表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/37

放課後

授業が終わった


「さて(かえ)るか」教室(きょうしつ)から()ようとした(とき)

亜阿阿君(あああくん)

「どうしたの井伊(いい)さん、(いや)予感(よかん)しかしないんだけど」

「そうほめないで」

「いや、ほめてないよ で、なに」

(わたし)(つく)った部活(ぶかつ)(はい)って」

(きゅう)だね、部活(ぶかつ)ってなに()なの」

「アイス()

「アイス()?アイスクリームの(こと)でも調(しら)べるの」

「ううん、愛巣部(あいすぶ)亜阿阿君(あああくん)(わたし)(あい)()()()

(はい)らないよ、なんなのそれ」

大丈夫(だいじょうぶ)(ほか)(だれ )にも邪魔(じゃま)はさせないから」

「いや、そういう問題(もんだい)じゃなくて、そもそもなんで井伊(いい)さんは(ぼく)なんかがいいの、井伊(いい)さん結構(けっこう)モテるのに?」するとなぜか井伊(いい)さんが不機嫌(ふきげん)

(わたし)(まえ)亜阿阿君(あああくん)悪口(わるぐち)()うの(ゆる)せない、たとえそれが亜阿阿君(あああくん)でも」

「ややこしいよ、でもなんで(ぼく)なの?」すると今度(こんど)はどこか(さみ)しそうな表情(ひょうじょう)

(おぼ)えて()いの、あの(おさな)()約束(やくそく)を」

(おさな)()のっていつ(ごろ)なの」

生後半年(せいごはんとし)

(おぼ)えてるわけないよ、そもそも本当(ほんとう)なのそれ」

「うん、(わたし)それまで()いたこと一度(いちど)もなかったのに、亜阿阿君(あああくん)病院(びょういん)()るとき(はじ)めて()いた、それに亜阿阿君(あああくん)一緒(いっしょ)()いてくれた、その()(ごえ)将来向(しょうらいむ)かえに()くねっと・・・(おぼ)えて()いの」

「色々(いろいろ)衝撃(しょうげき)()ぎて(なに)から()いたらいいやら、とりあえず(ぼく)そんな約束(やくそく)してたんだ」

(いま)(うそ)

「・・・(うそ)なのーなにその(うそ)

「だって(よわ)(おんな)だと(おも)われたくなかったんだもん、(わたし)でも()まれて半年(はんとし)()かないわけがない」

「え?そこが(うそ)なの」

「うん」

「それ以外(いがい)は」

全部(ぜんぶ)本当(ほんと)(ぼく)(おも)った(すごすぎる(ひと)だなと)

「そんなにほめないで」

「なんで(かんが)えてることまでわかるの、それにほめてないよ何回(なんかい)()ってるけど」

つづく


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