表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

高校生活の始まり 1

 こんな主人公のこと舐めまわしたいとかいってる人の作品ブックマークしてるとかお前らさては変態だな?


 僕はあの事件の後、父さんの急な転勤が原因で引っ越しをした


 元々埼玉に住んでいた僕は奈良県に引っ越したのだが、その半年後、今度は福島に引っ越した。


 一つ一つ説明していくと、僕の母親は元々体が病弱な中、無理に僕のことを生んで僕の記憶がないほど小さい時に亡くなってしまっている

 だから、母親と子供で元々なじみのある土地で暮らすということができなかったのだ


 元々転勤の多いお仕事をしていた父さんは、その後も変わらず転勤を頼まれ早い時で4か月、長くても1年ほどで転勤を何度も繰り返し、そのたびに「すまん」と頭を下げながら僕のことを気にしてくれていた。けれど、僕は父さんが大好きだったので「なんともないよ!」と返すのが定番だった


 僕は元々人見知りをしてしまうタイプだし、控えめな性格なので転校した学校であまり友達ができなくて少し寂しい気持ちには正直なった。でも小学生だったころはみんな顔に少し大きめな傷をつけた僕に興味津々で寄ってきてくれて、「けいどろ」とか、「鬼ごっこ」混ぜてもらったりしたんだよ!顔に傷があって鬼っぽいから適任ということで鬼をやることが多かったけど。



 問題は中学だった。

 中学生の時といえば成長期だったり、思春期で性的な言葉に対して敏感になったり、異性に対しての興味が出てきたりする時期だけれど、僕はそれぞれの学校で問題を起してしまったりした


 顔の傷のせいでやんちゃな子と勘違いされて、学校の中で問題を起しやすいグループの子達に目をつけられてしまったことがある。自分的には中々自分から話しかけられない中、絡んでくれる人というのはうれしいものだから、少し苦手なタイプだと思っていたけれど一緒に遊んでいたことがあった。


 その際に、エッチなことの知識を教えられてしまい女の子のことを意識しすぎて見ていたら、その女の子があまりにも真剣に見つめる僕の顔が怖かったらしく泣き出してしまった


 僕は体は細身だが身長が周りと比べると比較的大きめになったので、その分威圧感が増してしまったんだと思う。


 また【にらみだけで女を泣かせられるやつ】とやんちゃなグループから気に入られたせいでさらに僕は普通の友達を作ることができなかった。


 その次の転校した学校で、転校初日に自己紹介でテンパりすぎて、「女の子には興味ありません!」といったら【伊藤守という転校生はホモ】というレッテルが張られ、男女問わずあまりしゃべらず転校したことがあった。あまり思い出したくない黒歴史である。



 そんなこんなで何とか中学を卒業した僕は、父親に「1人暮らしをしないか?」と提案された

なんでも今後も変わらず転勤が続くみたいなのだ


「俺は守に何も出来てない分、仕事で稼いだお金なら用意できる。高校生にもなって転校を何度もさせるわけにはいかないし、一番最初に住んでた埼玉あたりの高校を受けないか?俺の婆ちゃん爺ちゃんもいるし、母さんの墓もあそこにあるしな」

と真剣な顔で相談してきた。僕は正直父さんと離れるのは心細かったけれど、父さんが僕を連れて転勤をすることで学校の手配や、学校へのあいさつに時間をとられていたことを知っていた僕は割とすぐに承諾の返事を返した


 なぜ1人暮らしなのか?せっかく戻るならお婆ちゃんお爺ちゃんと暮らせばいいじゃないか?と聞いたんだけど、父さん曰く「1人暮らしをしてたほうが色々便利だぞ」だそうだ


 僕はその言葉に首をかしげながらも埼玉の高校を受けた

 結果は難なく合格。偏差値60ぐらいの高校だったけれど、中学の時は一人の時間が多かったので勉強ばかりしていたおかげで何とかなったみたいだ

 僕は久しぶりに埼玉の地元に帰ることに少し胸をワクワクさせて楽しみにしていた



_____________


 


僕は高校1年生となりました。


 もう5月。元々父さんと2人暮らしの時から、料理や洗濯といった家事はこなしていたので1人暮らしにはもうすでに慣れてきていた。

 大宮あたりに住んでいるおかげで、買い物にも困らず、お金も少し多めに父さんが入れてくれてるので何も苦なくすごせている。



じゃあ肝心な学校生活の現状を簡単に説明すると、僕は「ボッチ」です


「ボッチ」なんです(発狂)


Q.なぜですか?


A.僕がコミュ障だからです。

 高校生になって隠れて薄くメイクしている今時女の子や、ただの制服なのにおしゃれに着こなしている男の子に話しかけられますか?無理です!


 僕父さんと暮らしてる時から貧乏性なんです!おしゃれとかわからないです。

 スマホなんて中学から持ってるのに未だに父さんとお爺ちゃんお婆ちゃんの連絡先が入ってるだけです!中学の時は学校に携帯電話を持ってくること自体が禁止だったから平気だったけど、みんな何をそんなにスマホいじってるんですか!?指ピアニストみたいにすごい動いてるし!


Q.なんで急に「です」「ます」みたいな敬語になったんですか?


A.テンション高めだからです!


 いやね、初めにクラスで話しかけてくれた女の子がいたんですよ。いたんですえぇ。おかっぱ頭ですごい美人な女の子が話しかけてくれたんです。


「連絡先聞いてもいい?伊藤守君!」と

 周りのみんなも顔に傷のある身長のたかい僕に話しかけるその女の子に「緑ちゃん...大丈夫?」と声かけてました。そんなに怖いですかねこの傷


 僕すごいテンパっちゃってたんでしょうねぇ(他人事)

 あまりにも綺麗なその女の子が話しかけてくること。しかもそんな女の子が自分の名前覚えてくれてるんです。周りからの視線もすごい気になっちゃって僕こう答えたんですよねぇ。


「(今は)無理です、、、」と。


 すごい暗い声で言ってしまったその言葉はクラスの雰囲気を凍らせ、「緑ちゃん」という美人な女の子の表情を見えなくなるまで引きつらせました。


 それ以降誰も話しかけてくれないどころか、距離を感じます(体感5メートルぐらい)




 そんな憂鬱な学校生活を今日も一日乗りきり僕はスーパーにいる


 どんなにへこたれていても、三食食べる。食べるものは食べないといけない。これが伊藤家のルールなんだ。死んじゃうからね。

 僕は家へ着くと、買ってきた食材を入れ始めた


 するとなんということでしょう。僕のスマホがなり始めたではありませんか。

「ピロピロピロピロ」と泣き虫の音に似た着信音を聞きながら「はいはい~」とスマホをもちあげて画面を見た


 父さんかな?心配性のお爺ちゃんかな?と思ってたんだけれど、みた表示は全く知らない番号。

 父さんから「知らない電話番号からの電話は出るな!」と言われていた僕は、何事もなくその電話を切った。

 するとびっくりするぐらいの速度でもう一度かかってきたので、出ようか一瞬悩みましたが、やっぱり切りました!


 ふう。一仕事片づけたぜ。

 そう思いながら僕はキッチンへ立ち、大好きな生姜焼きを作り始めた


 その電話を切った行為が次の日災いをもたらすことに気づかないまま。


 控えめな性格とか特殊アタッカーかな?(ポケモン脳


 今レポートとかでごった返してて、なかなか筆が進まんのや

すまんなブックマークしてくれる変態の方々

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