◇◇◇ここまでの登場人物一覧◇◇◇
大分長いこと連載しているにも関わらずこれを掲載してなかったこと、反省しております。
結構人数多くてびっくりです。
そして、このタイミングだったのはジュリとグレイセルの関係が一歩前進したころに、と考えていたせいです。
ちなみにこれからも増えますのでまた時期を見計らい第二の登場人物一覧も別に用意する予定です。
詰め込んだので文字数過去最大になりました。
ここまで登場した人物たちです。
説明文は追加・修正分は別として、主な登場人物などは初期設定からほとんど変えずに掲載しました。なのでここでしか説明されない設定や今後出てくるか分からない設定も含みます。その辺お楽しみ頂ければと思います。え、誰? という人多いかもしれないです。
※抜け落ちあるかもしれません、ご了承ください。
※微妙にネタバレ含む人もいます。
抜け落ちや、もっと詳細知りたいという人物がいましたら感想に投稿ください。後日、後書きなどに書き込む、このページを修正するなど余裕があれば掲載します。
※なお、各国の国王、王妃などは後日掲載予定の国・土地一覧に掲載します。これに関しては現在追加・修正中のため、掲載時期は未定です。ご了承ください。
【彼方からの使い】は本編によく出てくるので参考までに。
◆ジュリ(嶋田樹里)
元OL。食う飲む喋る。
社会人をしていた経験が大きく影響して 《ハンドメイド・ジュリ》だけでなく関連事業を次々展開、ククマット地区ごと発展させる。
この世界最弱の人間。なのに魔物を見ると素材になるかも? と突進する傾向あり。
勢いで強引に物事を進めているようで実は用心深い面があるためこの世界の標準的な教育水準の学力程度の人ではナメてかかると痛い目に合う。無自覚・無意識でチートなことをするということは一切なく、基本的に意図して打算的な事をしているのは【スキル・称号・魔力】なしでもそれで生きていけると理解しているから。
なので『ジュリの最大の武器は?』と質問すると『契約書と賄賂 (作品)』となかなかにリアルでガチな返答をする。
そもそも手先が器用なので裁縫以外ならば何でも作れてしまう。DIYも好きなことが影響しているのか、工具を見るとテンションが上がりやすいので、用もなくククマットのどこかの工房にずらりと並ぶ工具を見るためだけに行ったりする。
◆ハルト(岡崎陽翔)
召喚時高校3年生と若かったことが影響しているのか、頭はすこぶる良いがちょっと熱くなりすぎて周りが見えなくなることがある。普段はヘラヘラしていて自由人しているが正義感強めで面倒臭い性格。その正義感も独自の価値観なので歪みあり。この世界最強、というか次元が違い、星を崩壊させる力もあるかなり神に近い存在。
趣味は【スキル】作り。無駄なもの、意味不明なものを含めて相当な数完成済み。物語の影で増えていく予定で、試運転には大体グレイセルとケイティが付き合うのでロクなことにならない。この【スキル】試運転で有名なダンジョンをいくつかダメにしている。
【神の代行者】という特別な【称号】も持っている。が、その役目は多分果たさない。
◆マイケル
【彼方からの使い】のなかで多分もっとも温厚だが、笑顔で過激な事をする傾向があるため皆には怒らせちゃいけない人認定されている。
【スキル】が文字、数字、記号の羅列で配置変換や書き換えが出来るのでは? とハルトに教えてしまった張本人。謎・無駄な【スキル】が完成したと教えられる度に微妙な気持ちになる。
本当の【称号】は違う。隠蔽されており、知っているのはケイティとハルトだけ。
真の称号は【誉れの賢者】。【賢者】自体が極て珍しいのに、マイケルオリジナルのものを獲得している。
特技は呪詛。何にでも呪詛を馴染ませられるという特殊能力を得ているため、彼に嫌われると身の回りにそういうものが溢れることになる。
◆ケイティ
