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5組目2

おはようございます。

いつも呼んでくださりありがとうございます!


30話までくる事が出来ました。ありがとうございます。


ですが…悲しいことにストックがなくなりまして…次回からお休みを頂こうかと思います。

1ヶ月程を予定しております。

頑張ってお話作りに専念したいと思いますのでよろしくお願いします。

「また来たのか!いい加減にしろ!二度目はないとあれだけ言っただろう。ここはご利用者様の出入口何だよ!これ以上好き勝手するならこちらも守りきれない。早く帰れ!」


えっ!まさかの二回目なの!?ある意味凄いね。


「嫌よ!ビーバー族に会えるまで帰らないわ!私は自分で子育てしたいのよ!」


「マネージャーから何度も説明があっただろう。貴方の番は既に決まっている。オオサンショウウオ族だ!神からのギフトを勝手に変更など出来るわけ無いだろうが。教会でも無理なんだぞ!それに、オオサンショウウオ族の夫が子育てを独占するのは卵がかえるまでだ。卵を守る粘液を夫しか出せないから夫が卵を守っているんだよ。卵がかえった後ならば子育てに参加しても大丈夫だと検証されているし、今ではそのタイプの夫婦が増えている!話し合えば済むことなんだよ!説明されてただろうが!」


「いやよ!私を大事にしてくれる子供に育てたいの!私だけを!だからビーバー族がいいの!」


えーー。子供をなんだとおもっているのかな?あんなのに育てられたら子供も可哀想でしょ。むしろオオサンショウウオ族の夫に任せなさい。面会が控えている僕のご利用者様はビーバー族の連呼に体を小さくされている。ビーバー族特有のしっぽもバレない様に足に挟んで隠してるな。

わかる。わかるよ。巻き込まれたくないよね?


「そんなに子育てしたいんなら母熊の巣にでも放り込んでやったらどうだ?」


と恐ろしいことを呟くしまつ。そんなことをしたら放り込まれた者だけでなく、放り込んだ者までプチ殺されてしまうじゃないか!?

僕も出来るならば力業でお帰り頂きたい所だが、この前ベンジャミン先輩に怒られたばかりだからな。

ここは警備隊に任せよう、ガンバレ!


「なんでよ!ちゃんと教会に行ってしっかり祈っているのよ!寄付もしてるわ。」


神様よ。もうちょっとちゃんとカップリングしてみたらどうだい?いくらなんでもこのお客様を番にしなきゃいけないオオサンショウウオ族のご利用者様が可哀想だよ?


「知るか!ちゃんと警告もしたからな!おい!こいつのマネージャー呼び出せ。居ないなら主任マネージャーにでも来て貰え。」


あー。ヤマブキさん呼ばれちゃうのかぁ。馬鹿エルフの指導で気が立ってるだろうに~大丈夫なのだろうか

ヤマちゃん来ちゃう?


「呼ばれました。」


一瞬で来た。って言うことは…ヤマちゃんだな。人族の時は魔法系一切使えないって言ってたもんな。ヤマブキさん。


「お客様?どう言うことでしょうか?今日は面会日でも相談日でもカウンセリングの日でもないですよね。ですから担当のマネージャーはお休みなんですよ。しかもお客様は先日の事件のペナルティで自宅にて謹慎中ですよね?何故ここにいらっしゃるのですか?しかもご利用者様専用出入口に。」


「…。だって何度もオオサンショウウオ族は嫌だって言ってるのに聴いてくれないじゃない!お父様は私が嫌だっていえば何でも聞いてくれるのよ。貴方達も聞くべきでしょ!?」


「お客様は頭がどうかされているのですか?」


ヤマちゃん相変わらず厳しー!でも!カッコいい!


「何ですって!?私を誰だと思っているのよ!このフィーリングカップルに多額の寄付を行っている商会の一人娘なのよ。寄付取り下げさせたいの!?」


「なるほど。援助を盾に強要なさると仰いますか。」


ヤマちゃんが黒いよ!ヤマちゃんから黒い何かが出てるよ!あのお客様見えてないの!?周りの皆ドン引きしてるって!気づいて!

うちのビーバー族のご利用者様なんか巣の設計を一からやり直しだなって呟いているから!!

あんなのが巷にいるなら現段階の設計されている巣の防衛では番やこれから産まれる子を守れねぇ。と真剣な表情だ。


「当たり前でしょ。財産とは自分の為に使うものよ。私の名前はー」


“バン”


銃の音がなった。その場で崩れ去るお客様。

あっ顔から言ったな。凄い音。

誰も助けないけどね。

警備隊が麻酔銃を打ち込んだようだ。だって、あのお客様…いや、指導対象者では済まないな。だってこのフィーリングカップルでいうところの禁忌を犯そうとしたのだから。


全無線が開かれる。


「主任マネージャーヤマブキの権限によりお客様から処罰対象者に変更します。理由は名乗りを犯そうとしたため。警備隊。そこの処罰対象者を牢屋へ。主任マネージャーヤマブキ、本部長ユズからの指示があるまで入れといて下さい。暴れられては困ります。拘束と喋れないようにお口にマスクもお願いします。また、問い合わせ等があっても誰も取り次がないように。」


「了解しました。」


「皆様。お騒がせいたしまして申し訳ありませんでした。問題はお片付け致しましたので、これからもフィーリングカップルをよろしくお願いします。」


ヤマちゃんは素敵な笑顔で挨拶をして、消えていった。


「なぁ?イチョウさん。こんな事があったばかりの施設に番を越させたくないし、俺も一度戻って巣の設計を建築士と相談してやり直したい。面会は延期してもいいか?」


どんな巣になるのかな?あんなのから守るのならばもう、要塞位必要なんじゃ…。後程見せて貰わないとな。だってお客様の家にもなるんだからあんまりなのものは止めないと…。お客様の意向も大事だしね。


「…。勿論です。こちらこそご心配とご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。」


「いや。イチョウさんは悪くねぇーよ。良い勉強になった。世の中には色んなヤツが居るもんだと思い知らされたよ。」


確かにね。あんなの滅多にお目にかからないよ。

でも、オオサンショウウオ族が一人自由恋愛に解き放たれることになるならあのお客様も意味があるかもね。

ランキングトップランカーが自由恋愛に組み込まれるなんて凄いことなんじゃないか?


ある意味皆の願いが神様に届いたってことかもなぁ。


獣人族の方のフォルムは人形と獣化形がありますが…どうしても作者はペンギン族とビーバー族はそのままのフォルムで二足歩行に人語を話す獣人化で脳内変換してしまいます。

ユニコーン族や狼族、丹頂鶴族は人形を想像出来るのに~。

イマジネーションが乏しくて悲しいです。

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