第29話 剣術実習訓練③
今日は、剣術実習訓練をする。
真剣での訓練だ。
そろそろ真剣にも慣れないといけない。
人形も真剣を持つ。
はじめは、人形には木刀を持ってもらおうと思ったが、相手も真剣で攻撃してくることに慣れないといけないらしい。
いくら精神耐性があっても、相手が真剣を持てば、多少の恐怖心はあるし、腰も引けてしまいそうになる。
安全のために身体に沿って、バリアだけは張ってある。
結界や身体強化はダメらしい。
スローな打ち合いでスタートして、徐々にスピードを上げていく。
しばらくの間は受け身でいたが、少しずつ攻めていけるようになる。
まだ、自分に合った攻撃の一手とかはないので、すべての斬り方で攻めていく。
前回のように打ち合いを10分したら5分休憩にする。
2時間したら、打ち合いを25分に延長した。
2時間したらお昼休憩とする。
お昼ご飯は何にしようかな。
ガッツリ系がいいかな。
某地域のご当地バーガーセットにしよう。
パテが厚みもありジューシーで肉肉しくて、食べ応えがある。
これは人気があるわけだ。
午後からは、人形が2体に増えた。
多人数との訓練のようだ。
二人の動きに注意しなくてはならない。
この時、横並びはよくない、後ろに下がって三角形の立ち位置にしないと。
横並びだと、片方と戦っていると、もう片方の相手が後ろにいる状況になるので、どう攻めてくるのか見えないのだ。
一時間訓練したら、人形が3体になった。
これは難しい。常に後ろを警戒して、前の人を攻撃したらすぐに後ろと、流れるように攻撃しないとやられてしまう。
また一時間すると、いきなり5体に増えた。
「もう! どうするのよ!!!」
5体なんて無理でしょう。
「え~、もっと増えるの~」
これからは、もっと多い人数での戦いを想定するらしい。
盗賊などは、10人~30人とか50人で襲ってくることがあるらしい。
「そんな時はシェルターに逃げればいいじゃない」
えっ、一般人や冒険者がいてもいいのかって。
「それは~、まずいかもぉ。まずいよねぇ?」
なんか、シェルターのことは他の人には知られたくないし。
「魔法で攻撃すればいいじゃない」
人形:『魔法が使えない状況かもしれない』
「魔法封じ無効のスキルがあるのに、どんな時だよ!!!」
人形: 『・・・・・』
「だんまりかよ」
わかりましたよ。とりあえず、5体と訓練します。
縮地や気配察知スキルで受けや攻撃をしていく。
「何かいいスキルはないかなあ、思い浮かばない」