マイケルの妻で共に召喚された。けっこう派手な服やアクセサリーを好むがこの世界のセンスの悪さと極端さに悩んでいたところにジュリが召喚されたので、以降彼女の協力を得てどんどんその装いは派手でありながらセンスが光るように。女冒険者たちの憧れとなっている。
称号は【弓使い】と特にめずらしいものではないが、かつてスポーツジムでトレーナーをしていた影響か、何故か称号とは無関係な身体に変化を及ぼす【スキル】を大量に保有しているため決して侮ってはならない。
◆ジェイル
マイケルとケイティの息子。純粋な異世界人の血であるため、こちらで誕生した【彼方からの使い】という歴史上初めての存在。【称号:魔導師見習い】を持っている。いずれは父に並ぶ魔導師になる、はず。非常に良く出来た息子で、皆から可愛がられている。
ただし両親が癖の強い性格をしているので、間違いなくその血を濃く受け継いでいることは忘れてはならない。憧れの存在がグレイセルという時点で問題児。
◆リンファ
ジュリ同様【彼方からの使い】の中でも特殊。この世界の神に対し召喚時に憎悪を抱き全てを拒絶、それが原因で【スキル】【称号】になる【核】が破壊され魔力しか得られなかった。それでも鍼灸師と整体師の【技術と知識】を持っており、バールスレイド国では既に重鎮。魔導師としてマイケルに並ぶ実力がある。
アジアンビューティー、さらに美少女系統なのでジュリに無条件で好かれている。自分の顔を見られながら不気味な笑い声を出す時のジュリはちょっと苦手だが、作品作りに大いに良い影響を与えているとグレイセルに言われ、黙って観賞されていることがある。
◆ヤナ
フォンロン所属の【彼方からの使い】。ロシア出身で召喚時十六歳だった。二十五歳年上のフォンロンの宰相に惚れ込んで猛アタック、結婚に至る。【称号:鑑定士】ということになっているが、マイケル同様本当の【称号】は違う。唯一鑑定出来ないものがハルト。
彼女を取り込もうとかつて国王が彼女にひっきりなしに見合いを持ってきた事がきっかけで国王の扱いが雑になった。
夫や子供達がフォンロン国民だからフォンロンに所属しているだけで、夫が宰相を辞めたらハルトのいるロビエラムに移住しようかな、と密かに思っていたりする。
◇とくに恩恵強い三人◇
◆ライアス
ジュリの使う道具は全てライアス製。一部が特別販売占有権に登録されているので正真正銘金持ちジジイに。そのお金で居住区である農業区画の土地整備を行っており、ジュリとグレイセルと共に調子に乗ってバンバン整備に投資したら領内で一番洒落た道や公園が出来上がりつつある。
人の顔が工具に見えるという非常に不可解な恩恵がある。ちなみに工具に見える人は必ず恩恵持ちになるため、ジュリが採用した人は後日必ずライアスと面会させられ確認される。
◆フィン
ライアスの奥さん。編み物させたら大陸一。もはやジュリを凌駕し本気で編ませると速すぎて目で追えるのは動体視力が優れた人だけという恐ろしさ。
編み物だけでなく 《ハンドメイド・ジュリ》の作品作りも出来るのでジュリの良き相談相手。料理上手で何を作らせても美味しい。ジュリが召喚された当初は料理を教えていたが、彼女が食べる専門だと察してからは教えなくなった。
◆キリア
恐らく環境さえ整っていれば芸術家として大成していた才能の持ち主。幸か不幸かジュリと出会って押しきられるように働くようになってからはものつくり欲求が爆発し一緒にものつくり街道ばく進中。放っておくと自主ブラックになる。
なにかやらかした後だとジュリのことを『商長』呼びする。
ちなみにグレイセルに『ジュリが好きすぎる頭のおかしな凶暴貴族』とかなり失礼なあだ名を付けて、心の中でだけそう呼んでいる。
◇クノーマス家の人々◇
◆グレイセル・クノーマス
ジュリを中心に世界が回っている人。以前は王都でその容姿と立場で浮き名を流していたが今は別人のようになりジュリにひっついている。生まれた家の教育や騎士団団長として務め上げた経験がこの人の人格に影響を及ぼしており、己の信念のためならたとえ血の繋がった家族であっても殺める覚悟が出来ている。
