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26/42

4月15日/土曜日ー神納寺 再びー

どうも、りゅうらんぜっかです。


初めての方は初めまして

前回の続きで読んで下さっている方は、ありがとうございます。


辻村君は黒羽と会うことができるのでしょうか。


それでは、どうぞ!

自制があまりきかない手で覚醒を促す目覚まし時計をやや乱暴に止める。

少しぼやける視界の先にある時計の針は、4と5の間を太針が指している。要するにまだ日が昇るか登らないかの時間だ。

俺がこんなにも早起きした理由はただ一つ、黒羽の荷物の残骸を回収、そして人形の首の捜索をすること。

昨日大体拾ってはいるものの全ではない。早めに全て片付けておかないと大変なことになる。

こうしてはいられない、早速準備をする。



5時を少しすぎたところだろうか。

適当に食事を済ませた後、外に出るとまだ少し寒さが残る春の清々しい新鮮な空気がまだ完全に起きてない脳をシャッキリさせる。

昨日の鉛色の曇り空を鎮圧しもみ消した、素晴らしい青空が広がっている。

朝ならではの気持ちよさを感じながら公園へ直行する。



特に何の問題もなく公園へ到着する。

昨日は暗くてあまりよく見えなかった黒羽の精神の殺人現場は、誰それから聞いて思い描いたイメージ通り閑散としていた。

中原たちのナイフはモノだけではなく黒羽の心も残酷に引き裂いた犯罪者に相違ない。

許すわけにはいかない。

俺はちらほらと前日見逃した髪の切れ端や定規などが転がっている公園の中央に足を運ぶ。

緩い地面に真新しい足跡がないところをみると、昨夜から今朝にかけて誰も来なかったと推測できる。

雨水に顔を埋めた国語の教科書を手に取る。

『切った』と言うより『叩き切った』と言うのだろう、荒々しく裂かれた跡が多々見られる。

彼女が無抵抗であることをいいことに、目の前でパーティをしていた姿が容易に想像される。

何一つ見落としがないように、落としたコンタクトレンズを探す如く中腰でくまなく辺りを探索し、持ってきたリュックに全て詰め込む。


少し骨が折れたが、誰かが入っても何事もなかったと思えるいつもの人がいない公園を取り戻した。

だが、今拾ったものを全て合わせてもその価値に届かない、最重要品がまだ見つかっていない。

ポケットから首元が涼しい熊の人形を取り出す。こいつの頭だけ見つからないのだ。

とりあえず周りの詮索を開始する。

遊具の隙間や植物の間など、先ほどより更に詮索範囲の精密度を上げて探す。


――…一時間後。

結果から言うと見つけられなかった。

頭だけは中原たちが所持している可能性も否定はできないが、それでもまだあきらめられない。

人形だけは、彼女の尋常ではない入れ込みがあるこの人形だけは何一つ欠けてはいけないと本能的な何かが警鐘を鳴らすのだ。

それにもしここにあったら次探しに来たときはある保証がないからだ。

自分が納得いくまでとことん探すべきだろう。

とはいえ、穴が空く程くまなく見回ったのだから、闇雲に探し回っては二の轍を踏む羽目になる。

もう少しポイントを絞るのが得策か。例えば…

…そう、彼女が倒れ込んでいた場所周辺とか。

この場所だけは、跡が雨に流され隠滅した今でも寸分狂いなく分かる自信がある。

それは公園中央にある電灯の下。悲劇のヒロインを余すことなく平等に照らす役割を果たした舞台装置の下に彼女はいた。

ステージまで足を運ぶ。パッと見てこの場であんな惨劇があったとは到底思えない程そこは変哲もなくなっていた。

屈んで目だけでなく手にも刺激を入れて異変を探る。

…ただ手が汚れるだけではないかと思い手を放そうとすると、他とは違って明らかに盛り上がっている場所に気付く。

まさかとは思いつつ掘り起こすと、土の中にはいるはずのない可愛らしいクマの頭だけが。

胸を撫で下ろし、疲労と安心からくる溜息を一つついた後、立ち上がってリュックから体の部分を取り出す。

本来あるべきところにその頭を置くと、既視感しかない彼女の人形に変貌する。

なんだかんだで2時間弱時間が過ぎてしまったが、なんとか彼女の所持物をすべて回収することができた。

早く彼女に渡しにいこう。

桜吹雪が本格的になってきた公園を後にし、黒羽の家へ向かった。




朝日が本格的に地上を照り始め、気温も段々過ごしやすい温度にまで上がってきた。

そんな中三度目の黒羽の家へ到着する。

昨日のあの暗さからでも滲み出る退廃とした雰囲気は、全景を見渡すことができる今極まる。

