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ここまでの登場人物紹介5

円藤えんどう 由里ゆり

 志刃舘(しじんかん)高校三年。剣道部主将。故人。利き腕は左利き。

 卒業後はXIED(シード)東日本支部の新人捜査官としての就職が決まっていた。剣道部の後輩の縁で滝沢紫水とも交流があった。

 父親の兄が元XIED(シード)捜査官であり、幼い頃から彼に憧れていた彼女は受けられるならばと受験、ひたむきに夢を追う姿勢を中郷に評価され採用となった。

 初月諒花と黒條零が樫木麻彩を倒した同じ日を最後に失踪。彼女の失踪はテレビで報道され、その二日後に捜索願が出されていたが、失踪から一週間後に渋谷の街角のゴミ箱の中から、首を絞められ裸の遺体となって発見された。当初は警視庁が捜査権を握っていたが、XIED(シード)に奪われたことで死亡の事実は公になっていない。また、彼女は後述の謎の女騎士の疑惑があり、本当に死亡したのかも実際の所、不明となっている。


・謎の女騎士

 太もも以外のほぼ全身を西洋風の銀の鎧で覆った正体不明の女騎士。口元以外を覆う兜を被っていて素顔も見えない。鎧は異原石(ゼムライト)で出来ている特殊仕様である。

 突然現れた謎の存在であり、諒花と零が遭遇するよりも前に青山に拠を構える滝沢家とその配下の滝沢組、赤坂に事務所を持つ指定暴力団円川組(まるかわぐみ)末端の鈴川組(すずかわぐみ)を襲撃した。その後も青山、赤坂、六本木で滝沢家とやり合った。大バサミのシーザーを倒した後、諒花にも襲いかかるが零が庇い、交戦するも姿を消す。

 戦闘は一刀の剣で戦い、片手で扱う時は左手、それ以外は剣道のように両手で構えて勇猛果敢に相手に掛け声もなく斬りかかる。このことから左利きであることが分かり、女騎士が初めて青山に現れるよりも二日前に失踪した円藤由里の可能性が高いと零は考えている。円藤由里死亡後に初めて三軒茶屋に再び現れたがその正体とは……?


石動 千破矢(いするぎ ちはや)

 滝沢翡翠に仕える女執事。ハーモニー・インセクターズより古参。

 滝沢家のナンバー2であり、主である翡翠の信頼も厚い補佐役。滝沢家の五人目の異人(ゼノ)。謎の女騎士と滝沢家の戦いの中で重傷を負って病院送りにされ、一命はとりとめたものの未だ退院出来ずにいる。そして補佐役がいなくなった翡翠はたまたま裏社会で話題になっていた諒花と零の存在を知り、謎の女騎士であると判断、石動の仇を取るために渋谷に約500人もの兵隊(ヤクザ)を刺客として送り込んだのであった。


中郷 利雄(なかごう としお)

 XIED(シード)東日本支部長官。警視庁でいうなら警視総監に相当する人物。日本のXIED(シード)のトップ。

 零が上官と呼ぶ人物の正体。零を諒花のもとに監視役として送り込んだ張本人で『任務を果たしたら望みを叶える』と約束を交わしており、それは彼女の出生について教えるというもの。零とは時々リモートで会話しており、様々な命令を下している。

 人材と武力は宝、優れた人材と武力無くして平和は無いという考えを持っており、高く評価していた円藤由里が死亡したことに落胆、彼女を殺した犯人を追うべく事件の捜査権をXIED(シード)に移行させた。送り込んだ零に諒花を監視させ、約五年守らせている理由も彼の描く思惑があってのものであるが果たして……


初月 花凛(はつづき かりん)

 諒花の実母であり、初月花予の姉。故人。

 XIED(シード)の捜査官であり、異人であったがそのチカラの全容は不明。

 夫、諒介(りょうすけ)の運転する車が高速道路を走行中に他の車が突っ込んできたことで炎上、娘を守るようにして諒介共々帰らぬ人となった。この事故の際の燃え上がる炎の中での記憶は物心ついた後の諒花にも深く刻み込まれており、時折悪夢となって現れる。諒花と花予の家には花凛の生前の姿を写した写真が飾られており、諒花は時々それを見て安らぎを得ている。

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