『殺戮の騎士』と呼ばれるほど戦場では多くの命を奪う存在で、各国の腕に自信のあるもの達がその動向を未だに探っている。
◆エイジェリン・クノーマス
次期クノーマス侯爵。実は手先が器用でものつくりが好き。自他共に認める絵の上手さなので、老後は《ハンドメイド・ジュリ》で働こうと本気で考えていたりする。
父の侯爵とは方向性が違う考えをしたりするため、領地経営について度々衝突することも。その鬱憤はグレイセルとの喧嘩で晴らすことからこの人も相当能力が高いらしい。
◆レクシアント・クノーマス
現クノーマス侯爵。ジュリを無能だと放置し連れていかなかったベリアス公爵に内心感謝したことは妻シルフィのみが知る。【技術と知識】の重要性を家にある文献から知っていたため、ジュリを丁重に保護した。
ジュリが最も優先する貴族。そのことを自覚しているためエイジェリンへ爵位を譲ることに躊躇いが。そのことでもエイジェリンとは衝突しており、悩みが絶えない。
◆シルフィ・クノーマス(旧姓バニア)
レクシアントの妻。主に王都で預貨商と呼ばれる金貸しで財を成した豪商バニア家出身。金勘定に長けている。レクシアントに一目惚れされ、あっという間に結婚に至った。貴族出身ではないにも関わらず社交界の華として君臨し続けることと顔の広さから只者ではない。が、そんな彼女でも夫と息子エイジェリン爵位の継承問題に頭を悩ませている。
◆ルリアナ・クノーマス
ハシェッド伯爵家出身。絶世の美少女顔。伯爵領の財政難打開のためにエイジェリンと結婚したので完全なる政略結婚だったが、そのエイジェリンには婚約当初から溺愛されている。
学生時代は王都の学園で数十年ぶりに三年間学年主席を守りきった才女として名を馳せた。
現在は侯爵家でエイジェリンの補佐と 《ハンドメイド・ジュリ》の相談役、そしてネイリスト育成専門学校の学長をこなす。ジュリの良き理解者で、何故か 《ハンドメイド・ジュリ》への助言が的確、という謎過ぎる恩恵を得ている。
◆シャーメイン・クノーマス
クノーマス家の末っ子令嬢。現在は王都の学園に通っているため家族と離れ寮生活中。
◆クノーマス前侯爵夫妻(名前未登場)
クノーマス領中央にある地区に居を構え隠居生活満喫中。あの侯爵と孫たちの祖父母なので只者ではない。が、でしゃばることもなく出来た夫婦でもある。影ながらジュリの事を応援しつつも、グレイセルが何かやらかせば鉄槌を下せるのに、と何故かグレイセルと喧嘩上等なことを考えていたりする危ないご夫婦。
◇恩恵持ち◇
◆おばちゃんトリオ
デリア、ナオ、メルサのこと。フィンとライアスのご近所さんで農業地区で可もなく不可もなく農民として暮らしていた。
三人の共通点として好奇心旺盛、凄まじい行動力があげられる。ジュリが初めてククマット編み(マクラメ編み)をフィンにプレゼントしたものを見て『何それ!!』と最初に飛び付いたのもこの三人。
◆デリア
この人が『なんとかなる!』と言うと本当に何とかなる。どうやらそういう恩恵も授かっている模様。フィンとライアスを除けば『小金持ちババア』第一号。
◆ナオ
ジュリと共に働くようになってからの趣味は、ギルドに行って預り口に入っているお金が増えていくのを確認すること。自覚はないが金勘定が速くなった (恩恵)。
◆メルサ
トリオの中では理性的だが、基本は勢いで行動する。企画力があり (恩恵)、《レースのフィン》のイベントなどのほとんどをこの人が取り仕切る。
◆ウェラ
元は検品や簡単な作業補助要員だった。ゴーレム (白土)の扱いに長けた恩恵を授かる。とにかく『これ白土で作れるかな?』と何でもそういう目で見てしまう職業病になった。ローツと一緒にしておくと予定外に大量に制作するので監視が必要。
本当は何でも器用に作り上げられるのに白土以外には情熱が向かないらしい。
◆メーナ
