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4組目 2

おはようございます!


すみません。種族の間違いが判明致しました。


ペガサスではなく、ユニコーンです。


ペガサスは天馬でギリシャ神話の種族でして…兄弟となっていますから男性しかいない?です。


今回は女性を当てていますので一角獣のユニコーン族であります。ユニコーンは雌雄、対で存在してます。


すみませんでした。これを投稿後前話を訂正致します。

性別の確認やら年齢の確認やらは本人に確認すればわかるだろうとアイ先輩は考える事を辞めたらしい。

前回の狼少年ように未成年であっても連れ去りは犯罪だ。それは変わらないしね~。あの子はちゃんと見つけた後フィーリングカップルに来てくれたからこそ利用者としての権利を全面に押し出せたのだ。悩むことは他にたくさんあるし、身分証等を確認しようにも無理だしなー。

だって何も持っていない、むしろ裸一貫なのだから。


「指導のランクはどうするんですか?あげるんですか?」


「いや。もう既に最高ランクだから上げようがない。一般人ではなくなったが…いや…申請前だからまだ、一般人だな。巻き込むだけでも既に最高ランクだ。」


「成る程。」


「後は事情を聞いて情状酌量できるかだな。」


先輩は引き算の考え方なんだな。僕は足し算な考え方が多い。基本の罪はここって決めてしまう。でこの罪もあるから罰を足していくという考え方だ。

確かに勉強になるな。


「うっ…頭痛いー。うーー。ん?ここどこ?」


あっ起きた。痛がってるなーそれもそのはず、あの麻酔はゾウ族もびっくり、ドラゴンの巨体もすぐに眠くなーる程の代物だからね。僕は邪魔にならないように隅に下がった。


「ここはフィーリングカップルの地下牢だ。」


指導中だからね、アイ先輩も強めに出てるな。


「フィーリングカップル?…あっ!そうか。番は?私の番は何処!?」


お客様確定。メンタルケアだけですむのかな?マネージャーさん大変そう。


「黙れ。今のお前に質問の権利はない。こちらの尋問に答えるか黙秘するかのどちらかしかない。こちらとしては素直に答えることを進める。でなければお前は一生ここから出ることはない。」


「なっ!?何様のつもり!?私は…ユニコーンなのよ。」


「だからなんだ?ここでは、種族、身分は一切関係ない。お前がどれ程神聖なもので高貴な身分だろうとも忖度など期待するな。お前はそんなことを望めない程の事をしでかしている。で?どうする?答えるのか?黙秘するのか?」


「何よ。何が聞きたいわけ。」


「種族は?」


「ユニコーン族」


「年齢は?」


「20歳」


「嘘は付いてないようだな。出生国は?」


「獣人国」


またかよ。もういやだ。獣人国。思い込んだら一直線なやつが多すぎる。ちゃんと教育してくれ。ここまで来るともう、狼少年が可愛く思えてくるわ。


「あの連れてきた人物は?」


「私の番よ。どこにいるの?ちゃんとここに居るんでしょうね!?」


おバカさんさっきのアイ先輩の言葉どこにインプットしたんだい?


「何処から何故連れてきたんだ。」


「浮気現場からよ!他の雌とイタス寸前だったのよ。危なかったわ!私達ユニコーン族は純潔じゃないとダメなの。だからさっきから言ってるじゃない!さっきの雌の所に行かれたら困るのよ。番が汚れてしまうわ。」


えーー!!そっち!?

アイ先輩は喉をならしつつも何とか冷静さを取り戻し、尋問を続けた。


「知り合いだったのか?」


「まさか!今日初めて会ったわよ。会って番だと解ったの。でも、その番が雌連れしてて…心配でつけたの。そしたら二人で宿に入っていくのだもの。どうしようもなかったのよ。ほっておいたら私の番が…純潔じゃなくなってしまうじゃない。」


…その憐れなお客様は恋人とデート中に不幸にも番に出会ってしまい、その恋人と初めて愛を確かめ合おうとした時にじゃじゃ馬が乱入して来たってことか…半裸の意味がわかった。


「…。緊急だったことは解った。だが、やり方が不味い。フィーリングカップルに連絡すれば良かっただろう。」


「そんな暇があったと思うの?私もデート位ならばそのまま見守ったわよ。でも、ついていったらそうじゃないって、今日事に進むんだって気づいたのよ。何とか話し合いで済むのなら良かったんだけど…あっちも興奮てしてて出ていけの一点張り。私がここに居るってことは番を無理やり連れてきちゃったってことなんでしょ?」


「…。記憶無いのか?」


「全く。気づいたらここだったわ。」


「嘘は…付いてないな…。」


僕は横から書類を覗いたが見事な真っ青だった。おぉ。初めて見たー。オールブルーある意味でレアだ。


「事情は解った。だが、君が外で暴れ、誘拐まがいなことをしたことは事実は変わらない。二週間地下牢で過ごして貰う。その後セミナーは最短でも半年だ。最短だぞ。もしかしたら何年も会えないかもしれない。君の事情は解ったがそれはお客様には関係の無いことだ。心の問題もある。だが、君の面会が叶うまではこちらもお客様の純潔を守るように努めよう。」


指導はだいぶ引き算されたらしい。ってかしないと…ね。こちら側としてはね。


こんなに話がわかる人だったのかー。僕要らなかったじゃん。

先入観って怖いなぁー。


このユニコーンさんはほぼ暴走状態だったと思われます!


お客様にとって失っていた方が良かったのか悪かったのか…。


難しい問題です。

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