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地球のどこかで起きたかもしれないSF(すこしふしぎな)×SS(ショートショート)集

お客様は神様

作者: 有馬 泉貴
掲載日:2025/12/13

ある町にとても評判(ひょうばん)のいい定食屋(ていしょくや)があった。

そこの主人はとても人当たりが良く、どんな気難(きむずか)しい客も帰りには笑顔になるほどだった。料理の味もよく、いつも繁盛(はんじょう)していた。

「お客様は神様だろ」

それが、男の口癖(くちぐせ)だった。


その隣町(となりまち)に、とても嫌われている客がいた。

入る店、入る店で横暴(おうぼう)な態度や暴言(ぼうげん)を吐き、店員が自身の要望通り(ようぼうどおり)に動かなければ、サービスの質が低いと何時間でも粘着(ねんちゃく)して喚き散らす(わめきちらす)。そのため、町中(まちじゅう)の店から嫌われていた。

「うわ、また来たよあの人」

例の客が向かいのお店に入るのを見て、店員たちはひそひそと話した。案の定(あんのじょう)、店の中では真っ青になって泣いている店員を前にして男がなにか騒ぎ立て(さわぎたて)ている。


向かいの店で怒鳴り散ら(どなりちら)している客は、こう叫んだ。

「お客様は神様だろ!」


【おしまい】

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