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作者: 額田河合

どうしても欲しいものが

どうしても手に入らないとわかっていて

どうしても手に入らないものが

どうしても諦められないとわかっていて


かなわない夢が濡れた髪のように

まとわりついてはなれない

泣かれなかったたくさんの涙を

重い足枷のように引きずっている


手を伸ばしても決して届かないのに

どうして空はあんなに青く澄みきって

決して抱きとめられないのに

なぜ光はこんなにやさしく口づけるのか


愛されることを望みさえしなければ

もっと素直に微笑むこともできたかも知れない

もっと軽やかに歩くこともできたかも知れない


翼を望みさえしなければ


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