表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Once upon a time in The Become A Novelist  作者: 織風 羊
4/14

4

よろしくお願いします。




時々あらぬ方向を見てはため息を吐く。

周りの社員達は、

愛する夫に先立たれたショックは相当だと思っている。


彼女の心は、

虚無の旅人、

それだけになってしまっていたのである。


そんな彼女を見て、

いつか電子書籍を紹介した同僚が声を掛ける。


同僚が何かしらと尋ねてみると、

結構好きな作家を見つけたと彼女が答える。


どこが素敵なのかと尋ねられると、

まとまりの無い文章の中に、

言葉では伝え切れない思いが溢れていると答える。


ならば応援すればいい、

応援などするとコメントを送ることができる、

と同僚が教えてくれる。


会員登録もしていないのにメッセージなどが送れるのか!

目から鱗が落ちた様な思いだった。


仕事から帰って着替えを済ませ、

軽くシャワーを浴びてから、

昨日作った残りのホワイトシチューを温め直し、

シチューとフランスパンで食事を済ませ、

スマホを開くと虚無の旅人へ移動する。


伝え切れない溢れるばかりの愛、

その散文詩を目の前にして、

伝え切れない思いを言葉にしてメッセージの送信を試みる。

ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