人の家に向かってこう思うのは大変失礼なのだが、住宅街の中に壊す費用もなく放置された無人アパートのような、廃墟に近いそれを連想してしまう。

人が住んでいる気配を察することができない黒羽家の真ん前で俺は深呼吸を入れて気合を入れる。

設備はしっかりしているのは当たり前で、インターホンを押せばしっかり音が鳴る。


「…」


ピンポーンと、心地よい電子音をもう一度。


「…」


いないのだろうか。寝ているのだろうか。ただでさえ気配がないのだから猶更推測が困難だ。

そもそも、こんな朝から人の家にくること自体が非常識だと押してから自覚する。時刻にしたら7時過ぎだ。

昨夜あれだけ慟哭したのだ、泣きつかれてまだぐっすり寝ている蓋然性が高い。

ここは時間を置いてもう一度くるのがいいだろう。

俺は身を翻し商店街へ向かうことにする。あそこにいればとにかく暇はつぶれるだろう。

幸いここから商店街までは目と鼻の先なので、往復も苦ではない。



この町の玄関である駅前へ到着。

朝…とはいえ既にこの辺りは私用や公用を持った人間が多く流れ、東西南北関係なく自由に散っていく。

その流れを見れば千差万別の服、顔、表情…。人間観察を好む人間が分からないこともない。

…この中でも一際目立つ人間ってのはいるもんだ。


「オホホホホ。そうですわね」


どこの平安貴族の生き残りだよ…って思う様なやつがいる。…いや


「そうですか。では,お気をつけて」


プライドの高そうな気高い声が、耳に入り込んでくる。

そんな絶滅危惧種に登録された口調といえば彼女しかいない。


「…おや、そこにいるのは辻村殿ではなくて?」


俺の存在に気づいた彼女はきさくに声をかけてきた。


「よぉ、神納寺」

「ごきげんよう」


生まれる時代を間違えたお姫様、神納寺がご登場する。

彼女が持つモノはどんな安物でも高価に見えてしまうわけで、手に握られたGペンもさることながら、言葉もそれに例外ではない。


「先週もお会いしましたわね。もはや偶然なんて言えないですわね」


オホホと薄く笑う彼女も、なんとも姫の風格があるから困る。


「まだ二週だけどな。まぁ二度あることは三度あるっていうくらいだ」

「つまり3度目会ったときが…わたくしたちは運命で固く結ばれていると?」

「そこまで言っていないが…そういうことにしておこう」

「オホホホホ」


さっきの薄笑いとは違い、笑を含めた微笑。


「なにかおかしいか?」

「いいえ、辻村殿がなにやら元気を取り戻されているようでなによりですわ」

「あ、あぁ…。心配をかけたな」


木、金曜はそれはそれは落ち込んでいたから。


「そうでなくてはですわ」


うんうんと頷き


「辻村殿にはいつもそんな風に振る舞って欲しいですわね」


遠い目をして語る彼女の話し方には嘘偽りがない。

どうやら本気で彼女は俺の心配をしていてくれていたらしい。

そう思うと申し訳ない気持ちが溢れかえってくる。


「神納寺…」

「はい?」

「ありがとう」

「え!?」


だから、俺はシンプルに感謝を伝える。


「い、いや、辻村殿。別に感謝されるようなことはしていないですわ」


俺から視線をそらしてぶっきらぼうにそう答える。


「と、とにかく。元に戻ってよかったですわ」

「はっはっは。そうかそうか」

「やれやれですわ…」


おきまりの肩を竦めてため息を吐く。


「あーところで…」

「はい?」


何気なく彼女に話を振った俺は、少しからかってやろうとこう言った。


「彼氏待ってんの?」

「え!?あ、ち、違いますわ!」


一気にその焦点は俺をとらえなくなる。


「またまた,隠す事なんてないんだぜ?」

「わ、わたくしとお付き合いする人などいませんわっ!」

「制服姿のようだが,制服デートか。それは放課後にしろよ」

「これは仕様ですわ!」


サラリとメタいことを言う。


「…あぁ,夜じゃないと男とは会えないのか」

「どこの平安時代ですの!?」

「はやく扇子で顔隠さないと。他の男には見せるなって」

「わたくしが持っているのはペンですわ!」

「いや、そっちじゃないから」

「まったく…辻村殿のボケにはついていけませんわ」


水平首振り付きの肩竦め。


「そ、それはそうと辻村殿」


己の体裁を無理矢理にでも取り戻そうとしたのか、半ば強引に話を持ってきた。


「今から妹のところへいかれますの?」


神納寺自身は平静を保っているつもりなのだろうが、彼女の声はどう聞いてもややうわずっている。

