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ゆりの日記3



 今日はあの子が気になりました。


 その、窓、下の端っこで、一人で遊んでいる男の子。


 あの子はいつも一人でどっかにいっちゃうんだよ、だから、ゆりは、ついていこう。


 あの子の後ろをついていくと、森だ。


 ぎゃー、となき声がするの、こわいこわい、すごーくこわかった。


 でもね、一人で泣いていたら、あの子が来たんだ!


 何も話してくれないけど、手をつないだんだ。


 それでね、それでその、なでなでしてくれたの!


 でも、そのあと、いのしし? がでてきたの。ゆりはこわくて、動けなくて、止まっちゃって、すわりこんじゃったの!


 でもでも、びっくりしたの!


 あの子がすぐに、たおしっちゃったんだ!


 いっしゅんでー、ビュビュって!!すごーく早かったんだよ‼‼


 そのあともいっしょに帰ったんだけど、あの子じゃべらないのー。


 あぅー、とかしか言わないんだー、でもね、すごくやさしいのは分かったの!!


 だからね、ゆりもよしよししたんだよ‼‼




とあるビルの屋上にて。


「なあなあ、なんかやばいことになりそうだぜ」

 真っ黒なスーツにを身に纏った男が笑顔でそう言った。

「はァ? 何言ってんだよ、あれは俺たちが仕掛けただけだろう? 大体、あんな糞組織なんてただの捨て駒だよ。もちろん、PARALLELの秘密を暴くまでは奴らをしっかり使わせてもらうがナァ」

 明らかに見た目がヤンチャしてそうなヤンキーの言葉にさらにニコニコと笑顔を膨らませる男。だが、目だけが笑っていなかった。まるで、アリたちの戦争でも見ているかのような目の色は黙々と上がる煙のように曇っている。

「ハハッ! 全くだ‼‼」

「何がよ?」

「いやあ、ぁな? あんなちゃっちい組織なんて別にどうでもいいけどよぉ……先進国の裏組織がそんなしょうもないことであわてちゃってよ。てかさ、高々、ネットで侵入されてるだけだろ、対処できるだろ、あほくせえよ」

 隣のヤンキーはそれをやってのけるために俺たちが手をまわしているんだ、と返すが、それでもなお笑うこの男、そこら辺にいる愉快犯的なにおいがプンプンとしている。

「まあ、でも、しゃあないか」

「ソォだと思うぜ、奴らはもう俺たちの手の中だからよォ」

「ケケッ! クソだな」

 闇夜の晩に行われるその密会は一体何を映し出すのか、この世界というのは闇が絶えない。そして巻き込まれていくのは……、さらに進む――次のフェーズとは一体何だろうか?


「まあ、高みの見物して待つとしますか?」

「アァ、そォだな」




 皆さんオハコンバンニチワ! ふぁなおです!!

 ええこの度、この作品を毎週3回投稿にします!

 月、水、土更新にします!!


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