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48話 結果オーライ?

 ま、また今回も短くなってしまいました・・・・・・・すみません!あと、遅れてすみません!

 「騎士団の皆さん!大丈夫ですか?!」

 「か、忝ない........」


 フィルスはオークを数体倒してから騎士団員の無事を確認する。全員が肩で息をするほど体力を消耗しているようだがなんとか生きてはいるようだ。

 だが、戦況は不利な状況と言えるだろう。戦力となる者は完全にこちらが下回っている。どうしようかと考えている暇もないので取り敢えず片っ端から倒していく。やはりオークはフィルスは勿論、騎士団達にも取るに足らない存在ではあるのだが、リザードマンやハーピーは頭が切れ、何より強いのでなかなか倒しきれない。


 「ちっ!.......サティウス!」

 【言われなくても分かってるよ!】


 〈一人じゃ戦えない.......一人じゃ守りきれない.......それを教わった......だからもう.......一人じゃ戦わない.....仲間となら!サティウスとなら!一緒に戦っていけるって今は思うから!〉


 一人で全てを守ろうとしていた........いや、守りたかったのかもしれない.......自分はこの世界で人々を救うためだけに産まれてきた存在......そんな風に思っていたのもあるが、自分は一人でも守れるというプライドが少なからず片隅にあったのではないかと今では思う。

 フィルスの叫びでサティウスが魔力をフィルスに流し込む。一人一人がバラバラで戦えば勝てない........なら、合わせればどうだろうか?(+)ではなく、(×)となってくれるのではないのだろうか?

 そんなフィルスの考えを肯定するように力がみなぎる。サティウスの属性や魔力や想いが流れ込んできた。そのときに少し感じた......悲しい感情を.......誰でも心に闇はあるだろうが、サティウスはそれらしい態度を一切見せたことがない。

 少しその感情に疑問を持ったが背中が小さな何かに押されるのがわかって思考が停止する。


 【はい!フィルス.......行って!】

 「うん!ありがとうサティウス!全属性魔法!《神々の鉄槌》!」


 嫌な思い出しかない魔法だ.......キーリスが殺され、守れない自分に失望し、全てを忘れた時に放った魔法......だが、次は違う........前は『殺すため』の魔法であったが、今は『守るため』の魔法だ。

 フィルスが唱えた魔法は地を割り炎と水の矢を降らせ、落雷を引き起こし、全ての自然物質を支配した。リザードマンは即座に炎と水の矢に射ぬかれ、ハーピーは落雷により撃墜した。魔物に全ての属性が降り注がれその場は一瞬にして大きなクレーターのようなものができ、魔物は死体すら残さずに死んでしまったようだ。


 「......さ、流石はCランク冒険者ですね.......」

 「うおーー!凄いね~!こんなに大きな窪みが出来ちゃうなんてさっ!!」


 〈や、ヤバイ.......騎士さん達ビビってるし、帝王は興奮してるし......ま、まぁ、命は助かったんだし.......結果オーライかな?〉


 この時からだっただろうか.......?帝王が異様にフィルス達を気に入ってくれたのは......だが、それがどれ程光栄で素晴らしいことかはまだフィルス達には分からないのであった......

 ありがとうございました。

 次回からまた馬車に乗っての旅が始まります!だらけたり、町に泊まったり、スイーツ作ったり、戦闘したり・・・・・・・全てを書くかは分かりませんが、のんびりと書いて参りますのでお付き合い頂ければと思います(。>д<)

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