表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/114

第56話 商業ギルド③ー2

【スヴァロード領 商業ギルド side】


「今日は、驚きましたね。ギルマス」

「あの二人は何者なんだろうか」

「あれから、二人を調べたから、聞いたらもっと驚くぞ」

「ここ数日で、小説や木彫りの商品が出回っただろ」

「あ~、聞いてはいます」

「小説も立派な本の作りで、木彫りなんかも繊細な作りですごかったぞ」

「知り合いで買った奴がいて、見せてもらったんだ」

「え、そうなんですか。私も見たかったです」

「なんと、それらを販売しているのが、アース商会だ」

「えっ、彼女たちですか」

「あ~そういうことだ」

「それは、本当ですか」

「あ~間違いない」

「本にも、出版社がアース商会になっていて、商標登録の印もあった」

「木彫りにも、社名と登録印にナンバリングまであったぞ」

「もしかすると、本にもナンバリングがあったかもしれない」

「本なんかは、高級な仕上がりで値段は教えてくれなかったよ」

「でも、彼女たちに、そんな販売ルートがありそうには見えませんでしたが」

「実際に販売している人たちは、違うだろう」

「それなりの地位にいる人だからな」

「他にも従業員がいるのでしょうか」

「いや、もっと別の人だろう」

「力のある人がバックにいるのかも、しれないな」

「もし、そうだとしたら、あのギルドに不義理をされたのに黙っているでしょうか」

「そうだなぁ。表だった関係にできないってことか」

「尚更、何者なんだろうって思うよな」


「事前にあのギルドを調べたと言っていました。そうなると、もちろんこのギルドや私達のことも調べたのではありませんか」

「そうなのか」

「そういえば、初めてなのに建物に入ってから、真っすぐに私のところに来ました」

「何か、じゃあ初めから、サブマスだって知っていたのか」

「顔を知っていたことになるな」

「そう考えると、怖いですね」

「そうだな。まあ考えようによっては、このギルドは信用されていたってことになるがな」

「この登録もどうしますか」

「そうだよな。ここだけで済ませられないよな」

「とんでもない魔道具ですから、本部に連絡しないとまずいですよ」

「ついでに、あそこのギルドの件も報告するか」

「引き受けたはいいが、頭が痛いな」

「本当ですね」

「彼女たちは、また来ますかね」

「変な魔道具を作ったら、また来るかもな」



【ジユジョア領 商業ギルド ギルマス side】


「おい、どうなっている」

「何がですか」

「あの嬢ちゃんは、まだ来ないぞ」

「そう言われましても、冒険者ギルドには、また依頼してきましたよ」

「だったら、なんで来ない」

「さあ、冒険者ギルドに行っていないんじゃないですか」

「はっ、そうなのか」

「いや、知りませんけれど」

「とにかく、もう一度依頼してこい」

「はい、分かりました」



「おはよう、ジョン」

人形ジョン『おはよう、アン』

「朝ごはん食べたらどうするの」

人形ジョン『そうですね。折角なので、町の様子でも見てから帰りますか』

「そうねぇ。折角来たんだから、見て回ろう」

今日は、水色のワンピースにした。

ジョンは、いつもの従者服。

朝食を食べに行ったが、パンは硬くてイマイチだったなぁ。

口が地球の味に慣れているから、贅沢になっているのは仕方がない。


ホテルを出て、ゆっくりと町の中を歩いて散策する。

食べ物の店も多くて屋台も出ている。

鑑定をしながら見ていると、美味しいと評価された串焼きのお店があった。

鑑定結果を信じて、二本購入。

この服で食べ歩きするのは抵抗があったので、鞄に仕舞う振りをして、空間収納にしまった。

それから、何件かのお店で、果物やパンなどを購入して、馬車置き場に行った。


門を出るときも、問題なくスムーズに出られた。

馬も調子が良いのか元気に走ってくれて、予定時間よりも早く帰って来られた。

門が近くになったので、馬車を入れ替えて、私もフードを深くかぶった。


身分証を見せ、問題なく町に帰ってきた。

いつものように、路地から「帰還」


「帰ってきたねぇ。ジョン」

人形ジョン『そうですね。やはり、シェルターにいると安心します』

「そうだね。ここは安全な場所だものね」

「ここならば、どこにいても帰ってこられるからね」

「神様のおかげだね」

人形ジョン『本当にそうですね。神様のおかけで、アンにも会えましたから』

「やだ、ジョンたら、急にそんなこと言って」

「なんだか、恥ずかしいじゃない。でも、私もジョンが居てくれて嬉しい」

「一人じゃ寂しいしね」

人形ジョン『そうですね』


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