もう少し
聞いてくれなんてもう言わないから。
記憶の隅に置いといて、いつか思いだしてくれ。
誰かのために走ってきて、その誰かが誰かも分からなくなった。
こうやって文を書いていたのも、その誰かのためだったのかもしれないけど
もう今さら見てほしいなんて言わないから
記憶と話をしても、ただそこで終わりで
覚悟と見詰め合っても、ただ虚しくなった
後悔するのは分かってた
これでもいいと思っていた
そうやって逃げる自分の背中をみて
心と心が一致していないことに気が付いた
まぁいいか
代わりを探そう
なんの代わり?
もういいや
あきらめよう
何をあきらめるの?
わかりきったこと
そんなことわかってる
だからこそ抗って
そっと、ここにいる
文字にしてわかる
なにもわかっていないこと