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・・B ・・

Bの選択肢を選んだ方はこちらです。

あなたの選んだ麻由子の運命は……。



・・B ・・


 麻由子はあまりのショックで気絶していた。そこへ地獄から脱け出したような全身が赤く爛れた人間がふらふらとやって来る。そして、気絶している麻由子の腕を掴むとズルズルと屋敷の中に運んでいった。


 麻由子が気が付くと、服を全て脱がされ両腕は背中で高手小手に厳重に縛られ、両足首もまとめて縛られ重りも結ばれていた。そして、今まさに首にロープが巻かれようとしている。


・・・嫌だぁ、助けて 嘘だよぉ これは夢だよね ・・・


 麻由子は大声で叫ぼうとしたが、恐怖で声を出すことが出来なかった。そして、両目から涙を流し震える麻由子の首に欠けられたロープが少しずつ引かれていく。だんだんと首が締まり、つま先立ちでやっと立っている状態になっていた。麻由子を吊るそうとしている醜悪な人間は、その状態の麻由子の体をぐるりと回し、周りに吊られている人々を楽しそうに見せていた。まるで、自分の作品を自慢するように……。


 そして、またロープが引かれ始める。麻由子の足はもう床から離れ、完全に首吊り状態になっていた。重りがぶらんと下がる高さまで吊り上げられた麻由子は口を開き舌を突き出し必死に息をしようとするが、それは叶わず体がビクンビクンと痙攣し始め、足下にはポタポタと透明な液体が垂れていた。赤く爛れた人間は、麻由子の吊られた体をクルクルと念入りに回転させていき手を離した。すると、麻由子の体が独楽のように高速で回転し透明な液体が周囲に飛び散る。

 その麻由子の様子を楽しそうに見ていた赤く爛れた人間は、麻由子が静かになり動かなくなると、麻由子の胸に手を当て、麻由子が完全に絶命した事を確認すると、大きな笑みを浮かべ部屋から出ていった……。

 麻由子はだらんと舌を垂らし、もう何も言わぬこの部屋のオブジェの一つになっていた……。



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