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チュートリアル2

 扉を開けるとそこには等身大の木製人形がいっぱい立っていた。照明が明るいせいかおっさんの頭が神々しくなっている。思わず笑いそうになっていると

「あそこに剣があるだろ?あれを持ってこい」

おっさんが部屋の端にある剣を指さしそう言った。

俺が剣を持ってくると

「これをやる」

と言って一冊の本を渡された。本のページをめくってみると

「<スラッシュ>を獲得しました。」

とシステムが言った。

「どれでもいいから好きな人形に試してみろ。スキルを使いたい時はそのスキルの名前を言いながらそのスキルにあった行動をしろ。<スラッシュ>なら上から下に剣を振り下ろしながら言えばいい」

と頭を輝かせながらおっさんが言った。

(頼むから頭を輝かせて真剣に説明しないでくれっ)

笑うのを堪えおっさんから離れた。

(どれでもいいか)

 周りの人形を見ながらそう思い部屋の中心近くの人形の前に立った。「<スラッシュ>!」

と言いながら剣を上から下に振り下ろす。すると人形は真っ二つに切れ、中から液体の入った瓶が出てきた。手に取ると

「<低級回復ポーション>を獲得しました。」

とシステムが言った。

(真っ二つにしたのに中身は無事ってどんな仕組みなんだ?まあゲームだから考えても仕方ない)

手に入ったポーションを見ながらそう思っていると、

「スキルの使い方は分かったな?この人形達は3分の1の確率で<低級回復ポーション>を落とす。運が良かったな」

とおっさんが嬉しそうに言った。

「スキル発動の成功報酬だ」

 そう言いながらさっき手に入った物と同じポーションを渡された。ポーションを受け取ると

「ステータス、アイテムボックスが解放されました」

とシステムが言った。ポーションを受け取るのがトリガーなのだろうか。

「早速アイテムボックスを使ってみろ。『アイテムボックス』と言いアイテムボックスが開いたらそこに入れたいものを落とせ」

いわれた通り

「アイテムボックス」

と言うと正方形がたくさんあるものが開いた。そこに人形から出たポーションと貰ったポーションを落とした。すると左上の正方形にポーションが入り

<低級回復ポーション2>

と、でた。おっさんが

「<アイテムボックス>はシステムからでも開ける。これでチュートリアルは終わりだ。チュートリアルの内容はシステムからいつでも見ることができる。未知なる世界がお前たちを待っている」

そうおっさんが言い終わると不思議な力で建物から追い出され、振り向くと建物は消えていた。

 今回でチュートリアルが終わりました。次からはいよいよ冒険だと思います。冒険と言えば皆さんは何を思い浮かべますか?私は、仲間と強敵を倒したり、あるいは、どんなものか分からない食材を食べてみたりなど、自分にとっての未知に挑むことだと思います。この小説を書くというのも私にとっては冒険でした。皆さんはどのような冒険エピソードがありますか?

 さて、今回のエピソードはいかがだったでしょうか。運良くポーションが手に入りましたがゲームにあまり影響の無いものでしたね。次からは基本的に冒険の話を書くつもりですが間に学校でのエピソードなども入れるつもりです。ここまで読んでくださりありがとうございました。

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