その辺りも可愛い。


「今日はちょっと別件だ」

「そうでしたか。邪魔してしまいましたわね」


少し残念そうにつぶやく。

先週は随分盛り上がったから、きっとまた会いたいのだろう。


「そういう訳じゃないよ。少し時間があるからここに来たんだ」

「お時間があるのですか?」


神納寺の顔の明かりが50Wから200Wに取り替えられる。


「ああ」


ここぞとばかりに神納寺はGペンを揺らしながら


「実はわたくし良い暇つぶしの仕方を知っていますの」

「本当か?それはなんなんだ?」

「むふふ…」


満足げで勝ち誇ったような笑みを浮かべてそう提案してきた。


「それは…占いですわ」

「占い?この商店街にそんなところあったっけか?」

「あえ?」


一昔のギャグマンガのようなリアクションをとる。


「違いますわよ…。占うのはこのわたくしですわ」

「え?占いができるのか?」

「できますわよ?」

「へぇ。てっきり人の居場所が分かる占いっていうか,ナビしかできないかと」

「そもそもあっちが副業ですわ!本業は普通の占いですわよ!」


失礼ですわね…と、腕を組みながら竦める。


「それじゃあお願いしようかな」


時間を持て余していたところだ。彼女の余興に付き合うのも悪くないだろう。


「分かりましたわ。それではどんな占いをして欲しいですの?」

「うーん、それは…」


☆選択肢☆


┏1恋愛占い

┣2神納寺との今後の関係

┗3今日の運勢


無難どころを選ぶとする。


「まぁ占いといったら恋愛占いだよなぁ」

「定番ですわね」

「じゃあ占ってもらおうかな」

「ええ、この占いはMP25消費しますけど」     


なにがどうマジックポイントを使うのか全く不明だが。


「それでは…」


ポケットから当たり前のように取り出すインクは間違ってもそこから出すモノではない。

そしてもう片方のポケットからメモ帳が取り出され、さっと一枚だけ破りってメモ帳は元の場所に帰る。


「ではでは…」


黒光りするインクの蓋を手慣れた手つきで開け、駅前ではまずあり得ないインクの臭いが立ちこめる。

俺は黙ってそれを見守る。

Gペンにインクを付け、タイルにおいた紙に添え


『占い』と一筆書きする。


「まんまかよ!」

「すーっ…」


神納寺が一息入れて瞑想したその刹那、開眼し


「辻村殿の恋愛…それは!」


大声で言うモノだから周りの視線がこちらにちらついてくる。

そんな事も目にくれない神納寺の目の先には,揺れ動く字。生命が吹き込まれた様に一筆で描いた字が形を変える。

これをTV局に送ってやれば、あっと言う間に引っ張りだこになること請け合いだ。

やがて動かなくなり


「こ…これは…!」


その紙に,新たな文字が浮かび上がっていた。


「…ルート3?」

「これは…いったい?」


√=3という謎の文字もさることながら、その結果に驚く神納寺のほうが驚愕だ。


「え?わからないのか?」

「すみませんわ…これは専門外でして…」

「本業じゃなかったのかよ!」

「そ、それは…」


神納寺の顔に嫌な脂汗が光る。


「えー、で、ですから…」

「…本業が人捜しって事を認めていいのか?」

「……くやしいですが…」


ハンカチがあるなら噛んで引っ張りかねないほどの悔恨の情が見て取れる。


「なにが悔しいんだ?」


神納寺は少し発言を躊躇したが,やがて


「人がいる地図を作るのが本業だなんて…ちっとも女の子らしくないですわ!」


悔しそうにそうつぶやく神納寺。分からないこともないが、その行為自体が女の子らしくないとは口が裂けても言えない。


「別にいいじゃないか」

「よくないですわ!女の子というものはもうちょっとこう、ロマンチックなのですわ!」


目を見開いて力説する彼女にロマンチックさはどこにもなかった。


「女の子は難しいな」

「そうなのですわ!辻村殿はなんにもわかっちゃいないですわ!」

「わ悪かった。今はそれよりこのルートイコール3の意味を考えよう」


当初の存在感を失いかけている紙を指す。


「そうですわね。…なにかの暗号でしょうか?」


拾い上げ、まぎれもなく占って見せた占い師自らがまじまじとそれを見つめる。


「√はルートだよな。それが3…?」

「わたくしにはさっぱりですわ」


さっきとは全く違う属性の肩一息つく。


「ルート…ルート……日本語の意味は……経路、通路…道…かな」

「つまり道が3つあるって意味でしょうか」

