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26話 必ず!!

 今回は短めとなってしまいましたっ!!

 えっ?い、いつも短い・・・・・?い、いや・・・・・・ま、まぁ!よろしくお願いします!

 今日も晴天で朝陽が降り注いでいる帝都は多くの人で賑わっていた。フィルスは綺麗な帝都の町並みを楽しみながら、クレプーの材料を買うためにブラブラしていた。相変わらず、平和な帝都と目の前を歩く仲間のサティウスにノンシー、キーリス、クロがはしゃいでいるのを微笑ましく思いながら幸せを噛み締める.......だが、その幸せと言うのは長くは続かないものなのかもしれない.......


 《カーン、カーン、カーン、カーン、カーン》

 「ん?何?うるさいね........」

 「あぁ、5回鐘を鳴らすと騎士団への緊急要請や魔物襲撃なんかがありますね~。」

 「へ~........へっ?そ、それって.......もしかして.....」

 「フィルス!行くわよ!!」

 「う、うん!!」

 

 相変わらず危機感のないしゃべり方だったのでフィルスの反応が遅れてしまった。ノンシーは駆け出しながらフィルスにそう叫ぶと冒険者ギルドへ向かった。

 冒険者はこういう緊急事態の時には冒険者ギルドへ向かい、指示を待つのだ。


 「よく集まってくれた!今、魔物が迷いの森から帝都に進軍中だそうだ!我、ギルドの優秀な戦士達よ!!回復が出来るものは教会へ!!魔法が使えるものは城壁の上へ!!それ以外の戦士どもは肉弾戦だ!!!」

 「「「「「「「「「おーーーーーーー!!!!」」」」」」」」」」


 熱気に包まれた冒険者ギルドには数々の冒険者が詰めかけており、カウンターの上に一人の男が立って指示を出している。フィルスは魔法も剣も使えるのでどちらでもいいのだが、ここは外に出ることにする。

 ノンシーは攻撃魔法が得意なので城壁の上へ行くこととなり、別れてしまうことになる。


 「なっ!?なんでよ!!貴方も上に来れば良いじゃない!!」

 「ううん.......それじゃ、外に出た戦士達を守れない.....どちらともを守りたいから......城壁の中はノンシーに任せるよ。」

 「まぁ、大丈夫ですよ~.......私も外ですしねっ!」

 「あっ!心配事が増えた!」

 「なぁ?!わ、私は気高き九尾族ですよっ?!」

 

 そんなことを話していると城門が大きな音を立てて開き始める。普通は城門の扉は半開き程になっているのだが、今回は一斉に外に出るので全開にされるのだ。


 「........必ず戻ってくるから.....!」

 「絶対よ?必ずよ?」

 「うんっ!必ず.......じゃあ、またあとでね!!」


 一斉に走り出す冒険者や騎士団の者達と共にフィルスはノンシーに手を振りながら城門の扉を潜っていった。


 〈必ず!!助けて見せるよ!この帝都もっ!世界も!!〉


 フィルスは心の中でそう叫んでから、近づきつつある絶望の元凶に立ち向かうのであった......守りたいものを背に.....

 ありがとうございました。

 次回から本格的な攻防戦が繰り広げられます!お楽しみに・・・・・

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