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Once upon a time in The Become A Novelist  作者: 織風 羊
7/14

よろしくお願いします。



彼は相変わらず覇気がない。

生きているという感が全くない。


娘は、

そんな父を見て、

朝ご飯を外へと誘う。


彼は煩いと思いながらも連れ立って外食に行く。

まるで死人のような父であることを申し訳なくも思っていたからだ。


行く先は勿論、

子供なら誰もが好きなハンバーガーショップ。

しかもテラスのあるハンバーガーショップといえば、

この街では一軒しかない。


二人はテラス席の一角を陣取り、

ハンバーガーを食べている。

娘はオレンジジュース、

父はアイスコーヒー。


小学生と死人の様な父親とがハンバーガーを食べている姿は、

まるで存在感がない。

そこは娘も諦めている。


そこを一人の女性が通りかかるが、

まるで存在感のない二人の横を、

二人が存在しないかのように通り過ぎようとしたので、

娘の座っている椅子に足がひっかかり危うく転倒しそうになる。


うっかりと持っていたスマホを落としてしまう。

二人の存在感が無かったのも理由になるが、

スマホの画面に釘付けになっていたことの方が理由であろう。


落としたスマホは女性よりも娘に近かったので、

娘が拾い女性に手渡そうとした時、

見ていた記事が娘の目に映る。


ありがとうと女性はお礼を言い、

娘はできるだけ丁寧に感謝の気持ちを、

受けた。

ありがとうございました。

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