ココナちゃん異世界に旅立つ
「あれっ?ここどこだろっ?」
私は雲の上の様な所に立っていた
周りを見渡すと青白い人魂の様なモノが見慣れない
建物に次々と入って行くのが見えた
えっ~とまずは頭を整理しよう
まず校門で沙耶と別れて~芋アイス食べて
家でネトゲしてて~テレビのカップル文句言って・・
それからおな・・・っいやいやありえないありえない
おならに火が引火して爆発するなんて非化学的すぎる
うんっそれは絶対にないはずだ!!
すると突然身なりのいい男性に話掛けられた
「おやっあなたは前世の姿のままここに来たのですか?」
今なんと?前世?私やっぱり死んじゃった?
「混乱している処誠に言いにくいのですが
あなたは天寿をまっとうしたのです」
もう何が何だかわからないまま
私が混乱していと男性はさらに話を進めた
「ふ~むしかし前世の姿のままここに来るのは珍しですね~」
「ただここに来たからには
手続きをしてもらわないといけませんので」
「手続き??」
「はい天寿をまっとうされた方は
ここで次なる人生を与えられるのです」
「では私が案内しますので付いてきてください」
私はわけもわからないまま男性に付いていった
すると建物の中に案内され受付に座っている男性に紹介された
「この方前世の姿のままここに来てしまったようです」
「このまま手続きしてもらえますか?」
受付の男性は少し驚いたような顔をして
「はっはいではこちらに手をかざしてください」
「そうするとあなたの個人情報を読み取れますので」
えっ?個人情報??
私は戸惑いながらも言われるがまま
水晶のようなモノに手をかざした
すると受付の男性はふむふむと言いながら
私の個人情報を確認している
「ふむふむ沢井ココナさん16歳 身長156センチに体重・・」
「なんと!!バスト88??」チラッ
「何か今見なかった??」
私は胸を手で隠しながら睨み付けた
「ごほんっ弟と芋アイスが好きで趣味はゲーム・・なるほど」
「黒髪のツインテールがチャームポイントとっ・・」
「んんんん~????こっこれは・・・」
受付の男性は凄く驚いたあと私にもの凄く申し訳なさそうに
「あっあの申し訳ございませんそっそのなんと言いますか・・・」
「こっこちらの手違いでしてね・・
そっそのあなたを死なせてしまったみたいです」
なっなんですと~手違い?死なせた~??
「その本来ならカルロスゴンザレスさんという方が
天寿をまっとうする予定だったのですが・・・」
もうどこから突っ込んでいいのやら
国籍も性別も違う人と間違えられて私は死んでしまったらしい
「おのれ~カルロスゴンザレスさんめ~!!」
私はふつふつと怒りがこみ上げてきて受付の男性を睨み付けた
「チョツト何してくれちゃってんの?」
「手違いですむ話じゃないよ?私死んじゃったよ??」
「お父さんにもお母さんにも
可愛いショウちゃんにももう会えないの?」
「早く元の世界に戻してよ~!!!」
受付の男性はもの凄く申し訳なさそうにしながらとても言いにくそうに
「そのココナさんのいた世界はとても人気があってですね~」
「300年先まで予約がいっぱいなんですよ・・」
「それでですね~別の世界ならすぐにご案内できます」
別の世界?何言ってんのこの人
私はさらに強く睨み付けた
「チョツト待ってください!!」
「これから紹介する世界はとてもココナさん好みだと思いますよ」
「ほらココナさんゲームがお好きなんですよね?」
「その世界はまさにゲームの様な世界なんですよ」
「さらにこちらのミスと言うこともあり
次の人生ではいろいろ特典が付きますので・・」
えっ特典??それってチート能力とかチート装備とかかな?
ふむっなんか悪くない気がしてた
それに300年先の世界にいっても意味ないしね
ショウちゃんもいないし・・・
私はしぶしぶではあったが異世界で第二の人生を送ることに決めた
それにしても特典ってなんだろ?
第二の人生を異世界で送ることにした私は受付の男性に
転生の門という場所に連れてこられた
どうやらこの光の魔法陣みたいな所に乗ると
私は異世界に転生できるらしい
思いきってその魔法陣に乗ると光を放ち
周りは七色の光に包まれた
あっそう言えば転生特典について聞いてない
私は受付の男性に特典について聞いてみた
「はいまずココナさんは前世の姿のまま異世界にいけます」
ほほうそれはありがたい
いきなり赤ちゃんからスタートとかだとめんどくさいしね
「それと異世界の言葉が話せて
文字も読み書きできます 以上です」
えっ??それだけ??
無敵の肉体とか無限の魔力とかじゃないの??
「ああっと大事な特典を言い忘れてました」
そうでしょそうでしょ
まさかそんなしょぼい特典で異世界に行くとかね~
「ココナさんのやっていたゲームから
一つだけアイテムが送られます」
アイテム?それはいい!!
私はかなり凄いアイテムを持っていたしね~
「ちょっと待って!そのアイテムってあなたが決めるの?」
「あなたゲームは素人でしょ?」
「素人ほどただレアリティが高いだけのアイテムををををを・・・!!」
などと言いかけたまま私は異世界に飛ばされた