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遭遇と戦闘

 学校から帰り、UDOを起動した。今日は響也や直樹は用事で無理なため、1人で動くことになった。

(そう言えば、5レベからはレベルが上がったらステータスポイントが貰えてステータスに振ることができるって響也が学校で言ってたな。先にステ振りをしておくか)

 そう考え、〔筋力〕、〔俊敏〕、〔器用さ〕、〔ラック〕、〔魔力〕とある中で〔俊敏〕に全振りした。ふざけているわけではない。攻撃は当たらなければどうということはないと思ったからだ。

(レベル上げしてからじっくりと町の探索でもするか)

 そう思い、ゴブリンが出現する森に向かった。


 1時間程ゴブリンを狩ってレベルが2上がった。1人だったのにこんなにレベルが上がったのはやはり称号のおかげだろう。そろそろ町に戻ろうと思ったその時

「パキパキ」

 森の少し奥の方から音が聞こえた。この森には木が折れるような音を出すほどの大きなモンスターはいないはずだ。何かの空耳だろう。

「パキパキパキ」

また聞こえた!しかもさっきよりも音が大きい!俺の方に向かってきている...?そう言えば2人とここで狩りをする時に危険なモンスターが稀に出てくるって言っていたな。

「バキバキ」

もう、すぐそこまで...。音の方向を見ると大きな二つの目と目が合った。

「グギャァァァ!」

ある程度引き締まった体、緑色の肌、先程まで戦っていたゴブリンと見た目はあまり変わらない。しかし決定的に違うのはその異様な大きさだ。さらに、大剣のような武器をもっている。そして、頭の上には『ゴブリンキング』と出てきた。

 ゴブリンキングは俺に向かって一直線に向かってきた。

(見た目より速い!)

俺とゴブリンキングとの間の空間は瞬く間に狭くなった。そしてその右手に持つ大剣を俺に向かって上から下に振り下ろしてきた!

俺はそれをギリギリで躱したがかすってしまい、僅かにダメージをくらってしまった。

(〔俊敏〕に全部のステータスポイントを振っておいて良かった!けど、これじゃそのままやられてしまう! この状況で勝てるとしたら...!)

俺はステータス画面を開き、ゴブリンで上がった2レベ分を〔俊敏〕に全振りした。

これが功を成したのか、ゴブリンキングによる追撃を回避することができた!

(2レベ分を振るだけでこんなにも効果があったのか!)

 ゴブリンキングがもう一度攻撃しようと腕を上げた。それを見逃さず、すかさずゴブリンキングの股下に入り込み、足の腱を斬った!ゴブリンキングは自分の体重を支えることがとができずに倒れた。そこに追撃の〈スラッシュ〉を与えて一気にゴブリンキングのhpの4分の1ぐらいまで削った!さらに追撃をしようとしたその時!

「グガァァァァァァ!」

(なんだ!?)

突如としてゴブリンキングがものすごい雄叫びを上げた!そしてみるみるうちに与えたダメージが回復していきhpがMAXになった!

「くそっ!」

(与えたダメージが回復されるなんて!嫌な予感がする!とりあえず下がって様子見を...)

直後、ゴブリンキングがものすごい形相でこちらに向かって右手に持った大剣を力任せに振った!先ほどまで自身がいた地面が抉れ、破片が飛び散る。破片が体に当たりダメージを受けた。

(攻撃力が上がっている!?しかも回復もする!まったく、チートにも程があるだろ!)

 ゴブリンキングは俺に向かって先程までのお返しだと言わんばかりに剣を振り回した!

(攻撃が直線的な分、回避はギリギリでできてるけど当たったら絶対死ぬ!...そういえばゴブリンキングの足の腱を切った時、相手はちゃんと”倒れた”な。つまりゲームだけどリアルを再現している!それなら...!)

 大剣を避けながらゴブリンキングをよく見てみる。

(胸のあたりは筋肉質で刃が奥の目当てのものまで入らなさそうだ。ならやっぱり...!けどどうやってそこを斬る!?この体格差だと絶対に届かない!)

考えながら避けていたせいかゴブリンキングの攻撃にカスってしまい一気にhpが減った!

(くそっ!相手がもう一度隙を見せてくれたら!)

 ゴブリンキングはあと一押しと思ったのか大振りで俺に向かって剣を振った!

 (チャンスだ!)

 俺は最初と同じように股下に入り込んだ!当然、ゴブリンキングも警戒していたのだろうが、俺を倒せるという欲に目が眩み、動作の大きい攻撃をしてしまった。

 そのまま俺はゴブリンキングの足の腱を斬った!そしてまたも自身の体重を支えられずに崩れるゴブリンキングの背中にのり、目当ての場所まできた!そしてそのまま

「〈スラッシュ〉!」

 “そこ”を斬り落とすとゴブリンキングは動かなくなった。

そう、俺はゴブリンキングの”首”を斬り落としたのだ!

〔筋力〕・・・剣などの近接武器の威力が上がる。また、重いものを持てるようになる

〔俊敏〕・・・行動が早くなる。上げすぎると動きに自身がついていけないので危険。

〔器用さ〕・・・武器の取り回しや扱い方などが上手くなる。

〔ラック〕・・・敵を倒した時のアイテムドロップ率が上がる。

〔魔力〕・・・魔法を使う際に使用する〔MP〕を増やす。状態異常に対する抵抗力が上がる。

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