最年長恩恵持ち。メルサの叔母でもあり、主にフィン編みのドイリーをのんびり気ままに作っていたが、パッチワークで恩恵を授かった。ミシンだろうが手縫いだろうが芸術性の高い大物を二週間で完成させるのに『目が見えない』と針に糸は通せないという。なので針山に糸が通された状態の針が大量に刺さっているのを家中に置いている。ちなみに糸は若い従業員たちがやってあげている。
◆チェイル
普段はおとなしくおどおどしていて両親も将来の心配をしていたがパッチワークの恩恵をさずかってからは活発になり年相応の溌剌とした女の子に。メーナのことを『お師匠』と呼ぶ。
◇ネイリスト専門学校・領民講座関連◇
◆カイ・セーム
元ベイフェルア国騎士団団員。偏った価値観故に問題を引き起こし騎士団を追い出された過去がある。グレイセルとローツに憧れていて頭が上がらない事が彼の人生を決定付けたと言っても過言ではない。領民講座でダンス関連の講座の他、護身術や剣術の基礎の講座も受け持つ。のちに領民講座とネイリスト育成専門学校の総合学長に (騙されて)就任する。
◆イサラ
元クノーマス侯爵家侍女。この世界初のネイリスト。講師として四苦八苦しながらも日々成長している。後にククマットに開店する『ネイルサロン』の商長になる予定。
◆ウィニア
イサラ同様侯爵家の侍女だった。数年後ルリアナから学長の座を譲られる、のを回避してカイに押し付けることに成功したあとは講師として人材育成にさらに専念することになる。
◆エリオン
クノーマス侯爵家の元執事。不慮の事故で体に軽度の麻痺が残ったのを機に引退していたが、今では《レースのフィン》で富裕層相手の接客や領民講座の講師、《ハンドメイド・ジュリ》関連で富裕層相手の商談の際にジュリ、グレイセル、ローツたちの補佐をしたりと過去の経歴を遺憾なく発揮している。
◆ゲイル
冒険者。妻や子供から危険なことはやめて欲しいと言われ、冒険者としての活動を縮小していたがグレイセルに誘われ 《ハンドメイド・ジュリ》の運輸関連を任されることになった。領民講座で講師も勤め、兄貴分肌のため結構若い冒険者の憧れになっている。
◆ターニア
クノーマス家のあの兄弟の家庭教師を務めた逸材。真面目で勤勉、ジュリに気に入られ領民講座を複数任されている。きっちりきっかりした神経質そうな雰囲気だが、武器マニアで冒険者を見るとつい武器を凝視しニヤニヤしてしまう。
◇ギルド関連◇
◆ギルド総帥(名前未登場)
テルムス国にある、ギルドの中枢のトップ。常に中立を心がけ、冒険者ギルド、民事ギルドの維持と発展のために尽力している。ベイフェルア国内のギルドにまで影響を及ぼしている腐敗に今まで沈黙を貫いて来たが、ジュリの登場でその沈黙を破りつつある。
◆ベイフェルアギルド職員:ダッパス
グレイセルの幼馴染であり、ククマット支部のギルド長でもあったがジュリとの確執でククマットを去り、さらに失脚し、一からやり直している。
◆フォンロンギルド職員:レフォア
フォンロン国からの《ハンドメイド・ジュリ》への研修関連の責任者を務めている。研究者ながらも若くして出世したことから実は相当な切れ者。ジュリの影響で恩恵を授かっており、【スキル:鑑定】が【スキル:鑑定+】になった。
◆フォンロンギルド職員:ティアズ
レフォアの部下。白土の恩恵を授かり日々思うままに白土を捏ねているので書類整理がなかなか終わらずレフォアに怒られることもしばしば。ウェラにライバル認定されている。
◆フォンロンギルド職員:マノア
レフォアの部下。オールマイティーなものつくりの恩恵を授かり、何でもそつなく作り上げるため、若干レフォアに嫉妬されている。キリアの補佐をすることもあるほど手際が良いので重宝されている。
◇貴族・商家関連◇
◆ローツ・フォルテ
フォルテ子爵家の次男。かつてベイフェルア国軍事参謀長という軍のトップになれると期待されていた。グレイセル相手に打ち合えることから相当の剣使いだったが任務中怪我を負い、それを機に軍を去った。