「そういう事だと思うけど…それが恋愛のなにと関係しているんだ?」


俺の質問に目を閉じて解答導こうとしている神納寺だったが、意外にあっさり目を開いてこう言った。


「恋の道は3つあるって意味ではないでしょうか?」


それなりにつじつまがあう答えに丸をつけたくなる。

いや、恋の道…ルートという言葉に何故か達也がよぎる。

瞬間、嫌なことに俺は理解する。

それが意味するのはつまり、エロゲーのヒロイン攻略ルートのことを言っているのか。

3って、これ多いのか少ないのかわからない。


※黒羽、栗崎、粟生野の三人が攻略できる人物であり、彼女はサブヒロインということを知らせる選択肢であることは死んでも口にできない。


「…まぁ、占った本人も分からないような意味不明なものだし、こうして議論しても意味がないかもな」


これ以上この話はしてはいけないと判断し、早々に話を切り上げることにする。


「それを言ったらおしまいですわよ…」

「まぁな」




その後も神納寺と雑談を交わしているうちに,だいぶ時間が経っていた。


「それで最近母上は散歩にはまっていて、しょっちゅう犬を連れまわしていますわ」

「ほう。どっちにも健康に良くていいじゃないか」

「そうですわね。両親には長生きしてもらいた…って」


特に時間を見るわけでも、時刻を知らせる音が聞こえたわけでもなく彼女は察する。


「…もうお昼になってしまいましたわね」

「においでわかるな」


神納寺を刺激したのは嗅覚で、パン☆パン☆スト☆リー☆トから、憎たらしいほどうまそうなにおいがしてくる。

この時間はまさに稼ぎ時、我先にとにおいを立ち込めさせている。


「うう…お腹に突き刺さる良い匂いですわね…」

「腹減ったなぁ…」


その次の言葉を紡ぎかけたが霧散させる。


「あ、辻村殿、用事の方は大丈夫でございますの?」

「…ああ。そろそろ行こうかな」


十二時も過ぎれば,流石に彼女も起きていることだろう。

彼女と昼食をとってからでも遅くはないとも思ったが、やはり少しでもはやく彼女に会ったほうがいいだろう。


「ふー。今日は本当に有意義な時間をいただきましたわ。本当にお礼を申し上げますわ、ありがとう辻村殿」


そういって一礼する。


「いやいや俺も楽しかったから。俺の方が感謝だよ」

「オホホホ。それでは,また機会があれば」

「おう」

「それでは,ごきげんよう」


ひらりと身を返し,人混みの中に消えていった。

神納寺と反対方向に歩き出し,駅を後にした。





再び黒の家に到着。

太陽はすっかり昇って春の心地よい暖かさを振りまいている。

本日二度目のスイッチ型のインターホンを押す。

……

黒羽の家から物音がしないどころか、この住宅街全体が静まりかえっていた。

ワンモア。


「黒羽いるかー?」


今度は声に出して彼女を呼び出してみる。

しかし今度も彼女から発せられる音はなにもなかった。

もしかして外出中なのだろうか。

そう思った瞬間嫌な記憶が蒸しかえり、あの場面が再び蘇る。

脳に落ちものゲームの様に次々と落ちてくる『自殺』の二文字。

それだけはない。

そう信じたい。

しかし、あまりにも悪材料が多すぎて心の底からその信念を貫くことができない。

彼女の大事なものであろうあの人形が原形を止めていない、見るに堪えないモノに成り下がった。

もしかしたらあれが彼女に生きる希望を与えていた最後の綱だったのかもしれない。

最後の希望が壊され,生きる意味を失った彼女はなにを思い、どう行動するだろうか。

そう思うとますます『自殺』の文字の落下速度が速まる。

首を振り、邪念を吹き飛ばして冷静になろうとする。

落ち着け、大体家にいるかもしれないではないか。

一人で焦燥しても意味がない。前もそれで失敗したのだから。

動揺を隠しきれない震えた指でもう一度だけ呼び鈴を鳴らす。

当然のようにその鈴の音は虚しくゴーストタウンに木霊し、役割を果たさない。


「また明日来るよ」


いるかいないのかすら分からない家に話しかけた後、俺は家に向かった。

明日もう一度訪れよう。

本当に外出中か、誰にも会いたくないのだろう。



朗らかな陽気が今だけは鬱陶しく感じた。

というわけで終了です。


次は会えるのでしょうか?


それでは最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



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