パストラ・コロナードとして 登場人物 ネタばれあり
登場人物まとめです。
・パストラ
菊理の転生先の名前。コロナード伯爵家長女。十八歳。
王太子と強制的に婚約させられた。自分を陥れようと動いている令嬢令息の情報を集めて、逆に陥れる。
王太子の個人資産五割と嫌がらせをしてきた各家からの慰謝料を手に入れ一人旅に出た。
なお、コロナード伯爵家は『次期王太子妃である長女暗殺の疑い』で取り潰し。伯爵は非公開で処刑を言い渡されたが、菊理に『死ぬまで苦しみ続けろ』と犯罪奴隷として終身強制労働を言い渡された。
・ジャスミン
菊理の異母妹。複数人の男と関係を持っていた。菊理は自分を陥れようとする異母妹に腹を立てていた為、さる豪商の跡取り息子とやっている現場に両家の両親を放り込んだ。母親ともども家を追い出され、父親の手により娼館に売り飛ばされる。
が、それで許す菊理ではなく、娼館経由で犯罪奴隷として、奴隷商に売られた。その後すぐに性奴隷として買われた。
・アミディオ
菊理の転生先の婚約者。王太子。俺様気質。愛想のない菊理を嫌っていた。
一年前に学院に編入してきた男爵家令嬢に熱を上げ、卒業パーティ中に婚約破棄を言い渡す。しかし、熱を入れていた令嬢は隣国のスパイ、それも十二歳も年上の隣国の王太子の公妾だった。国家機密漏洩の疑いで王位継承権剥奪、廃嫡。罪人として生涯塔に幽閉となった。
・マリア
バルデス男爵家令嬢。童顔、小動物系な外見。一年前に学院に編入してきた。王太子を始め、国家の重鎮の令息を次々篭絡していった。
その正体は隣国のスパイ。名前も正しくは、マリアンヘレス。年齢三十歳。隣国の王太子イグナシオの公妾。
アミディオから国家機密を自主的に喋らせてイグナシオに報告していたが、菊理にバレる。隣国に逃亡の準備もしていたが、全て菊理に潰された上に、イグナシオからも用済みとして切り捨てられる。
バルデス男爵夫妻と共に公開処刑となり、マリアだけは城壁に死体を晒された。
・ボリバル、セブリアン、エリーアス、ファビオ
パドロン宰相、キロス近衛騎士団長、ラバル大司祭、オルネラス宮廷魔術師筆頭それぞれの息子達。
マリアに篭絡された馬鹿一同。
国家機密漏洩の疑いで逮捕。婚約者がいたが、全員破棄された。国家機密の漏洩はなかったが、菊理に無実の罪を着せたとして全員廃嫡。
・ベネガス公爵令嬢、ジュステ侯爵令嬢、スニガ公爵令嬢、フレンティーノ公爵令嬢
マリアが気に喰わないので、取り巻き令嬢たちに命じて嫌がらせをしていた。菊理に罪を着せていたが、バレていた。
報復として全員菊理の手により、娼館に沈められた。
・アベライド男爵令嬢、バンデラ子爵令嬢、エンシナル男爵令嬢、エスピノ男爵令嬢、ファルケ子爵令嬢、ガラン子爵令嬢
上記令嬢たちの取り巻き。実家が逆らえない為、マリア虐めの実行者となる。
実家を潰すと脅されてやったので国からのお咎めはなし。ただし、菊理からの罰として卒業パーティで実行犯として名前を挙げられ、晒し者にされる。
・国王
魔力の高さからコロナード伯爵を脅し、菊理を無理やり息子の婚約者にした。気付けば息子は、男爵家の令嬢に熱を上げ、婚約破棄を言い出す。
しかも国家機密漏洩の疑いまで出てくるもんだから、白目を剥いて倒れた。目を覚まさないので王妃に顔と尻を叩かれた。
実は婿。故に、王妃に頭が上がらず、尻に敷かれている。
・王妃
肝っ玉な女傑。殴ってでも止める派。それなりに武闘派なので、王妃と言うよりも女王様然としている。
夫と息子の尻を叩く事に躊躇いはない。
・パドロン宰相、キロス近衛騎士団長、ラバル大司祭、オルネラス宮廷魔術師筆頭
息子がさる男爵家令嬢に熱を上げ、気付いたら婚約者を無くし、犯罪者となっていた。全員白目を剥いて倒れた。
・クレト
先代の王弟の孫。十歳児で王位継承権を持つ。アミディオ廃嫡後、国王の養子となり、王太子となる。
はとこおばの王妃が苦手で、重度のビビり屋。
・イグナシオ
隣国の王太子。それなりに冷酷な男だが、菊理の所業には耐性がないのか背筋が凍った。
スパイとして送り込んだマリアンヘレスは、愛人の一人だが『愛が重すぎる』女だった。切り捨てる事を前提に送り込んだら、正体がばれたので切り捨てた。送ってくる情報は役に立たない。側近は何人も行方知れずとなり、想像以上の損害に肩を落とす。再び人材探しに苦労する羽目になった。
・ペドロ
菊理の知り合い。
詳しくは主要登場人物にて。