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第1話 タイムスリップ

幕末の動乱期には、もしもこうなっていたらという出来事が沢山あります。


あくまでもフィクションとなりますが



「もしも」という観点でありながら



楽しんで読んでいただけたら幸いです。

今年の夏も異常な暑さが続いていた



そんな猛暑にも負けず


必死に鳴いて生きている蝉たちを毎日見かけた




私は図書館で自由研究のために本を読んでいた




宇宙についての研究をするために本棚を眺めていた




そんな中になぜか





幕末偉人伝という本が混じっていた






何気なく手にとり



何気なくページを開いた






坂本龍馬







桂小五郎







近藤勇




土方歳三




沖田総司













女の私でも



少しは知識があった



「幕末の時代でも月は今と変わらず綺麗だったのかな…」






そんなことを思いながら本を棚に戻して図書館の屋上へ上った



そこには幼なじみの陽太郎が立っていた





「明日香ってさ、歴史とか好きなの?」








「わっっ!っ…もういきなり現れないでよ~。心臓止まりかけたじゃない」









「俺は別に妖怪じゃねんだから…いきなり現れてもお前を喰ったりしねえよ」




そんなことをいう陽太郎は手にレプリカの刀を持っていた






「なんで刀なんか持ってるのよ…銃刀法違反でつかまるよ」








「レプリカだよ。一階の展示場に飾ってあったからちょっと見せてもらってるだけさ。菊一文字っていう刀らしいぜ」






飾ってあったレプリカの刀を勝手に持ってきて、嬉しそうに見ている陽太郎





彼もまた歴史が好きなのだ



展示物を勝手に持ち出すのはもちろん

違反なんだけど…





そのとき陽太郎が刀の柄に手をかけた




「あ!やめなよ陽太郎!」






「大丈夫大丈夫!レプリカだよレプリカ!」






陽太郎がそっと鞘から刀を出し始めた





そのとき







凄まじくまばゆい光が放たれた





まぶたを開いたとき




陽太郎の姿は消えていた






「陽太郎?」





私は不思議になって刀を手に取り、辺りを見渡した





綺麗に並んだ高層ビルが延々と見える






そして、刀の柄に手をかけた





「あの光…一体何?」





陽太郎と同じように鞘から刀を抜いた瞬間






さっきのまばゆい光が私を襲った








そして意識が飛んだ









次回もよろしくお願いします。

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