グレイセルと共にジュリのサポートに就いてからは充実した日々を送っており、しかも白土で恩恵を授かり白土を捏ねていると麻痺した手が動くというとんでもないおまけつきになった。この人いないと多分 《ハンドメイド・ジュリ》はカオス。
◆『ご隠居』 (名前未登場)
ナグレイズ子爵家前当主。かつて王宮で宰相補佐官長という重要な地位に就いていたため子爵ながら人脈がとてつもなく広く、しかも未だに王宮への具申などが許されている重鎮。
ジュリが『ご隠居』呼ばわりしてから周囲にそれが広まり定着しつつある。
◆アストハルア公爵 (名前未登場)
ベイフェルア国公爵家の一つで穏健派筆頭。祖母が降嫁してきたベイフェルア王家の王女だったため、正真正銘王家の血筋。
淡々とした口調と冷めた表情がデフォな人のはずだが、ジュリの前ではわりと自然体。
◆ベリアス公爵 (名前未登場)
【彼方からの使い】が召喚されたときいて直ぐ様クノーマス領に向かいジュリと面会したが、【スキル】【称号】がないと知りその場で放逐した。現在ベリアス家の財政は芳しくなく、無理な資金調達を繰り返して周囲から警戒されている。
◆ツィーダム侯爵 (名前未登場)
クノーマス家と同様中立派で事実上二家で中立派を纏めている。
お忍びで 《ハンドメイド・ジュリ》に何度も来店しているせいでもはやお忍び感が薄れつつある。
◆マーベイン辺境伯爵
未登場。
ネルビア首長国との国境問題でベイフェルアでは最も重要視されている土地のため、侯爵位に匹敵する特権や軍を保有し長きに渡ってその立場にいる。
※次の章から徐々に登場するため、先に掲載。
◆バニア家
シルフィの実家で金貸しで財を築いた歴史ある豪商家。
王都でネイリスト育成専門学校の抽選会を取り仕切るだけのコネも人材も機動力もあることから伯爵家クラスの実力はある模様。
◇自警団・冒険者関連◇
◆ルビン
クノーマス領自警団幹部。主にグレイセル、ローツ不在時のジュリの護衛を担う。グレイセルが伯爵になると同時にククマット領自警団のトップとなる。かつてグレイセル、エイジェリンに戦術を教えていた実力者。
◆バールス
自警団幹部。グレイセルにジュリが腕章を提案したとき同席していた人物で、ルビン同様クノーマス家の信頼厚い人物。レイドと二人でいると『北方の国』と呼ばれたりする。ふざけてそう呼んだ奴は影でボコボコにされるので要注意。
◆レイド
未登場。自警団幹部。というか常にグレイセルに付き従ったりジュリの護衛をしたりしているが寡黙なため登場出来ていない。たぶん誰かしらの隣で頷いたり首振ったりしてる。バールス同様『北方の国じゃん!』と笑った奴をボコボコにしている。
◆ノルト
新人自警団団員。
とあることをきっかけにグレイセルに目をかけられる。正義感強め、いつか自警団幹部になってみせると意気込んでいる。
◆エンザ
クノーマス家が懇意にしている冒険者パーティーのリーダーを務めているが、本好きで 《本喫茶:暇潰し》の副支配人とかやっちゃってる人。残念な感じがあるが冒険者としてはパーティーメンバーはもちろん冒険者仲間や新人からの信頼も厚い頼もしい人。
◇職人◇
◆アンデル:ガラス職人。
ジュリに一番最初に無茶振りされて以降、ずっとそれが続いている人。そのおかげでガラスの質を飛躍的に向上させ、アストハルア公爵からも一目置かれている。
◆ヤゼル:彫刻職人。
螺鈿もどき細工をジュリに託された。声のデカさとおおらかな気質とは裏腹に凄い彫刻出来ちゃう人。
◆ノルス:現役を引退し工房を弟子に明け渡した元金細工職人。
今は気ままにジュリから面白い仕事を任されるのをいつも楽しみにしている。
※新人自警団団員と名前が酷似していて、作者が一番困っている。
◆マレート:金物職人。
ライアスの仕事仲間で現在は 《ハンドメイド・ジュリ》で扱う金属パーツのほとんどの開発と製造を担う。ライアスのよき相談相手でもある。
◆テリー:ガラス職人。
アンデルが忙しいせいでジュリの無茶振りが飛び火した。半球体のガラスのドームの製作を依頼され、完成させてからは吹っ切れてガンガン新作を作り出している。
