表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/83

第四十六話 コラボ開始

お久しぶりです。今後の展開とか方針とか考えてたら煮詰っちゃってました。

ある程度の方針は立てられたので、これ以降は更新頑張りたい……んですけど今日からティラノを殴る仕事が……



 エボニーとの配信はゴールデンウィークの終盤頃。

 それまでの数日間、私は普段通りに配信をすることにした。



――――――――

雷狂棍ハイキリ

武器種:メイス 必要STR:29

かつて南の一族により神具として祀られていた、荒れ狂う雷の魔力を宿すメイス。

その一撃は反響し周囲の敵をも巻き込むが、稀に所有者をも穿つ諸刃の剣。

――――――――


――――――――

禊針

武器種:突剣(レイピア) 必要STR:32

東洋の術によって清められた銀を使用した突剣。

大きな針に鍔をつけたような独特の外見をしており、突剣として扱うためには慣れが必要だが、霊やそれに類する力を持つ存在を浄化し、無力化する力を持っている。

――――――――


――――――――

タルタロス・スタッフ

武器種:魔杖/長杖 必要MP:312

征焔王が地の底から持ち帰ったとされる黒焔を魔力源とする魔杖。

闇の力を強化するとともにその効果を"延焼"させる強力な能力を持つが、揺らめく漆黒の輝きに魅入られて帰って来られなくなった者も多い曰く付きの武器でもある。

――――――――



 リクエストの武器を作りつつ、配信外ではコラボで作る武器の試作も行う。

 コラボで私が作る武器は全部で三つ。うち一つはエボニーと協力して作るもので、ある程度は二人で相談しながら進めているところだ。

 武器と防具両方の性質を併せ持つという特性から、これに関しては自分一人で試作することが出来ない。今のところはエボニーともデザイン面での相談をする程度なので、本番はまさにぶっつけという感じになるのかも。

 それはそれで楽しそうだけど、緊張もする。



「あ、そろそろコラボも近づいてきてるしそっちの方もよろしくね」


『楽しみ〜』

『助かる』

『ゴールデンウィークで良かったわ』

『wktk』


「wk……何それ?」


『ワクテカ』

『ワクワクテカテカ→ワクテカ→wktk』

『あまりにも死語』


「なるほど……いや、ワクワクはわかるけどテカテカって?」


『なんだろうね』

『根掘り葉掘り的な語呂合わせなんじゃね?』

『かつてインターネットにはアスキーアートという文化があってじゃな……それに関連してるのじゃよ』

『インターネット古参兵だ!!』


「もしかして、見てくれてる人の年齢層幅広いのかな?」



——————



 そんな感じで時間は過ぎ、遂にコラボの当日。

 余裕を持ってアリフラにログインした私は、持っていく物の確認をして過ごしていた。

 今回のコラボでは、エボニーの店で配信を行う。登録者数の差を考えればそれが自然ではあるし、内装に関しても配信を意識したおしゃれな感じになっているし。

 背景まで考えが至るというのは、流石は人気配信者という感じだ。



「魔導ハンマーとコテ、研磨系のものはこんな感じで……冷却も一応持って行っておこうかな。あ、シダ、そっちに置いてある武器よろしく。ラーニングの説明で使うから」


「は、はははっ、はい!」


「……私よりも緊張してない?」



 いつも動きがダイナミックで元気いっぱいって感じのシダだけど、今日はさらにその速度まで速くなっている。

 まあ、確かに私の配信だとシダは基本裏方に徹しているのでいざ映るとなっても心の準備が出来ないのかもしれない。



「今日はシダも結構出番あるからね」


「はい…………え? ええっ!?」


「……あれ? 言ってなかったっけ」


「初耳ですよ!?」



 それを知ってるからこその緊張だと思ってたんだけど、そもそも言い忘れてたらしい。うっかり。

 完全に直前で焦らせてしまったけど、まあ知らずにぶっつけ本番よりはマシ……と考えよう。


 とは言え、このまま配信に移るのは難しそうだし、一旦落ち着いてもらおう。


 そう考えて、私は慌てふためくシダの肩をガシッと掴んで、それから強く抱きしめた。



「…………!?!?!?」



 心音が凄いことになっている。そんなに緊張してたのかな。

 ……というか心音も聞こえるのか、このゲーム。まあ心拍数とかモニタリングしてるだろうし、不思議ではないけど。



「子供の頃、緊張した時はお母さんに抱きしめてもらってたんだ。シダにも効果があるかは分からないけど……落ち着いた?」


「お、落ち着いたというか、別の衝撃で上書きされたというか……」


「上書きされたなら大丈夫だよね」



 落ち着いているというか混乱しているような表情ではあるけれど、とりあえず大人しくなったので大丈夫だと思う。



 そんなわけで、道具や素材などを準備し終えた私はエボニーに連絡を入れてから店を出た。

 メニューから店を閉店状態にしておき、向かいのエボニーの店へ向かうと、いつも通りのメイド服を着たエリスが出迎えてくれた。



「おはようございます、ユーカリさん。お嬢様ももう準備を終えられているようですので、早速ご案内しますね」



 エリスの案内で、私達は黒檀防具店の奥、エボニーが普段配信をしている工房まで向かう。



「失礼致します、お嬢様。ユーカリさんとシダさんがお見えです」


「ちょっと待っていて。すぐ開けるわ」



 部屋の中からエボニーの声がして、少し経ってからドアが開いた。



「いらっしゃい、二人とも。もう準備は出来てるみたいね」


「うん、完璧」


「きょ、今日はよろしくお願いします!!」


「ええ、こちらこそよろしく頼むわ。早速、今日の配信についての確認なのだけど——」



 これまでに何度も打ち合わせはしているので、手短に最後の確認を済ます。

 順番と、大体の時間と、もしもの時の対応。

 何か派手なことをやるわけではないけれど、それでもこういった形でのコラボは初めてだから、確実に成功させたい。



「さあ、準備はいいかしら?」


「もちろん。いつでも始めていいよ」


「分かったわ。……折角だし、二人で押さないかしら」



 エボニーが、共有モードにしたウィンドウを表示させる。

 そこに表示された配信開始のボタンに、私達二人は手を重ね、それからゆっくりと押したのだった。

ちなみにそのうちキャラ設定まとめたものを投げるつもりなんですけど、素材とか武器とかまとめたものもあったほうがいいですかね

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 煮詰まるは意味、結論が充分に出ることだから、考えに苦しむ系やないから気をつけろ?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