転生男の異世界津々浦々漫遊記
偶然か必然か異世界に転生した男、その名は山田登。しかし彼は元々「細かいことは気にしない」精神で29年間生きていた人間だったために特に葛藤することもなく、至極あっさり矢とか魔法とかドラゴンとかが飛び交う異世界になじんだ。彼の容姿がそれ程珍しくなかったことも一役買っていたのだろう。そんな彼にも好奇心というのはあるもので、異世界津々浦々を冒険者として旅して回っている。勿論冒険者なんて職業には危険がつきものなので、彼の信条は「命をだいじに無理せず逃亡」。今日もなんら使命も持たずにえっちらおっちらしております。