第27話 タウンウォッチング②
再び、タウンウォッチング
敵情視察は必要なのである。
冒険者ギルドは、一番行く場所になるのだから。
今朝は早起きして、6時から【ビューview】機能で観察する。
ギルドは24時間営業だが、依頼の募集は6時ごろから張り出されるのだ。
本当にこの時間に冒険者たちが集まってきて、依頼票の争奪戦が始まった。
身体の小さい人や気が弱そうな人は、はじき出されている。
歳末セールとか福袋売り出しセールを思い出す。
行ったことないけれど。
6時~7時ごろまでが、ピークだね。
そのあとは、そこそこ群がっている。
受付の人は、朝は忙しいからか3人いた。
男性が1人いるのは、騒動になったときに対処するためかも。
10時すぎると一段落したのか、女性2人になった。
依頼受付の手続きとか依頼完了の手続きで書類整理も忙しそうだ。
納品された物の仕分けもしている。
ラノベでよくある、鏡ばかり見ている人や、おしゃべりばかりしている人はいない。
ここは、よく管理されたギルドなのかも。
12時すぎると、冒険者はまばらで、受付の人は交代で食事に行くようだ。
15時を過ぎると、冒険者たちが戻りはじめた。
冒険者ギルドに行くならば、10時~14時の間がよさそうだ。
ギルド長の部屋も見てみよう。
机の上には、書類が積まれている。
責任者の決済は沢山あるようだ。
何やら、ブツブツと言っている。
「面倒くさい」「こんな仕事は奴にやらせれば」「帰りてぇ」とか。
書類仕事は好きではないようだ。
奴というのは、サブマスだろうか。
あるあるでいうと、サブマスのほうが優秀だったりするよね。
インテリメガネ風を想像する。
そろそろ町中を見ようか。
八百屋、肉屋、惣菜屋と、どこも活気がある。
新鮮な食べ物が売れられているのは、市場が安定している証拠だね。
15時を過ぎると、夕食の買い出しの人で賑わうのかも。
ここでは、夕方になれば明かりもなくて危ないからかな。
店先の明かりだけでは、暗いから。
路地裏の奥を覗いてみる。
ガラの悪そうな人がいるし、孤児らしい子供もいる。
やはり、表側だけ見ているとわからないよね。
どこの町にも多かれ少なかれいるだろうな。
ゼロにするのは難しいでしょう。
町全体をみると良さそうだから、領主様がしっかりしているのかな。
領主様のところも覗いてみようか。
フラグになるから、やめておこう。




