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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

きみがぼくにすきと云ったら、ぼくはぼくに失恋するんだろう

ぼくより背が低くて、ぼくより髪が短くて、ぼくより胸の大きな女性が苦手だ

みんなぜんぶきみに重ねてしまうから。



世界で一番かわいい笑顔を、させてあげられるひと、お願いです、はやくあの子を見つけてください。



手を振ってくれるくらいの距離が一番心地いいんだ

手を振り返そうとした時にはもうこっちを見ていないくらいが一番ちょうどいいんだ。



きみを宝石に例えるなら淡水でできた真珠

ぼくを宝石に例えるなら虫の入っていない琥珀。



まぶたを閉じた横顔を見た時から、ぼくの時間は止まったまんまだ

絶対に動き出さないまんまだ。



死因「いいね」にならない様に、今から言いわけの遺書を書いておこうと筆を取って、さすがに情けなくてやめた。



春が似合う人だと思う

きみに夏なんて来なくていい。



口角が上がっているところ、爪が長くてきれいなところ、目よりも耳の情報を優先するところ

きみの好きなところで、ぼくと反対なところ。



純文学を読んでいるきみをみているぼくはさながら大衆文学だ。



輪郭はぼやけているのに中身があまりに鮮明にみえるのは、たぶんこの気持ちが恋ではないから

そんなものじゃ、ないから。




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