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パラレルワールド ~齢17歳の暗殺者は世界に叛旗を翻す~  作者: ふぁなお
第参章「学校祭と緊急事態」
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第参章 2 「通信班」

 2 「通信班」


 「PARALLEL」 31階 通信室メインルームにて。


「セキュリティ1突破されそうです!」


 とある通信班員が宣言した。


「ッチ‼ クソ! まあいい、1は放棄しろお前たちもすぐに2にまわれ!」


「了解です! それでは午前10時、1を放棄します‼‼」


「ああ、必ず! これ以上の侵入を許すな! まだ39個の段階はあるが、気を抜くなよ‼」


 そして、通信班代表の大柄な男が指示を出す。

 無論、ここのセキュリティは生ぬるいものではない。そこら辺の技術者が簡単に操作すれば突破することができるような単純なものでもない。このセキュリティのたった一段階すら超えるのにも、だ。さらに言えば、毎時間そのセキュリティをアップデートしている。最新に切り替えることで相手のAIなどの学習を妨げる仕様になっている。


 だが、そんなセキュリティの一つを相手は越えようとしている。


 これはあってはならないスピードである。


 本来スーパーコンピューターをもってしても一段階突破するのに一か月はかかるのだ。それをたったの二日で超えてきている。まさに、最強ならぬ油断がそこにはあった。


「っち、こんなに早いのかよ」


 班長は吐き捨てる。


 それもそのはず、彼の長い経験の中でそんなことはなかったのだ。見るからな予想外、そしてあの殺害対象β、この数日で異形が現れすぎである。


「これはヤバいよね、さすがに」


 涼しげな男が言った。頑張る班員の後ろで腕を組みながら、どこか憐みの声でそう言った。


「そうかもね、うちたちの鉄壁の壁がこんないとも簡単にね、考えられないわ」


 P90を抱えた小柄な女の子も知っている。


 むしろ隣のテンと一緒にいろんな現場を目にした来たことで得られたその知識。


「そろそろ僕らも行ったほうがいいのかな?」


「え~? 所長からは待機命令が出てるのよ、まあ、最初からやらせてもらったほうが効率的ではあるのだけどね、そこの理由全く分からないわね」


「そうだな、でも君はここじゃないだろう?」


「はあ? そうだけれどいいじゃない、知ってはいるんだから……だいたいテンがうちに覚えさせたのよ、この要らない知識」


「要らないなんて心外だな、この知識は僕たち現代人には必要不可欠だと思うけど? AIを作れば金だって儲けられる、株価や円高や円安だって予測することで稼げるものなのだよ、知ってるのかい君は?」


 まるで小さなJSでも相手にしてるような口ぶりで煽るこの男、性格は洋紙とは全く非なる者なのだろうか。


「分かってるわよ! 馬鹿にしないでよね! うちだってね、ちゃんと大学でてるの、幼い顔かもしれないけれど! 頭いいのよ‼」


「ははは、ごめんね……ロリっ子にはひどいかもね……はっははは‼」


 バッと振り向いたかのj……ロリっ子の顔がまさに頬を赤くしたお猿さんのような表情であった。


「あ、っはー。ごめんね」


「う、う、う、ううううるさぁぁぁいいい‼‼」


 赤面したロリの可愛さとはこういうことなのだろう、と自覚した班員の鼻からは血が噴き出ていた。


「鼻血出さないでやれぇぇ‼」




 数十分後。



「突破されました!」


「っち、そうか、やられたか、このスピードではあと一週間も持たないぞ」


 全員の額から汗が垂れていく。

 そこで、彼が声を上げる。我慢ができなかった。ただそれだけだった。


「おい、そこの八番から十番を変えろ、出なきゃすぐ突破されるぞ」


 隣で手を組み立っている爽やかイケメン「テン」が言った。


「は、はい!」


 もはや班長すら混乱で指揮できていなかった。


「くそ! もう男ども! しっかりしなさぁぁい‼‼」


「は、はい!」


 さらに書き換えつつ、強化に回る。だが、相手のスピードもすごかった。そこだけではない、相手にも体力があるはずだ。こんな風に何日も続けてできることではないのだ。つまり、ここまでできる技術を持つ人間が多くいるということ。一週間後の制圧までに間に合わせられてしまう。


「おい、そこの!」


「はい!」


「そんな式じゃだめだ! もっと変則的に組み込め‼‼ そんなもんで耐えられるとでも思ったか、数秒で持っていかれるぞ!」


「お前もだ! 班長は1から4班までの指揮を頼むぞ! それ以外は僕が持つ‼」


「あ、りょうk……!」


 テンの怒号の指示に、班員のパニックが重なり合いまるで地獄であった。そんな最悪の事態が招いている中。


 もちろん、すぐに。



「HAHAHAHAHAHAHAHAHAhhhhhhhh‼‼‼‼」


「おいおいおいおいおい! 弱くねえか!!」


「くそだ!」


「いや草だな!!」


「次も行くぞ、この調子ならあと三日で抜けられるぞ!」


「おおおい、こうたいしてよぉぉぉ!」


 

 地下室では大騒ぎであった。


 セキュリティ一枚を破るのに一日はかかっているが相当なスピードである。国家組織に手を出しておいてこの速さで抜けることなどは不可能である、が彼らはそれすらも成し遂げようとしていた。


「休憩してすぐに来い‼」


「いええええす!」


 もちろん相手も学んでいく。この一枚突破することで癖が分かる。学ぶことによりそのスピードは数倍、数十倍に跳ね上がっていくのだ。


「二枚目突破します‼‼‼」

「いけ、いけ!」


 皆さん、こんにちわ! ふぁなおです!

 少しだけ遅れてすみません!

 案が辛いですね!


 突然の知らせもありました。

 そんなこともあるこの現状の中、僕の作品を楽しんでくれたらうれしいです!

 では次の話で!

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