・・D ・・
Dの選択肢を選んだ方はこちらです。
あなたの選んだ麻由子の運命は……。
・・D ・・
麻由子は天井から吊るされてぶらぶらと揺れている和子の姿から目が離せなくなっていた。そして、その揺れている和子の姿を見ているうちに、それが美しいオブジェのように思えてきた。
・・・和子、綺麗…… ・・・
麻由子がふらふらと歩き出すと屋敷の扉が自然に開き、吸い込まれるように麻由子は屋敷の中に消えていく。そして、麻由子はあの首吊りの部屋の中にいた。
・・・私の場所だ 私も綺麗になってみんなに見てもらう・・・
吊られている女性たちの一番手前の目立つ位置に踏み台が置いてあり、天井からは丸い輪が付いたロープが下がっていた。踏み台の横には丁寧にロープと重りも置いてある。麻由子は制服を脱ぐと次にスカートも脱いだ。そして、下着も脱いでいき全裸になるとロープを持って踏み台に乗り、足首を厳重に縛ると重りも結びつけた。そして、天井から下がっているロープの輪に首を通す。
・・・私の綺麗な姿、みんな、見て…… ・・・
麻由子が両腕を背中に回すと、残ったロープがまるで生きているように麻由子の腕に絡み付いていく。麻由子はもう二度と動かせないよう両腕を高手小手にきつく縛りあげられていた。そして、麻由子の足の下にあった踏み台が突然消える。
ブラーーン!!
麻由子の首吊りが完成した。麻由子は30キロもある重りで体をピーンと伸ばされ、首に激しくロープが食い込んでいた。麻由子の顔は真っ赤に変色し目を大きく見開き苦悶の表情をしていたが、やがて表情が失くなったように固くなり、麻由子の足からポタポタと液体が落ち、足の下には大きな水溜まりが出来ていた。
麻由子は、そのまま他の吊られている女性と同じように、この部屋を飾るオブジェとして永久に揺れている事になった……。