だろうが後者だろうが状況が悪いのは見ての通りだ。


「あは、はい!」


この劣勢の雰囲気に完全に飲まれた達也はまごまごしながら財布をあさり始め、小銭を出す。


「これはひどい…」


つい本音が口にだすが、これはどちらに対してもだ。

しかし今の今まで時が止まったように身体をぴくりとも動かさず無表情な店員のほうに意味合いは傾いている。これは達也が云々の前に態度が悪い。

いくら隠しキャラだから達也とフラグを立ててはいけないからってこんなのあんまりだ…と半分達也に同情していると図らずも達也が身体を正面に向けながら振り返りってきた。


「…」


それはわかりやすすぎるほどの半泣きで、ヘルプサイン以外の何者でもなかった。

だが無慈悲な司令官はGJを意するグーサインの親指を首に近づけ、平行にスライドさせる。

うぐぅとお前がやっても可愛いも糞もない顔つきになった後、正面をむき直した達也は一矢報いようと思ったのか、こんな言葉を放った。


「そ、それにしてもきき君可愛いね」


元々開け閉めできないんじゃないかと錯覚するくらい硬い感情の城門へ捨て身タックル。

そんな事をしてしまうくらい敵に囲まれて絶体絶命な達也に真の無慈悲な王妃はトドメを刺す。


「630円丁度お預かりします。こちらがレシートです。有り難うございました」


スルゥゥゥゥゥゥゥゥッッッ!!

きっと達也も意中でゴールを決めたときハイテンションで叫ぶサッカー実況者のようにそう思っただろう。

彼女は完璧に、忠実にプログラムの命令通りに従ったようになんの感情も込めずにただただ、透き通った声で受け答えの定型文をいった。


「……あ、あぁ」


差し出される紙袋を受け取った達也は、文字通りこれ以上言葉は出なかった。

俺の所に戻ってくることもなく店から出て行く達也。

後に続く。

ありがとうございましたー…とこれは粟生野以外の店員が言った台詞だ。

自動ドアを潜り抜け、達也を探すと

右手にある楽器屋のショーインドウのなかにあるトランペットをなめるように見ていた。


「…ふ…フフフ…」

「残念だったな」


そう話しかけると達也は珍しくも苦笑いでこちらを向いてきた。

俺の記憶を漁りに漁る限り、こう冷徹にされるとこいつは「ぞくぞくするよぉ!」と言いながらマゾヒスト全開の恍惚とした表情を浮かべているかと思ったのだが。


「ふふ…流石にドMな俺でもこれには堪えたわ…」

「今の気分を例えるならさっきの○ンタンのシーンと同じか?」


フる。

そしてこういうときだけは察しが良い達也は期待通りの解答をする。


「あ?…あぁ…粟生野ンタンが俺の心を木っ端微塵にしたんですね。…ってただのシャレじゃねぇかあぁぁああぁあああぁあああ!!!!」


またこんなオチかよ。

深翁商店街は今日も平和だった。

という訳で後編終了です。


神納寺のあの能力は口調からでもわかるとおり、キャラ付けに必死になった結果の産物です。他意はないです。本当です。


さて次回から不穏な影が現れてきます。後ずっとジメジメした展開が続くので神納寺、達也、栗崎でなんとかフォローしようと色々画策中ですが…難航しております。


ヒロインがヒロインらしくなるまで、しばらくお待ち下さい。


それでは最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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