プロローグ
独自の世界観を主人公の毒舌を交えて面白おかしく書いていけたらと思います。
また、読んだ方に色々と考えてもらえるような内容にしていきたいなと思っております。
まぁそんなこと言っても初小説なので、とりあえず書ききることが目標ですかね(笑)頑張ります☆
「プロローグ」
とくに趣味といえるものは無いわね。別に夢なんてないし。勉強も嫌いよ。学校で勉強しているのもただなんとなく。目的なんかない。学校??友達が一人もいない学校なんか一つも面白くないわ。一応通っているのは親に心配をかけないため。寂しい??ちっとも。むしろ私は友達がいない程度で寂しく感じてしまうあなたの弱弱しさに同情するわ。友達なんて学外にも一人もいないけど、私はそのことで寂しいと感じたことは一度もないわ。友達なんていたって疲れるだけ。一人のほうが億倍楽だわ。一人で何もできない無能な人間が集まって友達だなんて実にくだらないわね。冷めてる??そうね、そう思ってくれて結構よ。私はあなたとお近づきになりたいんてこれっぽっちも思っていないし、これからも思わない。私もあなたに興味なんて無いし。じゃあね、もう二度と会えないことを願っているわ。
・・・このもはや矯正不能なほど歪んだ考えの持ち主は早川流花。17歳高校生。背丈はまぁ年相応で、前髪を眉の下辺りで揃え、後ろはポニーテールにしている、目鼻立ちのキリッとしたちょっと見美人な少女。当初は男子生徒から密かに注目を集めていた彼女だが、クラスが3カ月も頃には彼女に話しかけ自らのハートを痛めつけようという愚か者は一人もいなくなった。それはもちろん女子生徒も同様である。よく美人には棘があるというが、彼女のそれはもはやそんな言葉で言い表せるレベルではない。「じゃあね、もう二度と会えないことを願っているわ」って・・・10、20年先の未来でもそんな別れの挨拶は普及しないだろう。
さて、そんな斬新な挨拶を披露してくれた彼女、早川流花の身にあんなことが起きるとは、誰も、本人でさえ思ってもみなかった。
こんなありがちな始まり方をした本作。一体これからどうなっていくのか。これは作者にも分からないのである。まぁどう終わるにしても、無事終わりに辿り着けるといいのだが・・・
そんなこんなで、フォーリンダウンのはじまりはじまり~☆