◆ゼスト:侯爵家パティシエ。
白土スイーツデコに駆り出されて以降、ケーキのデコレーションを見直し、侯爵家のスイーツを改良し続けている。味はもちろんその見た目の良さから社交界でも噂になっている。
◆リディク:トミレア地区金細工職人
ノルスの愛弟子で工房を引き継いだ。工房名を独特なセンスで『肉好き職人の金細工工房』と変えてしまった。
◆ティゼ:トミレア地区金細工職人
まだ弟子の立場から脱してはいないがいずれはトミレアの工房を引き継ぐと期待されている人物。
◆ミサ:トミレア地区金細工職人見習い
女性では珍しく金細工職人として期待されている。
◇各国の重要人物◇
※国王、王妃などは後日掲載予定の国・地名一覧に記載しますのでそれまでお待ちください。
◆アベル・ミシュレイ
獣人で西の大国バミス法国の大枢機卿になる。法王に並ぶ権力を有すると言われ、この人が公的な場で発言することは常に各国が注目している。
ただしククマット地区では『パンダ耳のおじさん』程度の扱いしか受けておらず、おばちゃんトリオには便利だね! と荷物運びとかさせられる。
◆セイレック
最北にして最大の軍事国家バールスレイド皇国において優秀な魔導師のみが在籍を許される魔導院のトップに僅か二十七歳で登り詰めた天才かつ国への忠誠心が強い男。
美形っぷりは、ジュリが『インスピレーション刺激されるぅ!!』と叫ぶほど。リンファの恋人で美男美女カップルが仇となり、《ハンドメイド・ジュリ》に行く度にジュリに問答無用で椅子に座らされ、新作を生み出すためにと観察されまくる。
◇その他◇
◆ルフィナ
ハルトの恋人。ロビエラム国民でハルトの屋敷すぐそばで仕立て屋の店主をするお針子。非常に寛大でハルトが何をやらかしても最後は許す。ケイティ、そしてジュリに出会ってから異世界の知識を得て非常に意欲的に製作しているようである。
◆ロビン
キリアの旦那さん。温厚で勤勉、人当たりも良いためグレイセルとローツに囲い込まれ 《ハンドメイド・ジュリ》関連の会計士として転職した。
◆イルバ
キリアとロビンの息子。グレイセルに憧れるジェイルを兄貴分として慕うことからこの子もロクな男にならないなと冷静に母親に分析されている。
◆ミアおばぁ
押し花の内職をしてくれる人をジュリが探しだした初期の頃からの内職さん。丁寧で手際もよいことから足に障害があるにも関わらず準従業員としてジュリに流されるように契約させられた。
◆シーラ
ジュリのこの世界で初めて出来た友達。キリアとも顔見知り。スレインは幼馴染。 《ハンドメイド・ジュリ》で時々アルバイトをしているが、その目的は新作をいち早く知るためという話は周知の事実。
◆スレイン
シーラと共にジュリの友達になった。周囲の雰囲気から自分とシーラが『おばちゃんトリオ』ならぬ『おばちゃんコンビ』と呼ばれるようになりそうなことを懸念している。
◆セティア
元伯爵令嬢。ローツの婚約者だったが彼が騎士団を引退するとき一方的に両親が破談してしまう。それを期に逃げるように修道院に入り、伯爵家からは絶縁され平民落ちした。
ローツとは互いに相思相愛。
◆ラステア
高級娼婦だが、とある国の王子に熱烈に求婚され正妃となる。
シルフィとは社交界で知り合った。名だたる人物の隣に堂々と立ち、上品かつ全てが洗練された存在で、社交界ではこの人をお供に連れてくる人物は出世すると真しやかな噂もある。
どうでもいい設定が多くてすみません。
作者、本筋考えるよりそういうことが思い付きやすいせいです。
こんな人いた?! とツッコミ入れたい人もいたかもしれません。気になる方はお探になってみてもよいかと(何話に登場したかの記載はしませんのでご了承下さい)。
本文にも書きましたが、国や特定の土地などはもう少し後に一覧にして掲載しますので今暫くお待ちくださいませ。
そして予告通り夏休み頂きます。
次回更新は9月11日、新章開始となります。




